(photo出典:『Wikipedia』トヨタ・C-HR)

トヨタのSUV、C-HR(初代2016年~)の、駐車に必要な道路・通路幅はどのくらいになるか、メーカの諸元表資料を基に、CAD上で検討してみました。

初代C-HRはグレードによって、全長とトレッドが異なります。今回はその中から、ハイブリッド2WDのS "GR SPORT"を検討してみます。

また、同社のSUVで、ホイールベースと最小回転半径が同じ初代カローラクロスの最上位グレードZと比較してみました。

(*オーバーハング寸法の情報がありませんでしたので、前後均等に仮定しています。駐車スペースの寸法は一般的な2.5mx5.0mと3.0x5.0mで想定しています。)

C-HR(S "GR SPORT)とカローラクロスZの車体寸法(単位mm)

項目C-HR(S "GR SPORT)カローラクロスZ
全長4,3904,490
全幅1,7951,825
全高1,5501,620
ホイールベース2,6402,640
トレッド(F/R)1,540/1,5401,560/1.570
最小回転半径5,2005,200

C-HRよりカローラクロスの方が、全長、全幅、全高、トレッドで少し大きくなっています。ホイールベースと最小回転半径は同じです。

C-HR(S "GR SPORT)の駐車に必要な道路・通路幅

間口が2.5mの駐車場の場合

トヨタのSUV、C-HRの間口が2.5mの駐車場の駐車に必要な道路・通路幅

C-HR(S "GR SPORT)を切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、4.431m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.710m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を1.448m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせずに一回で行うには、7.604m以上のスペースが必要です。

間口が3.0mの駐車場の場合

トヨタのSUV、C-HRの間口が3.0mの駐車場の駐車に必要な道路・通路幅

C-HR(S "GR SPORT)を切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、4.027m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.710m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を1.045m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせずに一回で行うには、7.145m以上のスペースが必要です。

カローラクロスZとの小回りの比較(単位mm)

⇒参考:「トヨタのSUV初代カローラクロスの駐車に必要な道路・通路幅は?」

間口2.5mの駐車場の場合で両車を比較してみます。

車種バック駐車間口2.5m前向き駐車間口2.5m
C-HR S"GR SPORT"4,4317,604
カローラクロスZ4,4987,691
両車の差6787

カローラクロスZよりも、C-HR S"GR SPORT”の方が、バック駐車で67mm、前向き駐車で87mm小さくなります。

カローラクロスZの方が、全長、全幅でCH-R S"GR SPORT"より少しだけ大きい分、小回りで少し劣ります。