バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

タグ:教習所

知らない人と話をするのが苦手、大勢の人の中で行動するのが恥ずかしい、一人で何かを判断するのが不安で決められない。

極度の人見知りの人にとって、車の免許を取ることは、「社会に適応していけるのか?」「他人より劣っているのか?」という自分への不信感や劣等感の存在を思い知らされる機会です。

  • 教習所の授業の予約を自分でしなくてはいけない。
  • 若い人達ばかりの中で一緒に習うのが恥ずかしい。
  • 同じことを何度やっても上手くならずに落ち込んでしまう。
  • 同じ日に入った人や後から来た人が先に卒業していく。

「私は運転に向いていないのでは・・・」と虚しくなる。

そんな繊細過ぎるあなたのために、「自分だけじゃないんだ!」「そうそう、共感できる!」であろう、教習所から初心者デビューまでのエピソードを、イラスト漫画風につづった本があります。これを読めば、憂鬱な気分も笑い飛ばすことが出来ます。

40歳を過ぎて運転免許を取ろうと思い立った、極度の人見知りイラストレーターのオジサンの、免許取得から初ドライブまでの奮闘記です。

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極度の人見知りが教習所に行くとどうなる?初ドライブはどうなる?

極度の人見知りの人にとって、教習所は不安の連続です。おそらくあなた以上に緊張した主人公が、いたるところで不安の想像力に一喜一憂します。そして初めてのドライブの予期せぬ出来事。

大人ボン 41歳からの運転免許編

目次紹介

大人のまえがき

20年前に、怖い教官のために逃げ出して、免許取得を断念した教習所に、再挑戦することになった心情が語られる。

登場人物の紹介

スペシャル引きこもりイラストレーターの「ボンボヤージュ(ボン)」(ネコのキャラで描かれる)と、ボン社の社長、ボン社のスタッフの3人が主な登場人物。

1章 運転免許証取得編 前編(第1段階)

若者だらけの中に入って、アナログ人間の素朴な驚き、前時代の先入観とのギャップ。教官との相性に悩みながら、仮免合格まで。

2章 運転免許証取得編 後編(第2段階)

危険が一杯の路上と高速教習。必死のドキドキ卒業検定と感激の学科試験合格まで。

3章 初めてのドライブ、そして初めての・・・

勇気を振り絞って出かけた初めてのドライブで早くも違反切符。ショックで落ち込む。

4章 激走‼首都高バトル

首都高の理解できない周囲の状況。分からないことの連続。「首都高のバカ!」

5章 みんなでドライブ♪日光へ

日光への長距離運転。安全運転に徹するも、運悪く違反切符で合計3点の悲劇。

6章 そしてふたたび教習所へ

違反のため、初心運転者講習を受けるはめに。不名誉なるも貴重な体験。

大人のあとがき

カッコイイ大人とは?

私にも思い当たる恥ずかしい体験が随所に見られます。緊張で失敗しながらも、意外と順調に課程を乗り越えていく主人公。ユニークで憎めない悪戯っぽいイラストが共感を誘います。運転が苦手な初心者が些細な場面で抱いてしまう不安な心理が伝わってきます。

「こんなことを思って、こんな勘違いをするのは、自分だけじゃないんだ」と。

自己防御の想像力が判断の邪魔をする

大人ボン内容
<出典画像:『大人ボン 41歳からの運転免許編』ボンボヤージュ著、主婦と生活者>

人見知りするのは、自分を危険や失敗から守ろうとする本能です。そのこと自体は恥ずかしいことでも、劣ったことでもありません。

問題は、悪い結果を想像したり、間違った推測で、正しい判断の邪魔をしてしまうことです。車の運転は判断の連続です。判断の度に余計な想像が立ちふさがっていたら、実際の能力を出すことが出来ません。

運転の正しい判断は、「勘」を養うことでしか身に付きません。勘は、心配することでも、恐れることでも身に付きません。勘は、やってみて、失敗して、やり直して、また失敗して、またやり直して、で身に付いていくものです。

教習所は、何度でもトライ・アンド・エラーが出来ます。

  • 小さく回り過ぎたから今度はもう少し大きく回ろう。
  • この位置では近づき過ぎたから今度はもう少し離れた位置にしよう。
  • タイミングが遅かったから今度はもう少し早くしよう。

頭で心配するのでなく、色々試して体で覚えるように意識を変えることです。不安のまま同じ失敗を繰り返すのでなく、理性的に失敗を試すのです。そうやって勘を養います。短期間で勘を養うところが教習所です。

そのように意識を変えるためには、

  • 自分と同じ無駄な心配をしている。
  • 自分と同じ余計な想像をしている。
  • 自分と同じ間違った努力をしている。

ことを、他人の物語を覗き見て自覚してみると良いです。必要のない不安、恐れ、努力を客観的に笑い飛ばします。自分と同じように運転と格闘している滑稽な様子を共有して安心します。

これから教習所へ行こうか悩んでいる人にとっても、安心をもらえる本です。普通の人には感じられない、心配性特有の気になってしまうエピソードが満載です。この本を読んでから教習所へ行けば、小さな不安や疑問に、既に疑似体験してしまったことで、もう悩まされることはないでしょう。例え同じような場面に遭遇しても、漫画で主人公を笑ったように、自分を客観視できるはずです。

教習所へ行くのが怖い、恥ずかしい、苦痛だと感じているのは、あなただけではありません。コンプレックスを感じる教習所も、同じ様な仲間が「みんなで渡れば怖くはない!」です。

私も最初は直角バックと教習所で習う方向変換は、
同じものだと誤解していました。


どちらも真っすぐ進入して来て、
斜めに車を傾けずにバックしていきます。


でも2つを良く比較していくと、
全く同じではないことが分かりました。

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直角バックの絶対条件

私の認識している直角バックの絶対条件は、
ハンドルを一杯に回してスタートしたら、
ハンドルを固定したまま一発でバック駐車できることです。


途中で切り返したりハンドルを調節したりする操作を、
一切しないで済むことです。 BlogPaint
最小回転半径の円周に沿ってバックするだけなので、
スタート地点さえ間違えなければ、
何回でも同じように”自動操縦”で バック駐車できるわけです。


直角バックではこのスタート地点を見つけるのがポイントになります。
一度見つけてしまえば余程条件のことなる駐車スペースでない限り再現できます。

『前の道路が狭い車庫へ何度も切り返しせずに入るには直角バックは必須』

回転半径の円周に沿って移動するので、
場所の広さや形状に左右されるよりも、
車の大きさ(最小回転半径の長さ)で決定されます。


直角バックの利点は駐車する工程で、
サイドミラーで確認しながら、
ハンドルで操作する煩わしさがありません。
(接触しない様に確認する必要はあります)

教習所の方向変換のポイント

教習上の方向変換は見た目が直角バックに似ています。
私もほとんど同じものだと思っていました。


決定的な違いは”自動操縦”ではない点です。
教習所で習う方向変換と直角バックの、
具体的に異なるところは下記のポイントです。
  • スタート地点は近すぎなければ調節できるので遠くても支障はない。
  • スタート地点でハンドルは一杯に回しておかずにバックしながら回す。
  • ハンドルを回しながらコーナーに近づけるように操作する必要がある。


(出典:『右方向変換の仕方』by YouTube)

余裕を持った距離(コーナーから車1台分空けるなど)から、
曲がるコーナー目指してハンドルを回しながら近づき、
コーナーに後輪のタイヤが入ったら、
ハンドルを一杯に切る感覚です。


つまり最初から最小回転半径の円周にセットするのではなく、
バックしながら車を傾けていき、
コーナーに入ってから円周に乗る要領です。

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コーナーに近づけながらのハンドル操作なので、
その都度の感覚で出来栄えが変わります。
直角バックに比べると安定性には欠けます。


窓から直接コーナーを見ながらの運転は、
実際の道路上では他への注意が不足する可能性があります。
実践ではサイドミラーだけで確認したいですね。

共通点と異なる点

方向変換スペース(駐車スペース)のコーナーから、
どのくらい離して車を置くか、
脱輪しないように内輪差をどのくらい計算して置くか。


スタート地点をどこに置くかの点では、
方向転換もバック駐車もほぼ同じとみなして良いでしょう。


バック駐車の場合は丁度良いスタート地点を記憶して、
いつでも再現できるようにします。
教習所の方向変換でも適切な位置を、
決定するようにしておくと良いでしょう。


バック駐車の方が、
スタートからハンドルを一杯に切っておくので、
方向変換より狭いスペースしかない場所でも、
バック駐車ができる理屈です。



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