「マジで狭いなあ」と感じる駐車場はありませんか?
角度を付けようとすると、
何度も細かく切り返しをしなければならない。
もたもたしてると後から車が入って来てしまいます。
そういう時は最初から【直角バック】で駐車した方が早いです。
【直角バック】を覚えておけば、
どんな狭い駐車場でもあわてません。
これであなたのバック駐車は完璧になります。
【直角バック】って何?
実は【直角バック】は教習所で習った「方向転換」と同じです。(2018年10月10日追記:同じではない見解に達しています。『直角バックと教習所の方向変換は同じだと思って誤解していた』)
「方向転換」は「車庫入れ」「バック駐車」とは厳密には違います。
「車庫入れ」「バック駐車」は、
駐車スペースにバックしていく時に、
事前に車に角度を付けて進入しやすくします。
「方向転換」は事前に車の角度をつけません。
進入スペースに対してT字型(直角)のまま、
曲がりながらバックしていく方法です。
「方向転換」は車を斜めに準備しない分、
曲がるコーナーから余計に距離を置く必要があります。
「方向転換」を分かりやすく説明した動画がありますので、
こちらで再確認してご覧ください。
(出典:『左方向変換の仕方』by YouTube)
動画では窓から顔を出して内側後輪を確認していますが、
サイドミラーで確認するようにしましょう。
顔を出しての確認は姿勢が崩れると同時に、
車の反対側(外側)のサイドミラーの確認を見落としがちになります。
狭い駐車場での【直角バック】の要点
【直角バック】=「方向転換」は最小限のスペースで90度に曲がる方法です。
角度を付けての通常のバック駐車に比べると、
車を傾けて停車するスペースを節約できます。
必要なスペースは、
車の内側(駐車スペース側)に1m、
車の外側に1mです。
車の外側の余裕は、
内輪差によって曲がる時に、
普通の乗用車で80㎝程外側前輪が大回りします。
分かりやすいように、
内側も外側も1m程の余裕と覚えておきましょう。
動画にもあるように、
曲がるコーナーから車1台分空けた距離からバックを開始します。
この1台分の距離と内側の余裕の1mが不足すると、
コーナーを曲がり切れなくなります。
このコーナーからの距離を、
説明する人によって、
「止めたい駐車スペースから2台目の中心」とか、
「止めたい駐車スペースから2代目の最初の境界線」とか、
まちまちに表現されています。
技術的に説明すると、
コーナーから車のホイールベース1個分空けた距離が、
楽に曲がるのに必要な距離になります。
ホイールベースとは前輪と後輪の間の距離です。
分かりやすくするために「車1台分」空けると言ったわけです。
位置が決まったら、
内側のコーナーめがけて後輪を近づけながら、
少しづつバックするだけです。
バック駐車の基本は同じ
バック駐車の最大のポイントは、
内側のコーナーに近づけながら曲がることです。
これは通常の角度を付けた位置から曲がる場合と同じです。
ルームミラーや窓からの顔出しでなく、
内側のサイドミラーを使ってコーナーに迫っていきます。
狭い駐車場での【直角バック】によるバック駐車のコツは、
1m(内側)、1m(外側)、1台(コーナーからの距離)と覚えましょう。