バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

タグ:道路幅

FORESTER-X-BREAK
(出典:https://response.jp/article/2018/10/31/315620.html)

スバルのSUV、フォレスター(FORESTER)が、バック駐車で車庫入れするのに最低限必要な道路幅(通路幅)はどのくらいか調べてみました。

私の子供の頃、父親がスバルの軽自動車に乗っていたことがあります。冬の時期など十分にエンジンが温まらないとエンストしていた記憶があります。内装なども安っぽい印象がありました。

今は安全を最優先した車作りをコンセプトに、「アイサイト」という安全機能を標準装備にして、運転しやすい視界の良さや疲れにくい座席シートなどの評判を耳にします。

全車種4WDというスバルフォレスター(FORESTER)の、X-BREAKモデルを参考にしました。

スバルフォレスターX-BREAKのサイズ

項目サイズ
全長4,625mm
全幅1,815mm
全高1,730mm
ホイールベース(前輪と後輪の車軸中心間距離)2,670mm
トレッド前/後(左右輪の中心間距離)1,565/1,570mm
最小回転半径(外側前輪の最小円軌道半径)5.4m

前後のオーバーハング(車軸中心からバンパー外端までの距離)はデータ不明のため、前後均等に想定しました。

FORESTER-X-BREAK-1

バック駐車で車庫入れするのに必要な道路幅

車庫のスペースは間口2.5m、奥行き5mで想定しました。

FORESTER-X-BREAK-2

車庫の中心から3.911mに後輪を置き、車庫の入り口ラインから1.606m車体側面を離して直角バックして車庫入れした場合、道路幅が4.645mを超える幅があれば、1回でバック駐車できることが分かります。

また、一般の駐車場で1回の直角バックで駐車する場合、駐車したいスペースより2つ先の駐車スペースの奥の境界線が、運転席の横に来た位置で開始すればよいことも分かります。

前進で1回で駐車するための道路幅

ついでに、前進駐車する場合にはどれだけの通路幅が必要か見てみます。

FORESTER-X-BREAK-3

1回の前進駐車で車庫入れするためには、8.213mを越える道路幅が必要です。(25㎝のドアミラーの逃げを含む)

1951年のトヨタJEEP BJから68年、世界の悪路で支持されて来た大型SUV。8人乗りまであるトヨタランドクルーザーは、大勢でワイルドなキャンプにくり出すには最強の車です。

私がすごいなあと感じたのは、ぬかるみや砂地、デコボコ道や岩場などの路面状況に合わせて、最適なブレーキングや駆動力を4輪に振り分けてくれる機能です。

ブレーキやアクセルを踏まなくても、ハンドル操作だけで路面に合わせて4WDを制御もしてくれます。

他にもタイヤの上まで水に使っても走行できる渡河性能。オプションの車の真下の路面を写せる機能も魅力です。

トヨタランドクルーザーZXモデルを参考に、バック駐車で車庫入れするのに必要な道路幅(通路幅)を調べました。

RAND-CRUISER-ZX
(参照:https://kakaku.com/item/K0000286503/catalog/GradeID=30733/

トヨタランドクルーザーZXのサイズ

項目サイズ
全長4,950mm
全幅1,980㎜
全高1,870mm
ホイールベース(前輪と後輪の車軸中心間距離)2,850mm
トレッド前/後(左右輪の中心間距離)1,645/1640mm
最小回転半径(外側前輪の最小円軌道半径)5.9m

前後のオーバーハング(車軸中心からバンパー外端までの距離)はデータ不明でしたので均等に振り分けました。図面で見ると、後方のオーバーハングの方が前方のオーバーハングより少し長いように見えますが、ご了承ください。

RAND-CRUISER-sunpouzu
(参照:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/landcruiser/landcruiser_main_201908.pdf

バック駐車で車庫入れするのに必要な道路幅

最小回転半径の中心点(後ろの車軸の延長線上)を中心に、15度ずつ90度回転させてバック駐車の円軌道を描きます。

車庫のスペースは標準の間口2.5m、奥行き5mで想定しました。

TOYOTA-RANDCRISER-ZX-1

後輪を車庫の中心から4.288mの位置に置いて、車庫の入り口のラインから1.947m車体側面を離して、直角バック1回で駐車するには、5.211mを超える道路幅(通路幅)が必要だと分かりました。

TOYOTA-RANDCRISER-ZX-2

一般の駐車場で、直角バック1回で駐車する目安は、目的の駐車スペースから2つ先の駐車枠の奥の境界線が、運転席の横に来た位置から開始すればよいでしょう。

1回の前進駐車で車庫入れするには

参考までに、1回の前進駐車に必要な道路幅(通路幅)はどの位になるか調べてみました。

通常走行では9m以上も必要なのが分かりますが、「ターンアシスト機能」といって、後輪内側の油圧を制御する機能が働くようにしておくと、最小回転半径よりも小回りできるので、9mよりも狭くても可能になるでしょう。

TOYOTA-RANDCRISER-ZX-3

ブランド高級車「レクサス」をコンパクトでスポーティにしたSUV。レザー表皮とメタリックを豊富に使った室内。国内最上位に君臨する贅沢なSUV。

私には一生擦れ違うことすらないような縁のない車です。こんな車に乗れる人はどんな生活をしている人だろうかと想像してしまいます。

トヨタレクサス(TOYOTA LEXUS)NX300h version Lの諸元を参考に、バック駐車で車庫に入れるのに最小限必要な道路幅(通路幅)を調べてみました。

直角バック1回で入れる道路幅(通路幅)が、一般的な車を斜めに傾けるバック駐車でも最小の道路幅(通路幅)になると考えています。

LEXUS-NX300h
(出典:https://kakaku.com/item/K0000679257/)

レクサス NX300h version Lのサイズ

項目サイズ
全長4,640mm
全幅1,845mm
全高1,645mm
ホイールベース(前輪と後輪の車軸中心間隔)2,660mm
トレッド(左右輪の中心間隔)1,580mm
最小回転半径(外側前輪の最小円軌道半径)5.7m

前後のオーバーハング(車軸中心とバンパー外端間距離)の寸法データがないため、前後均等に想定しました。

LEXUS-N300h-vL-1

バック駐車で車庫入れに必要な道路幅

最小回転半径の中心点を基準に、15度刻みで90度回転させて、直角バック1回で車庫入れに必要な道路幅(通路幅)を出します。

車庫のスペース(駐車スペース)は標準的な2.5mX5.0mで想定します。

LEXUS-N300h-vL-2

車庫の中央から4.251mに後輪を置いて、車庫の入り口から1.87m車体側面を離した位置から、1回の直角バックした場合に、4.873mを超える道路幅(通路幅)が必要です。

また、スーパーなどの一般の駐車場で直角バックする場合、運転席からの目標の目安としては、目的の駐車スペースから2つ先の駐車枠の奥の境界線が、運転席の横に来た辺りから開始すればよいことが分かります。

前進駐車1回で車庫入れするのに必要な道路幅は?

LEXUS-N300h-vL-3

ちなみに、前進駐車で1回で車庫(駐車スペース)に入れるためには、サイドミラーの余裕を25㎝みて、8.558mを超える道路幅(通路幅)が必要です。普通の環境でこれだけのスペースがある場所はないので、何度か切り返して駐車をしなければならないことが分かります。

生活に追われた私には似合わない車ですが、10年落ちぐらいまで待ったら、もしかしたら乗れるかもしれません。まだ無理かな。

(出典:『レクサスNX300h(LEXUS NX300h) グーネット動画カタログ_内装からオプションまで徹底解説』by グーネット in YouTube)

ホンダのエヌボックスは室内が広いだけでなく、カメラ、レーダー、センサーによる、衝突回避や急な後退防止、車線はみ出し検知などの安全システムが、標準で装備されているのが魅力です。

国内で最も多く販売されている軽自動車なので、これから購入を検討されている方も多いと思います。

中には利用している駐車場や、自宅の車庫の前の道路が狭くて心配な人もいるでしょう。

エヌボックスが、一発で直角バックできるのに最低限必要な道路幅(あるいは、駐車場での通路幅)を調べてみました。

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エヌボックスのサイズデータを調べる

エヌボックスの『主要諸元表』 から、必要な車両サイズのデータを入手します。

エヌボックスにはカスタム(Custom)というシリーズもありますが、今回は一般仕様のGタイプ(FF)で想定しました。(単位は全て㎜、1/1,000換算でm)

全長全幅ホイールベーストレッドオーバーハング(F/R)最小回転半径
3,3951,4752,5201,305437.5/437.54,500
  • ホイールベースとは前輪と後輪の中心間の距離。
  • トレッドとは内側と外側のタイヤの中心間の距離
  • オーバーハングとは前後輪それぞれの中心から、バンパー外側までの距離。今回データがないため前後に均等しました。
  • 最小回転半径とはハンドルを一杯に切って回転した時の、前輪外側のタイヤの中心が描いた円の半径。

FF仕様の最少回転半径は4,500㎜ですが、4WD 仕様ですと4,700㎜と少し大回りになります。狭い駐車場、車庫前の道路で検討するならFF仕様の方が有利です。

一発で直角バックするための最底限度の道路幅

切り返ししないで一発で直角バックするためには、最小回転半径を維持したまま、その円軌道に沿って駐車スペースに入れなければなりません。

最小回転半径の描く円の中心は、後輪の車軸の延長線上にあります。その円の上を、外側の前輪の中心が通ります。

honda-n-box-g-ff-minimum-circle-01

それでは、最小回転半径の円に沿って、エヌボックスを回転させてみましょう。今回は多めに30度ずつ回転させてみます。後輪の車軸が中心を基点にして回転している様子が分かります。

honda-n-box-g-ff-minimum-circle-02

時計回りだと後退、反時計回りだと前進しているシミュレーションになります。

時計の12時から3時にかけての回転が、直角バックの動きになります。3時の時点で車体が垂直になります。12時から9時にかけての回転が、前進駐車の動きになります。9時の時点で車体は垂直になります。

3時と9時を比較すると、9時の方が車体が大きく前に出ていることが分かります。これは何を意味するかというと、前進して車体を垂直にするには、円の中心をもっと上に上げた位置にしないと、バック駐車と同じ水平ラインの位置で垂直にならないということです。

ホイールベース分中心を上に上げると、直角バックと同じ水平ラインで垂直になります。エヌボックスのホイールベースは2,520㎜(=2.520m)ですので、直角バックに比べてそれだけ離れた位置から前進駐車する必要があります。一般的に前進駐車の方がやりにくい原因がここにあります。

それでは、エヌボックスの直角バックに最低限必要な道路幅はどれくらいになるのか見てみましょう。

honda-n-box-g-ff-minimum-circle-03

駐車スペースのサイズは幅2,500㎜(=2.5m)、奥行5,000㎜(=5.0m)に想定しています。分かったことは以下の通りです。

  • 必要な道路幅は3,311㎜(=3.311m)
  • 開始位置(Y方向)は、駐車スペースの入り口のラインから、車体助手席側面まで824㎜(=0.824m)、車体運転席側面から道路の向こうの端まで1,013㎜(=1.013m)
  • 開始位置(X方向)は、後輪の車軸と駐車スペースの中心の距離が3,076㎜(=3.076m)
  • 円の中心と駐車スペースの入り口のラインとの距離(Y方向)は1,514㎜(=1.514m)

上記の道路幅はぶつかるところを求めています。この数字を超えた幅でなければなりません。また、シミュレーションの車体は4角が直角で描いていますが、実際の車体は、角に丸みがあるので、外側は少し余裕があると思います。

また、駐車スペース入り口の内側(図の左側)を直角にして車体とぶつかる位置を出しています。ここを斜めにしてぶつからないようにすれば、更に道路幅が狭くても直角バックが可能になります。

トヨタ ヴォクシー(私のシミュレーションで4.442m)に比べると、1.1m程狭くても直角バックが可能です。

 

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