1951年のトヨタJEEP BJから68年、世界の悪路で支持されて来た大型SUV。8人乗りまであるトヨタランドクルーザーは、大勢でワイルドなキャンプにくり出すには最強の車です。

私がすごいなあと感じたのは、ぬかるみや砂地、デコボコ道や岩場などの路面状況に合わせて、最適なブレーキングや駆動力を4輪に振り分けてくれる機能です。

ブレーキやアクセルを踏まなくても、ハンドル操作だけで路面に合わせて4WDを制御もしてくれます。

他にもタイヤの上まで水に使っても走行できる渡河性能。オプションの車の真下の路面を写せる機能も魅力です。

トヨタランドクルーザーZXモデルを参考に、バック駐車で車庫入れするのに必要な道路幅(通路幅)を調べました。

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(参照:https://kakaku.com/item/K0000286503/catalog/GradeID=30733/

トヨタランドクルーザーZXのサイズ

項目サイズ
全長4,950mm
全幅1,980㎜
全高1,870mm
ホイールベース(前輪と後輪の車軸中心間距離)2,850mm
トレッド前/後(左右輪の中心間距離)1,645/1640mm
最小回転半径(外側前輪の最小円軌道半径)5.9m

前後のオーバーハング(車軸中心からバンパー外端までの距離)はデータ不明でしたので均等に振り分けました。図面で見ると、後方のオーバーハングの方が前方のオーバーハングより少し長いように見えますが、ご了承ください。

RAND-CRUISER-sunpouzu
(参照:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/landcruiser/landcruiser_main_201908.pdf

バック駐車で車庫入れするのに必要な道路幅

最小回転半径の中心点(後ろの車軸の延長線上)を中心に、15度ずつ90度回転させてバック駐車の円軌道を描きます。

車庫のスペースは標準の間口2.5m、奥行き5mで想定しました。

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後輪を車庫の中心から4.288mの位置に置いて、車庫の入り口のラインから1.947m車体側面を離して、直角バック1回で駐車するには、5.211mを超える道路幅(通路幅)が必要だと分かりました。

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一般の駐車場で、直角バック1回で駐車する目安は、目的の駐車スペースから2つ先の駐車枠の奥の境界線が、運転席の横に来た位置から開始すればよいでしょう。

1回の前進駐車で車庫入れするには

参考までに、1回の前進駐車に必要な道路幅(通路幅)はどの位になるか調べてみました。

通常走行では9m以上も必要なのが分かりますが、「ターンアシスト機能」といって、後輪内側の油圧を制御する機能が働くようにしておくと、最小回転半径よりも小回りできるので、9mよりも狭くても可能になるでしょう。

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