トヨタのSUV、C-HR(初代2016年~)の、駐車に必要な道路・通路幅はどのくらいになるか、メーカの諸元表資料を基に、CAD上で検討してみました。
初代C-HRはグレードによって、全長とトレッドが異なります。今回はその中から、ハイブリッド2WDのS "GR SPORT"を検討してみます。
また、同社のSUVで、ホイールベースと最小回転半径が同じ初代カローラクロスの最上位グレードZと比較してみました。
(*オーバーハング寸法の情報がありませんでしたので、前後均等に仮定しています。駐車スペースの寸法は一般的な2.5mx5.0mと3.0x5.0mで想定しています。)
C-HR(S "GR SPORT)とカローラクロスZの車体寸法(単位mm)
項目 | C-HR(S "GR SPORT) | カローラクロスZ |
---|---|---|
全長 | 4,390 | 4,490 |
全幅 | 1,795 | 1,825 |
全高 | 1,550 | 1,620 |
ホイールベース | 2,640 | 2,640 |
トレッド(F/R) | 1,540/1,540 | 1,560/1.570 |
最小回転半径 | 5,200 | 5,200 |
C-HRよりカローラクロスの方が、全長、全幅、全高、トレッドで少し大きくなっています。ホイールベースと最小回転半径は同じです。
C-HR(S "GR SPORT)の駐車に必要な道路・通路幅
間口が2.5mの駐車場の場合
C-HR(S "GR SPORT)を切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、4.431m以上のスペースが必要です。
直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.710m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を1.448m離した位置になります。
また前進駐車を切り返しせずに一回で行うには、7.604m以上のスペースが必要です。
間口が3.0mの駐車場の場合
C-HR(S "GR SPORT)を切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、4.027m以上のスペースが必要です。
直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.710m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を1.045m離した位置になります。
また前進駐車を切り返しせずに一回で行うには、7.145m以上のスペースが必要です。
カローラクロスZとの小回りの比較(単位mm)
⇒参考:「トヨタのSUV初代カローラクロスの駐車に必要な道路・通路幅は?」
間口2.5mの駐車場の場合で両車を比較してみます。
車種 | バック駐車間口2.5m | 前向き駐車間口2.5m |
---|---|---|
C-HR S"GR SPORT" | 4,431 | 7,604 |
カローラクロスZ | 4,498 | 7,691 |
両車の差 | 67 | 87 |
カローラクロスZよりも、C-HR S"GR SPORT”の方が、バック駐車で67mm、前向き駐車で87mm小さくなります。
カローラクロスZの方が、全長、全幅でCH-R S"GR SPORT"より少しだけ大きい分、小回りで少し劣ります。