バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

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30歳で離婚して、生活保護を受けながら、子供二人を保育園に通わせている母子家庭の無職の主婦のケースで考えてみます。

現在住んでいる家から保育園までは、自転車で25分ほどです。途中にかなり急な上り下りの坂道があるので、子供二人を前後に乗せて送り迎えをするのがとてもきついです。

雨の日には主婦も子供達もずぶぬれで、真夏の暑い日差しの中を、汗をだらだら垂らしながら自転車をこぐのはしんどいです。転倒して、子供に怪我をさせてしまったこともあります。

保育園は送迎バスなんてありませんから仕方がないのですが、生活保護とはいえ、車があったらとつくづく感じています。しかし、生活保護を受けるには、車は贅沢品とされ、通常では持つことは許されていません。

現在無職の上、まだ免許さえ持っていない主婦ですが、この状態で免許を取る方法はないのでしょうか?

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問題点を洗い出してみる

  • 生活保護の状態で免許を取ることは可能なのか?
  • 生活保護の状態で車を持つことが出来るのか?

大きな問題点はこの2点ですが、現実的に考えてみると問題は単純ではありません。

  • 生活保護で無職ですから免許を取る費用がありません。

生活保護を受ける条件は3つあります。

  1. 借金がないこと。(個人の借金を国が肩代わりすることになるので)
  2. 資産がないこと。(資産を処分して生活費にあてられるため)
  3. 働く意思があること。(生活保護の趣旨は自立のための支援だから)

現状は、生活に必要な金額以上の現金や余分な資産がありません。自動車学校へ通うための費用も持っていません。ローンを組むこともできません。

  • 自動車学校へ通うための費用を貯金することは出来るのか?

子供を保育園に預けている間に、仕事を探して働いたとして、その中から自動車学校へ通うための費用、少なくても30万円以上を貯えることはできるかどうかです。

  • 現状の苦痛を軽減することは出来ないか?

とにかく、現状の送り迎えの大変さを軽くする方法はないでしょうか?免許を取れるかどうかの確認や手続き、更には職探しや貯える時間とかを考えただけでも直ぐには解決しません。

その間、今のままなのかと思うだけでやり切れません。免許とは別の視点から現状を改善する方法はないでしょうか?

問題解決の順序を整理する

現状を踏まえて、遠い目標と近い目標を整理して、優先順位を決めながら整理してみましょう。あくまでも主婦の側の一方的な願望ですが、方策の筋道を立てる必要があります。

  1. 送り迎えの負担を軽くし、仕事を見つけて収入を得る。
  2. 収入の中から少しずつ貯金をして自動車学校の費用を作る。
  3. 費用が出来たら自動車学校へ通って免許を取る。
  4. 免許を取ったらお金を貯めて車を買う。

目標達成までの4段階を通して、最後まで生活保護を受けたままでいられることは不可能に近いと思われます。しかし、できるだけ負担が軽くなる様に、生活保護を受けている間に、段階をクリアしておきたいものです。

第1段階の問題点(現状の送迎の負担を軽くする)

中古の電動アシスト付き自転車を手に入れるという方法もありますが、根本的な苦痛の解消にはなりません。中古でも購入費用が必要でもあります。贅沢品とみなされて、生活保護では援助されません。

私が考えたのは、保育園の近くに引っ越すという案です。その条件として、現在住んでいる住宅よりも、家賃が低くなる場所へ引っ越すことです。生活保護に引っ越しは禁止されていませんが、家賃が低くなる場合の引っ越しは好意的に受け取られやすくなります。国の負担が軽くなるわけですから。

引っ越し理由に、家賃の軽減の他に、保育園の送迎も楽になることも付け加えましょう。理想を言えば、引っ越し先から自転車で通える範囲に、仕事先も見つけられたら最高です。引っ越しの理由に、仕事に就くためという理由が入れば鬼に金棒です。

国にとっては、

  • 支出負担は軽減される方向で好ましい。
  • 仕事を見つけて自立に向かうので好ましい。
  • 国の費用を掛けずに生活保護世帯の生活が改善するので好ましい。

などの点で、歓迎こそすれ反対する理由はありません。

生活保護の担当者の志向は、

  • 出来る限り国の負担を減らすこと。
  • 出来る限り早く自立させて生活保護を打ち切ること。

の2点です。私の考える引っ越しは、この2点を満たしています。

第2段階の問題点(自動車学校の費用を貯金する)

引っ越して仕事に就いただけでは、収入も多くはないだろうし、生活保護から直ぐに自立はできません。生活保護は受け続けます。

ここからは、生活保護担当者との信頼関係が大事になってきます。こちらの基本姿勢は、全て自立のための手段として免許が必要になるということです。保育園の送迎のために必要という理由は受け入られにくいので持ち出しません。

「生活保護から抜け出せる程の収入のある仕事に就きたい。その仕事とは免許が必要な仕事です」という論理です。

例えば、荷物や料理、食品の配送、運転代行、回送ドライバー、会社役員などの運転手です。あるいはルーと営業、点検サービス、デイサービスなど、車が必要となる仕事です。仕事情報誌や情報サイトでいくらでも探せます。

具体的に、こういう仕事に就けば、この位の収入があって、どの位で生活保護から自立できるかを説明できるように準備します。「車が好きなので、どうせなら自分の適性に合った、運転する仕事がしたい」というのは主張できます。

自分が出来そうな収入の良い仕事に就いて、早く自立したい。そのために免許を取りたい。免許を取らせて欲しい。自動車学校へ通うための費用を貯えたい。こういう論理で生活保護担当者を説得します。

職業訓練所の費用や、簿記や医療事務の資格取得のための費用は、自立のための費用(資格取得費)として生活保護の中で認められやすいですが、ただ「免許を取りたい」だけでは認められません。保育園の送迎のためでも同様です。免許を自立のために必要なものであることを認めさせなければなりません。

車の免許を、車の運転の仕事をするための資格として、生活保護で支給してもらうことも、低い可能性としてはありますが、それよりも自分で働いた収入を、そのための貯蓄として許可してもらう方がハードルは低いです。国の負担が増えるのではないからです。

自動車学校へ通うための費用を貯める通帳は、生活保護担当者に積極的に開示して信用を得るように努めます。

第3段階の問題点(自動車学校へ通って免許を取る)

生活保護担当者との交渉の山場は第2段階です。ここがクリア出来れば、第3段階もそのまま生活保護を続けられています。

ただし何もしない訳ではありません。

  • 貯えた費用は自動車学校以外には使っていないこと(交通費などは別)
  • 真面目に真剣に自動車学校に通っていること。
  • 運転を活かした仕事先なども探し始めていること。

などを、折りを見て報告します。家計簿や通帳、自動車学校、求人情報などの書類なども活動資料として提示します。大事なのは担当者との信頼関係です。着々と自立に向かって進展している印象を持ってもらうことが需要です。

第4段階の問題点(免許を取ったら車を買う)

この段階は、生活保護を打ち切られる可能性がある領域に入っていきます。車を持つことは、ガソリン代や点検整備、税金など、維持するための費用の増加、事故を起こした場合の賠償の責任など、国への負担を増やしてしまうことにつながるからです。

仕事のために自分の車が必要かどうかの説得力を示せるかどうかにかかっています。個人で車を使った仕事に就かない限り難しいでしょう。会社の車を使った仕事をしていて、独立したら更に収入が増えて自立しやすくなる、というようなケースでないと、車を購入するための貯蓄は認められません。

安い中古車を買うとしても、そのための貯蓄は時間が掛かります。また、目的外の利用はできません。

それよりも、免許を取って、それを活かした仕事に就いたら、時期をみてなるべく早く生活保護から自立する道を選ぶ方が良いかも知れません。安い中古車なら自立しても購入は難しくないでしょう。

問題解決のポイント

  1. 免許(車)と保育園の送迎は別のものと考える。
  2. 国の負担を増やさずに自立を目指す意志を見せる。

保育園の送迎に車が必要というのが、免許を取りたいという動機でしたが、その理由では免許の取得も、車の購入も認められません。

保育園の送迎の負担の軽減、保育園の近所のへの引っ越しという別の手段で解決します。

しかし、免許や車の必要性は、子供が成長するにつれ、主婦本人が母子家庭を自立しながら維持していく上で、益々必要になります。保育園の送迎の問題をきっかけに、免許取得、車の購入へと順序立てた目標設定をします。

将来の生活の基盤を確立していくために、生活保護の制度を活用させてもらって、自立に向かって頑張って欲しいと思います。

バック駐車で車をぶつけてしまうの原因は何でしょうか?


バック駐車で車をぶつけてしまう主婦の原因は6つあります。


バック駐車で車をぶつけてしまう原因の中に、
バック駐車の秘訣も隠れています。
原因が分かれば防ぐ方法も分かります。
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原因は知らないことと見ないこと


バック駐車で車をぶつけてしまう原因は、
知らないことと見ないことです。


ハンドルを回す方向とタイヤの動き、
タイヤの動きと車の動き方。
車を動かす目安と順番。
必要な操作と不必要な操作。


バック駐車で知っていなければいけないことを知らない。
バック駐車で見なければいけないところを見ない。

サイドミラーだけ見ていれば良いのではありません。

バック駐車の上達は、
知るべきことを知り、
見るべきところを見れば、
誰でも出来ます。

バック駐車で車をぶつける主婦の6つの原因


バック駐車で大事な順に原因を見ていきましょう。

見られている意識の過剰


食事に寄った店の駐車場やスーパーの駐車場。


バック駐車をする前から、
後ろで待っている車や、
向こうから歩いてくる人の視線が気になってしまう。


何度も切り返していたらイライラさせるのではないか。
真っ直ぐ駐車できない下手なところを見られたくない。


人目が気になって自分のペースで駐車できない
せかされるように慌ててハンドルを回してしまう。
注意散漫になって見るべきところを見落としてしまう。


自分が思う程他人は気にしていないのに、
自分で自分を追い込んでしまいます。


でも心配要りません。
バック駐車が得意になれば、
反対に上手なところを見せつけたくなりますから。

どこに近づけるのか知らない


バック駐車で一番大事な目安を1つ選べと言われたら、
私はこれを挙げます。ピボットエリアです。

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バック駐車はピボットエリアに近づけて、
ピボットエリアを中心に車を回して駐車するのです。
その目的のために全ての準備が行われます。


どこに来たら車を傾けるとか、
どの位の角度で車を傾けるとかは、
全てピボットエリアで車を回しやすくするための準備です。


何のために車を傾けるのか知らないでやっていませんか?
知っているか知らないかは傾けた後の動作を見れば分かります。


分かっている人はピボッエリアまで真っ直ぐ下がります。
分かっていない人はそこから曲がりながら近づきます。
ピボットエリアまで車を回しながら近づくのです。

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真っ直ぐバックしようとする方向と、
前輪で傾きを戻そうとする方向の、
2方向の要素を調節するので難しい操作になります。


それに比べてピボットエリアに真っ直ぐ入ってから、
傾きを戻すようにすれば、
操作が1方向つずつなので簡単で正確になります。

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車を傾けることは知っていても、
その後何を目的にして下がっていくのか分かっていない人がいます。
漠然と駐車スペースに向かって、
前輪をハンドルで右や左に動かして、
フラフラさせながらバックしているのです。

車を傾けるのはピボットエリアに、
真っすぐにバックして行くためです。

前輪と後輪の違いを知らない


前輪はハンドルと連動して左右に曲がります。
後輪は真っすぐに固定されていて曲がりません。
極端に表現すれば後輪を軸にして前輪が外側を回ります。

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ピボットエリアに後輪を入れてしまえば、
後輪が軸となって、
前輪で車体を回転させて傾きを戻せる理屈が分かるでしょう。


いわゆる内輪差も同じ理屈です。
真っ直ぐで円周移動の少ない(回転半径の小さい)後輪よりも、
曲がっている前輪の方が外側を大きく(回転半径が大きく)周ります。

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内輪差が分かっていると、
次のような接触事故は防げます。

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バックして曲がる時は前輪が外を回ります。
前進して曲がる時は後輪が内側を回ります。

ハンドルと車体の動きを知らない


前進でもバックでも、
ハンドルを回した方へ車は曲がります。


バックでは逆になるような錯覚をしている人がいます。

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これを知らないと、
幅寄せを使った切り返しが出来ません。

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車は前後に移動するのは簡単ですが、
左右に移動するには幅寄せというテクニックが必要です。
幅寄せが出来れば、
少ない切り返しでバック駐車が出来ます。

アクセル不要でブレーキ必要を知らない


バック駐車(駐車全般)している間は、
基本的にアクセルを踏む必要はありません
(AT車で平地の場合)

アクセルを踏まなくても、
車は動こうとするので、
コントロールはブレーキだけを使います。


最近駐車場から店舗に車が突っ込んだりする事故は、
駐車スペースでアクセルを使おうとするからです。


車はブレーキを踏んでいないと(ブレーキがかかっていないと)、
エンジンはかかりません。


ブレーキを踏んでエンジンをかけた状態で、
駐車スペースから出るようにすれば、
アクセルとの踏み間違いは起きません。

駐車スペース後方を見ない


教習所ではどの駐車方法(方向転換でも)でも、
入ろうとする駐車スペースを確認するように教えています。


しかし何のために確認するか忘れている人が多くいます。
ほとんどの人が入り口付近しか見ていません。
重要なのは駐車スペースの奥の方です。

駐車スペースの奥には思いもかけない障害物があるのです。
そしてぶつけてから気がつくのです。

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私も何度かぶつけたことがあるのが、
立体駐車場などにある鉄骨やコンクリートの壁が、
駐車スペースの奥の方にある場合です。


入口しか見ていないと、
車の後部をぶつけたり、
スライドドア―分のスペースを、
開けずにぶつけてしまうことがありました。


バック駐車する時は、
必ず奥の方を見渡して、
障害物が飛び出していないか、
車止めの有無を確認するようにします。

分かれば実践できる


バック駐車に必要なことを知っていれば、
実践しながら熟練していくことができます。


分からないまま、
毎回定まらないやり方で行っても、
中々上達することはありません。


必要なことが分かっていれば、
実践を繰り返す中で安定した技術が身に付きます。


必要な事を知って、
必要なところを見逃さないように。



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