普段よく利用する駐車場や、
自分の家の車庫が狭い場合があります。


新しく自動車を買う時には、
普通車より軽自動車の方が駐車が楽なので、
検討することでしょう。

 

どのようなポイントに注意して、
軽自動車選びをすれば良いのでしょうか?

狭い路地

一番車体の小さい軽自動車は?

タイプ別に売れ筋の軽自動車の車体の大きさをチェックしてみました。
改めて分かったことは、
現行の国産の軽自動車の車体の大きさは、
長さ(全長)と幅(全幅)は皆同じ大きさに統一されています。

 

車の高さ(全高)だけが車種によって違いがあるだけです。

 

二人乗りのスポーツタイプが最も低く、
次に4人乗りのハッチバックタイプで、
ワンボックスタイプが最も車高が高いです。

メーカー車名全長全幅全高最小回転半径
ホンダS6603395mm1475mm1180mm4.8m
ダイハツコペン3395mm1475mm1280mm4.4m
ダイハツミライ―ス3395mm1475mm1500~1510mm4.4m
スズキ(マツダ)アルト(キャロル)3395mm1475mm1475~1500mm4.2~4.6m
スズキラパン3395mm1475mm1525mm4.4m
ホンダN-ONE3395mm1475mm1545~1630mm4.5~4.7m
ダイハツキャスト3395mm1475mm1600~1630mm4.7m
ダイハツムーブ3395mm1475mm1630mm4.4m
スズキワゴンR3395mm1475mm1650mm4.4m
ダイハツムーブキャンバス3395mm1475mm1655mm4.4m

 

ホンダS660 はスポーツタイプの二人乗りで、
エンジンを座席の後ろに配置(ミッドシップ)
新車価格は198.0~218.0万円

ホンダS660

 



ダイハツのコペンもスポーツタイプの二人乗り。
エンジンはフロントに配置。
新車価格185.2~213.8万円
スポーツタイプの軽には収納スペースはほとんどない。
ダイハツのコペン

 



ダイハツのミライースは4人乗りのハッチバック。
ハッチバックとは後部座席の後ろの空間を、
直接トランクルーム代わりにした構造のこと。
新車価格84.2~133.9万円
ダイハツのミライース

 



スズキのアルトもハッチバックの4人乗り。 
マツダのキャロルもOEMで同じ車種になります。
新車価格84.7~124.5万円
スズキのアルト

 



スズキのラパンはアルトを元に室内空間を高くし、
女性向にお洒落なボディカラーの4人乗りハッチバック。
新車価格107.7~138.9万円
スズキのラパン

 



ホンダのN-ONEも車高を高くした4人乗りハッチバック。
新車価格120.0~177.2万円
ホンダのN-ONE

 



ダイハツのキャストも車高の高い4人乗りハッチバック。
新車価格129.0~177.1万円
ダイハツのキャスト

 



ダイハツムーブも車高の高い4人乗りハッチバック。
新車価格111.2~147.4万円
ダイハツムーブ

 



スズキのワゴンRもムーブと人気を2分する車高の高い4人乗りハッチバック。
ムーブより僅かに車高が高い。
新車価格107.8~153.0万円
スズキのワゴンR

 



ダイハツのムーブキャンパスは、
女性向けに開発されたワンボックスタイプ。
新車価格141.4~166.8万円
ダイハツのムーブキャンパス

一番小回りの利く軽自動車は?

小回りに関係してくるのが「最小回転半径」です。
前輪と後輪の距離が短い程小回りが利く車と言えます。


その点ではスズキ(マツダ)のアルト(キャロル)が、
最小回転半径4.2mで最小になります。

 

その他の軽自動車のほとんどは4.4mのサイズの車が多いです。

一番駐車が楽で安心な軽自動車は?

長さ(全長)と幅(全幅)は変わらないので、
車体の大きさで問題になるのは車高(全高)です。

 

機械式の立体駐車場にも2m程度の高さまで入れるところもありますが、
1550mmまでの制限のところが多いです。
車高が高めのダイハツのキャストやムーブ、
スズキワゴンR 以上の高さの車は入れません。

 

立体駐車場のことまで考慮しなくても良いかもしれませんが、
バック駐車が苦手な人は、
ターンテーブルに乗って向きを変えて入って行くタイプや、
自分で機械を操作して動かす機械式の立体駐車場も苦手だと思います。


ターンテーブルに乗ってしまってから、
入れないことに気がついて慌てたりしたくありません。


不慣れな土地の繁華街で駐車場をウロウロ探して、
やっと探したら高さ制限で入れなかったらどうしようとか、
駐車が苦手な人は目的地に着く前から緊張してしまします。

 

バック駐車の狭さだけでなく、
遭遇するかもしれない駐車場の高さ制限のことも考慮するのは、
無駄ではありません。


特にこだわりの車種がないのなら車高が1550㎜を超えないもので、
最小回転半径が4.4m以下の軽自動車を選ぶと良いでしょう。