バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

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  • 乗り慣れない車でバック駐車すると、いつもの感覚で出来ない。
  • 駐車場によって通路幅などの条件が異なると、バック駐車が上手く出来ない。
  • 後ろで待たれていると思うと、焦ってバック駐車が下手になる。

いつもは無意識にバック駐車が出来ている人でも、車や駐車場が変わったり、急がされる状況になったりすると、上手くできなかった経験はあるはずです。

私も混んでいる駐車場などでは、いつもと違う精神状態でバック駐車している自分を感じます。

車や環境や感情に左右されるのは、バック駐車の方法が確実に安定していないからではないかと思います。バック駐車のやり方の中で、どこかに不安定な要素があるに違いありません。

ある日ふと思い当たりました。

「後輪ではなくて、車体の後ろの角を合わせるようした方が確実なのでは?」と。

バック駐車が、時と場所や状況によって安定しないと思われている人は、一度、後輪から車の後ろの角に目安を変えてみることを提案します。

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見えない後輪より見える車体の角

「あなたの車、後輪が見えますか?」

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<出典画像:『右側サイドミラー』https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tibassyi/20160809/20160809160802.jpg

現在のバック駐車の王道は、簡単に言うと「後輪」を駐車枠の入り口のコーナーに回り込ませるようにするやり方です。

駐車枠の入り口のコーナーを中心に半径50㎝の円(ピボットエリア)を想定して、その円に後輪を通過するようにする、というのが具体的なイメージです。

しかし、後輪を目安にするのは最善ではないのではないかと疑問が湧きました。なぜなら、後輪は直接見えないか、見えにくいからです。少なくとも私の車では、左右どちらも、サイドミラーを一杯に下げても、直接後輪を見る事はできません。だいたい「あのボディーの下辺りに後輪があるだろう」と思うだけです。

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<出典画像:『左側サイドミラー』http://wximg.mnks.cn/wximg/http://mmbiz.qpic.cn/mmbiz/gynFS6CBiadjOMQCXbscmrKG0BShxPftia25k8yAcp6Cr6gfqSVuPJq18pKxV8oVf8PttmzgNUibgD9xRsFDTGDWw/640?wx_fmt=png

車種によっては、サイドミラーを下げれば後輪が写るものがあるかも知れませんが、それでも不完全な見え方ではないかと思います。

何が言いたいかというと、駐車の度にサイドミラーの角度を下げる手間(自動で変わる車もあります。私はいちいちサイドミラーを下げるようなことはしていません。多くの人はそうだと思います)が必要であり、それでも十分に確認しづらい後輪を、バック駐車の目安に利用する不確実性を問題にしたいのです。

私のように、多くの人は直接見えない後輪を、「想像しながら」目安にしているのではないでしょうか?

次の動画は、見えない後輪を目安に入り口コーナー(ピボットエリア)を回り込もうとして、隙間が空き過ぎて失敗してしまうバック駐車の例です。見えない後輪を目安にしないで、車の角を目安にすれば、もっと隙間を詰めて入れられるはずです。

<出典動画:『初心者運転 サイドミラーだけで車庫入れするコツ 駐車』YouTube>

車の後ろの角は確実に見える

どんな車でも、車の後ろの角はサイドミラーに写ります。それなら、後輪より後ろの角を目安にすれば良いのに、どうして多くの人が後輪を目安にしているのでしょうか?

私もこれまで、バック駐車の方法を説明したりする時に、後輪がどこを通るかを考えていました。改めて考えてみても、はっきりした理由が思い浮かびません。

  • 地面と接しているのがタイヤだから?
  • 円軌道とタイヤを結び付けてイメージしやすいから?

恐らく、ピボットエリアなどのあるポイントを通過する説明として、後輪のタイヤを目印にすると説明がしやすいからだと思います。

バック駐車する車を外から眺めているのなら、後輪のタイヤを注視するのは理解できます。しかし、運転席からは見えない、見えにくい後輪より、良く見える後ろの角の方が運転する立場からは判断しやすいのです。

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それに、後輪は車の端よりかなり内側(オーバーハングの分だけ)にあります。駐車場の隣の車と接触するのは後輪でなく後ろの角の直近のバンパーです。後輪より後ろの角の方を目安にした方が、視覚的にも物理的にも確実性が高いのです。

アプローチから進入まで後ろの角を目安にする

通路から駐車スペースに接近する場面

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駐車場の通路(または車庫の前の道路)から駐車スペースに接近する場面では、可能な限り駐車スペースに車を寄せていきます。

通路(道路)の幅を一杯に使って、出来るだけ大きな角度に車を傾ける程、バック駐車はやさしくなります。斜めにバックするより、真っ直ぐバックする方が簡単です。

理想は入り口に対して垂直(90度)ですが、ほとんどの場合はそこまでの通路幅(道路幅)はないので、0度から90度未満の角度で傾けることになります。

そのための準備として、通路から駐車スペースに近づく場面では、出来るだけ駐車スペースに寄せていく必要があります。

車の後ろを入り口に向けて傾ける場面

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その後、入り口に車の後部を向けるために車を傾けます。

車を傾ける時のタイミングは、車の後ろの角が、駐車スペースの入り口のコーナーに近づけるようにします。

これまで、後輪を近づけるように考えていましたが、私の中でも後輪を近づけるのは想像の中でのことだったのだと分かりました。

私の車では、サイドミラーを一杯に下げても後輪は直接見えません。後輪があるであろう辺りに見当をつけていただけでした。

サイドミラーに直接見えているのは、車の側面から後ろの角のところだけです。後輪があるであろう位置と車の後ろの角では距離があります。

想像する後輪の位置も曖昧であるばかりでなく、直接見える後ろの角との関係も曖昧です。2重の曖昧さを持った後輪を目安にするより、確実に見える後ろの角を目安にした方が正確なのは理解できるでしょう。

車の後ろの角を、駐車スペースの入り口のコーナーに近づけるように傾けます。

後ろの角はどこを目標にするか?

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車の後ろの角は、どこを目標にバックして行くべきなのか?

後輪の場合は、入り口のコーナーを中心にした半径50㎝の円(ピボットエリア)を通るように、という考えですが、見えない後輪と見えない(想像しているだけ)のピボットエリアを目標にする不確実な方法です。

見えている車の後ろの角と、見えている入り口のコーナーを、バックして近づける方が確実です。これが基本です。

進入からフィニッシュまでは後ろの角と境界線を目安に

入り口コーナーから中央寄りに修正する

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最後まで入り口のコーナーに近づけると、駐車スペースの境界線(白線)上に乗ってしまいます。入口のコーナーの手前で、駐車スペースの中央寄りに軌道を修正する必要があります。

その時にどれだけ中央寄りに修正するかは、具体的に何cm位を境界線から空けるようにすれば良いか、あらかじめイメージとして持っておきます。

一般的な駐車場は間口が2.5m位と想定できます。自分の家の車庫の場合には、異なる幅だけ勘案してください。

例えば乗っている車の全幅が1.7mの場合、(2.5m-1.7m) /2=0.4mで、車の片側40㎝づつ空ければ駐車スペースの中央に車を入れることが出来ます。

間口が2.5mというのは標準的な寸法です。その駐車場が標準より狭く感じる場合にはその分差し引いてください。

どの駐車場でも一定の修正にする確実性

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実際の駐車場の間口は同じではありません。およその標準が2.5mだというだけで様々です。

駐車場の間口に合わせて「片側何cm空ければ?」などと考えている暇はありません。どの駐車場でも、一定の最低限の距離を空けるようにすれば、迷う要素、不安定になる原因を排除できます。

例えば、いつも運転席側と境界線の間を10㎝空ける、20㎝空ける、30㎝空けるというように決めておきます。

助手席側より運転席側が少し狭くなるような設定が良いです。なぜなら助手席側の接触を回避したいからです。

空ける寸法は、色々な駐車場で試して経験的に決めれば良いと思います。

中央に停めるより真っ直ぐに停めることを優先

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駐車場によって間口はバラバラなので、車を中央に停めようとすれば、車の後部が駐車スペースに入ってから、左右の空きスペースを比較しながらバックしていきます。

この一連の動作が不安定要素となって、バック駐車の出来栄えが上手かったり下手だったりの原因になります。

多くの場合、車を中央に停めようとして、結果的にどちらかに偏るだけでなく、車の向きも傾いてしまいます。

それよりも、運転席側に最小限の空きを確保して、境界線に沿って真っ直ぐに停めた方が綺麗な駐車になります。中央に停めることよりも、真っすぐに停めることを優先します。

片側のサイドミラーを中心にする

運転席側のサイドミラーに写る車の後ろの角、および角に続く車の側面と、駐車スペースの境界線が、自分が想定した空き寸法の間隔で平行になるようにバックします。

サイドミラーは凸レンズなので、車の側面と境界線を正確に平行にするには慣れが必要ですが、左右のサイドミラーで左右の空きを等しく、なおかつ平行になるようにするよりは遥かに簡単です。

勿論、助手席側のサイドミラーで、左隣の車と接触しないように確認するのは必要ですが、運転席側のサイドミラーを中心にしてバックします。

運転席側を内側にしてのバック駐車を例に説明しましたが、助手席側を内側にした場合も同様です。どちらか片方を基準にして合わせる、中心にします。

後輪より後ろの角を目安にした場合の大きな副産物

空き過ぎを起こしにくい

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私の実感なのですが、後輪を目安に想定した場合より、車の角を目安にした時の方が、運転席側が空き過ぎて、助手席側に車が寄ってしまうことが少なくなる印象です。(助手席側からバック駐車する場合には助手席側の空き過ぎを起こしにくい)

恐らく理由としては、

  • 後輪より後ろの角の方が目標(入口のコーナー)に近いから。
  • 後輪より後ろの角の方が車体の外側にあるから。(タイヤは車体の内側に入っているから)

が考えられます。

車体の内側で見えない後輪を想像しながら境界線に沿わすより、車体の外側で見える後ろの角で境界線に沿わす方が、視覚的に境界線に近づけやすいのではないかと推察します。

セダンのバック駐車が分かりやすくなる

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 セダンは前も後ろもオーバーハング(車軸から車体の端までの距離)が大きいので、バック駐車がやりにくく感じている人もいます。

主な原因としては、後輪と車体の端との距離が大きいので、後輪を目安にした方法ではその差が大きく影響するからです。頭では後輪を意識しながら、サイドミラーからは車体の角が注意を惹きつけます。この両者のズレが目標(入口のコーナー)との誤差を大きくします。

セダンでも、車の後ろの角を目標(入口のコーナー)に合わせるように意識すれば、意識と視覚が一致するので精度が上がります。

セダンは一般的に車体が直線的ですので、後ろの角からサイドのラインを、境界線と平行に沿わせやすい利点もあります。

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ゴキブリは幼虫で1㎜、成虫でも3㎜の隙間があれば侵入することが出来ます。

新築の家でも、周囲に古い家や草むらなどがあると、エアコンの排水ホースや換気扇などの隙間から入り込んで来ます。

車もゴキブリにとっては隙間だらけの空間です。ジメジメした地下駐車場や雑草に囲まれた駐車場などに置いておく間に、いつのまにかゴキブリは侵入してきます。

私は家の中や玄関のドアの外側に「コンバット」という駆除剤を置いています。ただ幸いのことに、今まで車の中にゴキブリが入ってきたのを見たことはありません。

最近は温暖化の影響か、冬の次は直ぐに暑い日が来るような印象です。災害も多くて、ゴキブリに適した環境へ向かっているような気もします。

車中泊などもする人が増えてきて、車の中で飲食をする機会も多いです。もし、車の中でゴキブリを発見しても慌てないように、今から対策を立てておきましょう。車内に出たゴキブリをどう駆除するのが最も安全で確実な方法か、調べてみました。

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「 コンバット」・「ブラックキャップ」と「ごきぶりホイホイ」はどうか?

家の中でゴキブリ退治に使うポピュラーな製品に、「コンバット」・「ブラックキャップ」・「ゴキファイター」と「ごきぶりホイホイ」があります。

コンバット・ブラックキャップ・ゴキファイターは、餌を食べたゴキブリが巣に戻って死にます。死ぬ前にした糞を、他のゴキブリも食べるので、2度の効果があるとされています。ごきぶりホイホイは、餌に寄ってきたゴキブリを、粘着剤のマットで捕獲します。

コンバット・ブラックキャップ・ゴキファイターの餌は、ヒドラメチルノンやフィプロニルなどの殺虫成分が入っていますが、ごきぶりホイホイの餌は、魚粉、穀物、糖類などの食品から作られています。

<出典動画:『【実験】ブラックキャップの実力(コンバットとの比較)』YouTube>

車の中でコンバット・ブラックキャップ・ゴキファイターを使った場合、ゴキブリの死骸が車の内部に残る可能性が高くなります。また、餌に殺虫成分が含まれているので、小さい子供がいる場合には好ましくありません。

<出典動画:『【実験】ゴキファイターの実力』YouTube>

ごきぶりホイホイは、ゴキブリを捕獲して、そのまま捨てられる利点がありますが、ビーフ、エビ、野菜などの台所の臭いを再現した誘引剤を含んだ餌が、外のゴキブリを招き寄せる可能性があります。車にはゴキブリが入り込める隙間があるので、ゴキブリが好む臭いの餌を使った製品を車内に置くのは良くありません。

<出典動画:『【大量捕獲】ゴキブリホイホイの威力ヽ(゚Д゚;)ノ!!(※グロ注意…虫の苦手な方は見ないでください)』YouTube>

コンバット・ブラックキャップ・ゴキファイターを車内でなく、自宅車庫の中に仕掛けておくのは、車の外でゴキブリを退治する効果はありますが、車内で使用するのは適切ではありません。コンバット・ブラックキャップ・ゴキファイターもごきぶりホイホイも、車内に侵入したゴキブリの退治には向かないと判断します。

「バルサン」はどうか?

「バルサン」は殺虫成分を含んだ薬剤を煙や霧状にして密室に散布する殺虫剤です。バルサンの販売元では、「車の中では製品を使用しないでください」と回答しています。ただ、その理由までは説明されていません。

テレビやパソコンなどの電化製品に対してはビニールなどでカバーをかけて薬剤が触れないようにとの注意があります。また、エアコンは電気を切り、冷蔵庫や電話はそのままで大丈夫ともあります。

おそらく電化製品の中でも、特に精密機器への影響を考慮しているように思えます。販売元の説明だけでは、物足りないので、もう少し調べてみると、ハードディスクやCD-ROMなどの駆動部分の接触面に薬剤が付着すると動作に障害をもたらす恐れがあるとか、基板の電極を薬剤が酸化して皮膜をつくる可能性があるなどの推測がされていました。

<出典動画:『バルサンの使い方と破壊力を、ど素人の父に頑張って伝えてもらう』YouTube>

車にはエンジンをコントロールする精密機器は勿論、カーナビ、CD-ROMなどの電子機器が装備されています。車と一体になっているので、機器だけカバーで覆うことは不可能です。

また、車での使用は漏れた煙や霧の影響が周囲に及ぼしてトラブルになることも考えられます。薬剤には引火する可能性もあり、屋外での使用に懸念があるのかも知れません。

薬剤の成分に関しては、フェノトリンという物質が、幼児やペットに与える影響を心配する意見もあります。フェノトリンが皮膚に触れると炎症を起こしたり、体内に入ると痙攣や肝機能に障害をもたらすとされています。販売元では、使用後に空気を入れ替えて、掃除機をかけ、拭き取りをすれば危険はないとしていますが、狭い車の室内で使用するには不向きな製品といえます。

ホウ酸団子はどうか?

ホウ酸は無味無臭の白色の結晶です。毒性は人間にとっては塩と同程度で、過剰に摂取しなければ問題はありません。(致死量は体重1㎏あたり2g~4gで、体重60㎏の人で120g以上)無味無臭なので、特に幼児やペットの誤食には注意が必要となります。

ホウ酸は腎臓機能のない虫にとっては毒性の強い効果があります。無味無臭のホウ酸そのものをゴキブリは食べないので、臭いを出すタマネギや焼き肉のタレなどを小麦粉と一緒に練り込んで作ります。

【ホウ酸団子のレシピ例(ホウ酸10%)】

  1. ビニール袋にホウ酸10g、砂糖15g、小麦粉40gを入れよく混ぜる
  2. 玉ねぎ20gをみじん切りにして、電子レンジで柔らかくなるまで加熱する
  3. 1の袋に、2の玉ねぎと水15g、焼肉のタレ数敵を加えて混ぜる
  4. ビニール手袋をはめる(ホウ酸は経口摂取毒性があるため、手につかないようにする)
  5. 3を小分けのお団子にして完成 (出典:『ホウ酸団子の作り方』http://cockroach.hajime123.net/10.html

ホウ酸の量は10%~20%がゴキブリの摂取量が最も多く効果的です。ただし、ホウ酸を食べたゴキブリの糞を他のゴキブリが食べて2次的効果を期待するには、ホウ酸の量を40%以上に増やす必要がありますが、ゴキブリの摂取量は減少するデメリットがあります。

作るのが面倒な場合には、製品も販売されています。

<出典動画:『【実験】ホウ酸団子ゴキンジャム試してみました Housan-Dango』YouTube>

ホウ酸団子を食べたゴキブリは、1週間から半月で死に至ると言われています。また、ホウ酸団子の毒性は、ホウ酸を食べたゴキブリが産んだ卵には影響せず、そのため、卵が孵化してホウ酸団子を食べるまでの50日程度の期間は続ける必要があります。

<出典動画:『【実験ゴキ注意】フマキラーホウ酸団子試してみた!』YouTube>

ホウ酸はゴキブリの足や触覚に付着した場合でも、毛づくろいで舐めたり、呼吸をする気門という穴に入って死ぬ可能性もあります。そのため、ホウ酸の粉をゴキブリの通り道に撒いておく方法もあります。

ホウ酸団子を車内で使うことを考えると、幼児が誤食しないかどうかの問題とゴキブリの死骸の問題です。幼児にはお菓子のようにも見え、食べたゴキブリはホウ酸団子から離れた場所で死にます。

ホウ酸団子は「コンバット」と同じように、車庫の中に置いて車の外側で退治するには向いていますが、車内で使うには不向きな方法と判断します。

ゴキブリが生きていけない環境を作る

いくつかゴキブリ対策を見てきましたが、ここで、そもそもゴキブリが生きていけない環境を知ることが重要だと思いました。ゴキブリが生きていけない、餌や温度や湿度の状態とはどういうものなのでしょうか?

ゴキブリは何があれば生きながらえるのか?

ゴキブリは食べ物の生ごみや食べこぼし、人や動物のフケ・髪の毛・爪などを食べているらしいことは良く知られています。改めて、ゴキブリの好物を調べてみました。

  • 砂糖
  • ジャガイモ・タマネギ
  • チーズ
  • ビール 「ゴキブリはグルメか!」と突っ込みたくなります。そして、ゴキブリは夜行性で、臭いをかぎ分ける能力が発達しているため、ネギやニンニク、山椒、干しエビ、煮干しなど、香りの強い野菜や乾物を好みます。食べ物以外では、固形石鹸も好物にしています。

車の中にお菓子の食べこぼしなどを、そのままにしておくのが良くないことが良く理解できます。

それでは、掃除機を入念にかけて、食べかすなどのゴミがなくなったとしたら、それでもゴキブリが生きられるものは何でしょうか?

ゴキブリは水1滴で3日、油1滴で5日生き延びられるそうです。(出典:アース製薬『害虫なるほど知恵袋』)こうなると、掃除機をかけただけでは限界があることが分かります。

ゴキブリが嫌いなもの

ゴキブリの天敵は、ネコ、ムカデ、クモですが、車のゴキブリ退治に利用するのは現実的ではありません。嫌いなものとしては以下のようなものがあります。

  • アルコール
  • 食器用洗剤
  • ハーブの香り ゴキブリは塩を食べると脱水症状になってしまうそうです。アルコールや食器用洗剤は、呼吸する気門という穴を塞がないように、身体から出している脂分を洗い流して、気門を塞いで窒息させてしまうからです。

また、柑橘系や清涼感のあるハーブの香りは、ゴキブリは苦手です。ゴキブリが嫌いなハーブには以下のものがあります。

  • ミント、ハッカ
  • タイム
  • ローズマリー
  • ベチバー
  • キャラウエイ
  • セロリ
  • クミン
  • レモングラス
  • ニーム
  • ピレスラム(除虫菊)
  • シトロネラ
  • ナツメグ
  • メイス
  • クローブ
  • ユーカリ ハーブの中にも、バニラビーンズ、アニス、シードなど、ゴキブリが好物にしているものもあります。どちらかというと甘い香りのハーブです。

車を掃除するなら、掃除機の他に、柑橘系の食器用洗剤で、室内を拭き取るのも効果がありそうです。

また、ハーブのアロマオイルでスプレーを作り、車内にスプレーするのもゴキブリは嫌がると思います。 【ゴキブリが嫌いなアロマスプレーの作り方】 <材料>

  • ハーブのアロマオイル(数滴~10滴)
  • 無水エタノール(消毒用エタノールは水が20%入っているので不向き)
  • 水40ml(水道水でも可だが精製水がベター)
  • 遮光性のある青や茶色のスプレーボトル(ガラス製のものが良い) <注意>
  • プラスチックのスプレーボトルはオイルによっては劣化の恐れがあります。
  • 保存料を使用しないので使用期限は10日~2週間とします。
  • 無水エタノールを使うことで水とアロマオイルを混ぜることが出来ます。
  • 精製水は薬局で購入可
  • おすすめのハーブはキャラウエイ、ベチバー (出典:『ゴキブリに効果のあるハーブ14選』https://taskle.jp/media/articles/474

<出典動画:『【ゴキブリ回避100%!?】子どもがいても安心!ベチバーアロマスプレーの作り方【害虫対策】』YouTube>

ゴキブリが生きていけない温度は?

ゴキブリが生きていける限界の温度範囲は7℃~45℃で、活発化するのは18℃~35℃とされています。

7℃を下回ると成長できなくなり、-5℃~-10℃になると死んでしまいます。暑い方では、32℃を超えると少しずつ活動が鈍り、42℃を超えると体内のタンパク質が固まり始め死に至ります。

車の場合、室内が7℃下回るのは冬季で、45℃を超えるのは夏期になります。したがって、春や秋の頃に車に侵入するゴキブリへの対策が必要になります。ゴキブリの産卵期は5月~10月なので、5月と10月辺りが車への侵入の要注意月なのかも知れません。

ゴキブリが生きていけない湿度は?

ゴキブリが好む温度は分かっていますが、湿度については調べてもはっきりしませんでした。75%以上の湿度を好むという意見もありましたが、アース製薬で実験用に飼育しているゴキブリの飼育室の環境は、温度は25~28℃で、湿度は40~50%に保っています。これは人間が快適に感じる環境とあまり変わりません。

恐らく湿度を限りなく下げて、カラッカラの乾燥状態にすれば、水が1滴もない状態に等しく、ゴキブリの生きていけない環境になると思いますが、正確なデータもなく、車の中で湿度をそこまで下げるのは難しいでしょう。

掃除してアロマスプレーをエアコンで循環させるのがベスト

いろいろ対策グッズを見てきましたが、安全で手軽な車内のゴキブリ駆除の方法は、丹念に掃除機をかけ、柑橘系の食器用洗剤で拭き、ゴキブリが嫌いなアロマスプレーをして、エアコンで循環させることがベストではないかという結論に至りました。

毒性のあるものを車内に置くより、身体に安全な物を使った方が良いし、車のエアコンは一年中稼働させているので、特に面倒なこともありません。エアコンをかけることは車内の除湿をしていることでもあるのですから。(エアコンをかけていると、除湿した水が車のしたから垂れています)

ゴキブリを死なせる確実性よりも、車から追い出して寄せ付けない確実性の方が、安心してゴキブリ退治できる方法だと思います。

気に入ったアロマスプレーを、時々車内に循環させるのを日頃の習慣にするのも、気分のリフレッシュとゴキブリ対策の一石二鳥になりますよね。どのハーブが効果あるか試すのも楽しいかも!

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