バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

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機械式駐車場の使い方を知りたい人が意外と多いので、僭越ながら暇な主婦が、忙しいあなたに代わって調べてみます。

私の行動範囲には、機械式駐車場を利用する機会はほとんどありません。だから、経験ではなく調べた結果をまとめることしかできません。

また、機械式駐車場といっても、何種類かの方式があります。主だったところを調べましたので、この中のどれかに、あなたが利用する駐車場の似たようなタイプがあれば、多少の参考になると思います。

何でも、初めて利用するものは不安が先にたちますよね。そんな不安が少しでも解消されたら幸いです。

垂直循環方式やエレベーター方式

ビルの中を観覧車のようにぐるっと回転しながら運ぶのが垂直循環方式で、エレベーターのように上下して、目的の階で横移動して運ぶのがエレベーター方式です。

利用者からは内部の違いは分かりません。利用方法も同じです。

この種の機械式駐車場は、運営が2種類に分かれます。

デパートなどの商業施設か月極で借りる駐車場かで異なります。

商業施設の場合

買い物やサービスを利用するために訪れる商業施設の機械式駐車場には、常時係員が滞在して指示してくれるので、初めてでも心配いりません。

それでも、どんな手順で車庫に入ったり出たりするのか知っておいた方が良いでね。

入庫する場合

  1. 入り口から車庫に真っ直ぐ付けない駐車場は、ターンテーブルを使って車庫に向かって車が真正面にくるようにしています。ターンテーブルへ乗る際にも係員が誘導してくれます。ターンテーブルのない駐車場では、車庫にまっすぐ停車するように係員が誘導してくれます。
  2. 運転手以外の同乗者は車から降ります。必要な手荷物はこの時に降ろします。
  3. 係員からサイドミラーを折りたたむように指示されます。(場所によっては、開いたまま進入できます)アンテナが伸びている場合には係員がアンテナを収めます。
  4. 扉が開いた車庫には乗り込むパレットが来ています。パレットには両輪が入り込む溝があるので、脱輪しないように、パレットの奥にある正面の鏡を見ながらゆっくり前進します。
  5. パレットの奥には一段高くなった車止めがあるので、アクセルを踏み過ぎないように乗り越えて停まります。(乗り越えないで奥の車止めに達したらOKというタイプもあります)パレットへの進入の間も係員が指示してくれます(ハンドルを少し左へや、もう少し前へ等)
  6. 完全にパレットに收まると係員からOKの合図があります。エンジンを切り、パーキングブレーキをかけます。マニュアル車はバックにギアを入れて停めます。 窓やサンルーフは全部閉めます。ヘッドライトの消し忘れにも注意します。
  7. 足元の溝に注意して外へ出ます。貴重品や荷物を置き忘れないようにしてカギをかけます。
  8. 車庫から出て、係員から駐車券を受け取ります。

<出典:「【駐車場】秋葉原 富士ソフトビル駐車場【機械式】」by車と珍スポット in YoTube>

出庫する場合

  1. 車庫の近くに備えつけてある精算機で駐車料金を精算します。
  2. 係員に駐車券を渡すと、係員が操作して、車の乗ったパレットが車庫の入り口まで来るので、その間待機します。
  3. 車庫の扉が開いて係員の指示を受けてから、運転手だけがパレットの中に入り車に乗り込みます。
  4. サイドミラーはたたんだまま、正面の鏡を見ながら車をバックさせて外に出ます。
  5. ターンテーブルがある場合には係員がターンテーブルに乗れるように誘導してくれます。完全に乗り終わってから、ターンテーブルが回転し、車が出口の方へ向きを変えます。
  6. サイドミラーを開いて、同乗者と荷物が乗り込み、出口へ向かいます。

<出典:「立体駐車場 回転から車庫出しまで」bygwater12345 in YouTube>

ターンテーブルのない商業施設の場合

ターンテーブルがないので、入庫する時はそのまま前進してパレットに入ります。出庫する時には車庫の中でパレットが回転して、扉が開く前に車は正面に向いています。全行程を係員が指示、誘導してくれます。

<出典:「車載動画 機械式立体駐車場【2017年8月13日】」by槍使い in YouTube >

月極駐車場として借りている場合

基本的に係員がその場にいません。入庫と出庫の操作は営業施設で係員がしていたことを自分で行います。

入庫する場合

操作パネルにはカギを入れないと操作が出来ないものと、カギの代わりに暗証番号を入力するものがあります。例としてターンテーブルのあるタイプで、入り口から車庫に対して直角に進入する駐車場の入庫の手順は以下の要領になります。

  1. 進入して来てターンテーブルに乗ります。(安全に乗ったかどうかの判断はセンサー的に確認されるのか、自分の判断になるのかは調べきれませんでした。私が調べたものは目視で確認するタイプでした。)まだ車庫に対して車の向きは直角になっています。(同乗者や荷物はここで降ります)
  2. 車から降りて、操作パネルで自分の車庫番号を入力し、車が車庫に向くように、回転ボタンを押し続け、正面に向いた位置でボタンから離します。
  3. パレットが降りて来て、車庫の扉が開くまで、運転手は乗車した状態で待ちます。
  4. ブザーの音と共に車庫の扉が開いたら、パレットの中へ進入します。サイドミラーをぶつけないように注意します(折りたたむか、開いたままかは自己判断です)
  5. 奥まで入ったらエンジンを停め、荷物を持って車から降り、外へ出ます。
  6. 操作パネルのボタンを押して車庫の扉を閉めます。

<出典:「機械式駐車場への車の入れ方」byminoruwatasawa in YouTube>

出庫する場合

  1. 操作パネルで自分の車庫番号を入力して待ちます。
  2. ブザーが鳴る音と共に扉が開いたら、パレットの中に入って運転手は車に乗り込みます。
  3. エンジンをかけ、バックしてターンテーブルの上に乗せます。
  4. 運転手は車から降りて、操作パネルの回転ボタンを押し続け、車が出口の方向に向いたらボタンから離します。
  5. 操作パネルで車庫の扉を閉めます。安全確認のボタンを押させるものもあります。
  6. 車に乗り込み出口から退出します。

<出典:「機械式駐車場からの車の出し方」byminoruwatasawa in YouTube>

ピット二、三段式や昇降横行式

これらの機械式立体駐車場は、マンションで主に利用されるタイプです。

ピットとは「穴」のことで地下に設けられます。例えばピット二段式の場合、地上の二段の内、下の段を地下のピットに下げれば上の段の車が地上に出られます。ピットを地下に二段設ければ、地上三段(ピット三段式)に出来ます。

昇降横行式は、あらかじめ1台分の空のパレットを設け置き、パズルのように順番に上下左右に移動させる方式です。ピット(穴)を設けて併用するタイプもあります。

これらのタイプの特徴は、入庫する時にはバックで駐車して、出庫する時はそのままの向きで(前向きに)出ます。入庫する時が難しいですね。通路が狭い場所ではターンテーブルが設けてあるところもあります。その場合でも入庫はバックでの進入になります。

入庫する場合

  1. 操作パネルにカギを入れて回し電源をONにします。
  2. 車庫番号を入力して「呼び出し」(または「スタート」)ボタンを押します。
  3. 車庫番号のパレットが呼び出されると、ブザーが鳴って安全ゲートが開きます。(安全確認ボタンを押さないとゲートが開かないタイプもあります)
  4. 運転手が車に乗り込み、ゆっくりバックして、パレットの溝に両輪が收まるように入っていきます。両側の柱の前で一旦停車し、サイドミラーを折りたたみます。
  5. そのままゆっくりバックして、後輪が車止めに達したら停車し、エンジンを切って、運転手は車から降り、外に出ます。
  6. 操作パネルで「ゲートを閉める」ボタンを押してゲートを閉めます。その前に「安全確認」ボタンを押す必要があるタイプもあります。
  7. 操作パネルからカギを抜いて操作パネルの電源をOFFにします。

<出典:「機械式駐車場」by和田興産ワコーレ in YouTube>

出庫する場合

入庫の場合とほぼ同じ手順です。呼び出したパレットには自分の車が乗っています。安全ゲートが開いたら、運転手は車に乗り込み、ゆっくりと前進してパレットの外に出します。

その後、車から降りて安全を確認してからゲートを閉めて、カギを抜いて操作パネルの電源をOFFにしてから、車に乗り込んで退出します。

<出典:「機械式駐車場」byTakaaki Morita in YouTube>

横スライド式

最後に理想の機械式立体駐車場とも言える、横スライド式の駐車場です。

大型商業施設でないと設置できないでしょうが、前から入ったままの状態で横滑りして入庫し、出庫する時は出口に向いた状態で横滑りして車庫から出てきます。

ターンテーブルも必要ありませんし、自分でパレットの中に乗りこむ必要もありません。ただ乗り付けるだけ、乗って出て行くだけです。

私も一度利用したことがありますが、動画にある二子玉川ライズは、係員の誘導も服装もホテルの授業員のようで、優雅な雰囲気さえ感じます。

<出典:「ロードスターを二子玉川ライズの機械式駐車場にとめてみた / ND Roadster / MX-5 Miata in Automatic Parking System at Nikotama」byLennypenny in YouTube」

 

以上で、機械式立体駐車場の使い方の調査は終わります。あなたが利用するのに近いものがあれば良いのですが。

私も車線変更と合流が苦手でした。
免許を取って、一人で運転してみて、一番怖く感じたのが車線変更と合流です。

運転は自分が思っている以上に性格を反映します。引っ込み思案で遠慮がちな性格の私は、隣の車の流れの中に割り込 んだり、脇道から幹線道路に合流する時に躊躇してしまうのです。

自分が割り込まれたり、合流されたりする側になる場合には、それほど不快を感じることはないのですが、自分が入っ ていく側になると、途端に臆病になってしまうのです。

そんな私でも、車線変更や合流が苦にならなくなったコツがあります。これは私が想いついたものではなく、何かの本 か記事で読んだのを実践してみたのですが、私にもスムーズに入って行くことが出来たので、誰でも有効な方法だと思い ます。

相手に迷惑をかけるのじゃないか、ぶつかったら怖い、という消極的な運転を、迷わない積極的な運転に変えてくれま す。

*ここで取り上げる合流は、一般道での合流を想定しています。高速道路への合流は、基本的には共通ですが、高速へ 合流の場合にはその前段階からの準備が必要になります。参考 『いつ入ればいいか分からない!本線へ安全にうまく合流するコツは?』

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車線変更と合流が怖い原因

車線変更と合流が怖い原因は1つしかあり ません。割り込むスペースがない恐怖です。後 から分かること ですが、そう思い込むことによる恐怖です。

車線を変更しようとして、サイドミラーを見ると、隣の車線は車が一杯で割り込む隙間があ りません。合流地点に近づ いて行くと、本線は次から次に車が流れていて入れません。焦って、無理やり割り込もうとすれば、クラクションを激し く鳴らされてドキドキしてしまいます。

割り込むスペースがないという原因を解決すれば、車線変更や合流が苦手でなくなることになります。

割り込むスペースを作る2つの方法

「割り込む」というのは、スペースがないところへ強引に入り込むイメージですが、そうではなく、スペースを作って 安全に入ることを目指します。そのためには2つの方法が必要です。

真っ先にウインカーを出してしまう

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割り込まれて一番不愉快で怖いのは、ウインカーを出さないか、出しても直後に入ってくる車です。

運転は不思議なもので、立場が変わると相手側の立場を忘れてしまうのです。割り込む時には割り込まれる方のことを 忘れがちになります。私のように相手側のことばかり気にするのも問題ですが、気にしなさ過ぎるのも問題です。

割り込まれる方も、ウインカーを出された時点ではスペースはなくても、余裕のある合図の出され方をすれば、自然に スペースを空けるのです。私もその立場になった時は、当たり前のようにそうしているのです。それなのに、いざ割り込 む側になると遠慮したり、反対に強引になってしまうのです。

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解決するのは簡単で、その時点で割り込む スペースがなくても、ウインカーで合図を出してしまうのです。そうすれ ば、後ろの車はスペースを空けてくれます。合図を出して直ぐに割り込んではいけません。規則で3秒以上というルール もありますが、空けてくれたのが確認できるまでそのまま待ちます。それから安全に入っていけばよいのです。

合図は空いてから出すのではありま せん。合図を出してスペースを作るのです。

最 初の頃の私はサイドミラーを見ながら、少しでも空くのを待ち続け、その瞬間を捉えて合図を出すというような、とても 運任せの車線変更をしていました。車線変更出来ずに、一つ先の交差点まで遠回りしてしまったことが何回もありまし た。

合図を出しても中には無視する車もあります。その時は、空けてくれない車を先に行かせます。その次の車は空けてく れます。合図を出して直ぐに割り込むと、割り込まれた側はそれだけで不快になります。合図の後、割り込まれる側の譲 る気持ちが起きるのを待つだけで、お互いが気持ちよくコミュニケーションできるのです。

前の車の後輪と自分の車の前輪を合わせる

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割り込むこちら側にも入り方の努力が必要です。いくらスペースを空けてくれたからといって、タイミングの取り方が 悪いと、空けたスペースをまた元に戻されてしまう場合があります。空いたスペースに素早く入るようにしなければなり ません。それにはコツがあります。

空いたスペースの中に入っていくというよ りも、入りたいレーンの前を走る車の後輪に、自分の車の前輪を並行させるよ うにして、前の車のスピードに自分の車のスピードを合わせます。こうすることで、いつでも前の車の後ろへ回り込む準備ができるのです。

そのままの状態を保ちながら、空きスペースが出来るのを待ち、タイミングを見て前の車の後ろに回り込むように入っていきます。ですから、空いたスペースの中間へ入るイメージと いうよりも、前の車の後へ流れ込んでいくイメージです。

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この時、割り込まれる側から見ると、自分 の直ぐ前に入ってくるというより、少し離れた前を走る車の左からつながって入ってくるように感じます。前の車と自分 の車の間に、横から割り込まれたというより、前の車の斜め後から下がって来たという印象になります。この僅かな違いが、割り込まれる側に 安心感を与えます。この微妙な努力が大事な のです。

スペースがない時に、先に合図を出してしま うこと、入る時はスペースの中間に入るのでなく、前の車の後ろに回り込むようにする。この 2つの動作は、ほとんど同時進行で行います。この2つのコツを使って、「スペースを作る」車線変更と合流を試してく ださい。きっと前とは違うものを感じ取ることが出来ます。


地球が温暖化に向かっているらしいですが、私の住む地域では、近年雪が降る回数が増えているような印象を受けます。
雪国の人から見れば、雪の内に入らない程度のものですが、それでもいざ雪が降ると、皆大慌てで慣れない雪かきで汗を流します。
降っても数日で雪は溶けてしまうので、チェーンを付ける車は少なく、ほとんどの普通自動車はスタッドレスです。
自分の車がFF車なのかFR車なのか知らないで乗っている人もいるかと思います。今回、雪道の車の走り方を考えてみた結果、FR車よりFF車の方が、やはり雪道には有利の印象を受けました。
ただ、それよりも、タイヤチェーンやスタッドレスタイヤを装着することの重要性を感じました。
そして、思ったよりもアクセルやブレーキの踏み方が、雪道を走る上で大事なポイントだと思いました。


雪道の中で停まった車


雪道を走る時の基本操作


<出典動画:『【事故】雪道スリップ事故まとめ car crash』YouTube>

車間距離を倍以上に空ける

スリップすると車の停止距離が通常の倍以上かかる場合があります。普段と同じ感覚で前の車との車間距離を取っていると、スリップした時に衝突させる危険性があります。

自分の車の車間距離の取り方を見て、後ろの車も同じような車間距離の取り方に同調してもらえることもあります。

万が一後ろの車がスリップして追突してきた場合でも、前の車との車間距離を取っていれば、玉突き衝突を回避することも出来ます。

スリップする確率を低くするために、フットブレーキを踏む回数を減らした方が良いのですが、車間距離が広ければ余裕が出来て、踏む回数も少なくなります。


<出典動画:『雪道➔スリップ➔制御不能➔追突事故。』YouTube>

大きな道路を選んで走る

雪が路面に降り積もっていても、大きな道ほど交通量が多く、タイヤの轍(わだち)も出来やすいので、車が走れる可能性は高くなります。

現在地と目的地のルートは、なるべく大きな道路を選んで到着で出来るようにします。カーナビは交通量の少ない細い道を指示する場合もあるので気をつけます。交通情報なども大きな道路が中心になります。

大きな交通量の多い道路ほど、除雪車両による復旧も早いと考えられます。万が一トラブルになった場合でも、JAFなどの救援車両も駆けつけやすくなります。

ポンピングとエンジンブレーキを利用する

スリップの原因になる可能性が最も高いのはブレーキを掛けた瞬間です。

スリップを回避するためには、

  • ブレーキの回数を少なくする。
  • 早めにゆっくりブレーキを掛ける。
  • 低いギアに入れてエンジンブレーキを利用する。 などの工夫が必要です。

目安としては、中速で走れる場合には、一度にフットブレーキを踏まないで、何度かに分けて踏むようにします(ポンピングブレーキ)。低速でしか走れない場合には、低いギアに入れてエンジンブレーキを効かせて走る様にします。

注意する点は、中速の状態からギアを下げてエンジンブレーキを掛けないことです。急ブレーキを掛けたのと同じ状態になるので、スリップする危険性があります。低速に落としてからギアを下げます。

カーブを曲がる時も、なるべくフットブレーキを使わずに、エンジンブレーキを効かせて走る様にします。

ハンドルとブレーキを同時に操作しない

ブレーキを掛けた場合、タイヤが真っ直ぐな状態より、横を向いた状態の方が、スリップする確率は高くなります。

車は今まで走ってきた方向へ動こうとします。タイヤも進行してきた方向へ回転しようとします。通常では、ハンドルを回してタイヤの向きを変えた時、今までの向きへ動こうとする力は、タイヤと路面の摩擦力によって抑えられ、変えられたタイヤの向きへ方向を変えます。

しかし、路面が滑りやすい状態の場合、摩擦力が減少して、今までの方向のまま進む力の方が強くなります。これがスリップの原因です。

摩擦力が少なくても方向を変えられるように、ハンドルを回す場合は、それまでに十分に速度を落としておく必要があります。ブレーキを踏みながらハンドルをまわさないようにします。ハンドルを回す時もゆっくり回すようにします。急なハンドルはスリップの可能性を高めます。

タイヤと路面との摩擦力を減らす原因には、他にも急発進、急加速、急ブレーキなどがあります。雪道では、雪の上をタイヤがゆっくり回転しながら雪を捉えるイメージで走るようにします。

ヘッドライトはロービームにする

雪が降っている時のハイビームは、光が乱反射して見にくくなりますので、ロービームに切り替え、フォグライトが有れば点灯します。

場所別の運転操作

交差点

交差点では止まり切れない車が、こちらに滑ってくる可能性があるので、先頭の場合は停止線より手前で止まります。後続に付いた場合には、追突されても玉つきを防ぐために、車間距離を普段より空けて停まります。

発進はゆっくりアクセルを踏み込んで空回りしないようします。右左折する場合は、曲がりながらブレーキとアクセルを使わないように、十分に速度を落として回ります。

カーブ

カーブの途中でブレーキを掛けるのはスリップしやすいので、カーブの手前で充分に減速しておきます。

カーブはブレーキやアクセルを使わずに、ハンドルを操作するだけで回り切ります。上り坂のカーブは、アクセルを急に踏み込まないように気を付けます。

ノーマルタイヤ+タイヤチェーンの場合、両者のグリップ力(路面を捉える力)に差があるので、カーブの途中でバランスを崩す可能性があるので過信は禁物です。
<出典動画:『雪道での旋回テスト【JAFユーザーテスト】』YouTube>

橋の上


<出典動画:『【ブラックアイスバーン!乗ってた軽トラがスリップ!!】命拾いの瞬間です。』YouTube>

川は風の通り道で、そこに川からの水蒸気が上がってくると、橋の上の路面が凍結する可能性があります。

橋の周囲の道路は問題なくても、橋の上だけ滑りやすい状態になっている場合もあります。

橋の上ではスピードの出し過ぎに注意します。

坂道

4WD車は上り坂でも上ることは可能ですが、FF車やFR車では途中で登れなく可能性があります。そのため坂道に入る前に、加速をしておく必要があります。

加速の勢いを失わないようにして、途中でアクセルを強く踏み込まないように気をつけます。このような注意は、特に後輪が空回りしやすいFR車に強く求められます。


<出典動画:『ジムニー 2012年2月 雪道 スリップ 横転』YouTube>

下り坂では、フットブレーキより。ギアを落としてエンジンブレーキを使って下る様にします。前輪が駆動輪でないFR車は滑りやすいので特に注意が必要です。

トンネル


<出典動画:『山形道100台立ち往生 降雪中、トンネルで事故』YouTube>

トンネルの出入り口とトンネルの中では、路面状態が極端に違います。

出入口付近は通行する車や排気ガスの熱で、溶けた雪が再度固まってアイスバーン状態の場合があります。

トンネルの中を走った速度のまま、出口のアイスバーンでスリップする可能性があります。また、入り口でスリップしてトンネル内に滑り込むこともあり得ます。

トンネルの出入り口付近では、速度を落とすのが賢明です。

雪の状態別の運転操作

降って間もない雪(新雪)


<出典動画:『関東大雪スリップ2014年2月8日』YouTube>

降り積もった雪で、路面が真っ白な状態です。車の通った後はまだ少なく、シャーベット状になっています。車線や道路の端、ガードレールが分かりづらくなくなります。

細い道では側溝に落ちる危険があるので、道路の端を走らないように注意します。


<出典動画:『ジープラングラーで事故ったんでJAF呼んでみた』YouTube>

なるべく交通量の多い道路を選択して、轍の上を走る様にします。

踏み固められた雪(圧雪)

新雪から時間が経って、多くの車に踏み固められ、硬く固まった状態です。

交通量の多い道路でも、交差点の付近は信号で停まった車によって、他の場所よりも固くなって滑りやすくなっている場合があるので要注意です。

道路の中央が滑って危険な時は、タイヤに踏まれていない轍の間や道路の端を走って、まだ硬く固まっていない雪を、タイヤがつかむことが出来ます。

固く凍った雪(アイスバーン)

圧雪の後、表面の雪が一旦溶けて、再び固まって氷のようになった状態です。

厚く圧雪された上のアイスバーンより、路面が黒く見える薄いアイスバーンの方が滑りやすく危険です。

圧雪された雪でもまだ氷ではないので、多少のクッション性は残っていますが、路面が見えるようなアイスバーンは完全に氷だけの状態です。この状態は「ブラックアイスバーン」よ呼ばれ、最も滑りやすく警戒すべき路面です。


<出典動画:『北海道の冬  ブラックアイスバーン』YouTube>

雪にはまって動けなくなった時の脱出法

降雪が多い時には、スタッドレスもタイヤチェーンも役に立たない場合もあります。また、装備をしていない時に、突然の雪にタイヤが深く埋まって立ち往生してしまうこともあります。

このような状態を「スタック」と呼びます。スタックしてしまうと、アクセルを強く踏んでも空回りするだけで抜け出せません。

スタックから脱出する方法はいくつかあります。段階別に手軽な方から説明しましょう。

1) 低いギアでゆっくりアクセルを踏む

低いギアの方が地面をグリップする力があるので、AT車ならLやBにシフトして、始めはアクセルを踏まずに自然の前進(クリープ現象と言います)で試します。駄目な場合にはアクセルを少し踏んでみます。

MT車の場合には、1速か2速でゆっくりと発進してみます。

空回りして駄目な場合には、サイドブレーキを軽めに掛けて試してみます。グリップ力が増すはずです。

2) 前進と後進を振り子のように繰り返す

前進だけでなく、後進と交互に繰り返して、振り子のように反動をつけると抜け出せる場合もあります。

前後の動きだけで脱出できない時は、ハンドルを回して、タイヤの向きを少し変えると抜け出せる場合があります。

3) タイヤの下に布やタオルを敷く

空回りしたタイヤのために、雪が氷のようにつるつるになってしまっている場合には、布やタオルをタイヤの下に敷くと空回りせずに抜け出しやすくなります。

凍った面にざらざらした布の表面が吸い付き合って、摩擦力で動きにくくなります。

4) 押してもらったりロープで牽引してもらう

通りかかった車や近所の人に協力してもらって、車を後ろから押してもらう方法もあります。

牽引ロープを備えてある場合には、頼んで引っ張り出してもらうことも可能です。


<出典動画:『冬の雪道運転での事故🚗また事故!🚙事故ばっかり!😫エクストレイル旅』YouTube>

5) JAFに連絡してレッカー移動してもらう

自力ではどうにもならない場合には、JAFに連絡してレッカーで移動してもらう方法があります。

JAFは入会金1,500円、年会費4,000円(コイン会員、2019年3月現在)です。

私がJAFに入ったのは、高速道路でタイヤがパンクをして、路肩に停めてジャッキアップしている時に、後続車が車の横を猛スピードで通り過ぎてゆく恐怖を味わったのがきっかけです。(高速道路で個人でジャッキアップするのは危険です。近くの緊急電話でハイウエイパトロールを呼ぶか、会員でなくてもJAFに連絡しましょう。自動車保険のロードサービスを利用する方法もありあます)

それ以来、JAFに救援を求めたのは1回だけですが、いざという時の安心感が違います。

私は携帯にJAFのアプリと自動車保険のアプリをインストールして、いざという時、直ぐに連絡出来るようにしてあります。(アプリには、自動車や契約書の情報が登録してあるので、対応が素早く行えます)

エンジンの駆動別の雪道に対する特徴

FR(フロントエンジン後輪駆動)車

エンジンの回転が後輪に伝わる方式の車です。特徴としては、後輪で地面を捉える(グリップする)力が強い半面、コーナーで後輪が横滑りしやすい性質をもっています。

ハンドルの操作性に関しては、前輪が駆動輪ではないのでFF車より軽い特徴があります。

地面を捉える力(グリップ力)は、駆動輪に重量が掛かる程強くなります。エンジンは車の中で最も重い部品なので、エンジンと駆動輪の位置関係はタイヤのグリップ力に影響します。

FR車は、坂を上る時に駆動輪の後輪に車重がかかるので、地面を強く捉えることが出来る理屈ですが、雪の上では、実際は空回りして登れないことが多いようです。

やはり、坂道ではFR車の後部(リア)に車重が掛かると言っても、前部(フロント)にエンジンがあるFF車には及ばないと言えそうです。

<出典動画:『FRで雪道急勾配アジアンスタッドレス上り坂のテスト』YouTube>

雪道の場合には、坂道を登る時にFR車であっても、アクセルを強く踏んで回転数を上げ過ぎると、後輪が空回りしたり、横滑りする可能性が高いのです。そのため、上り坂でなるべくアクセルを強く踏まないように、登り坂の手前で速度を出しておく必要があります。

雪道のカーブを曲がる時にもアクセルを踏み過ぎるとと、後輪が空回りしてスリップしやすくなるので、カーブの途中でアクセルは強く踏みこまないように注意します。

雪道でのFR車の難しさは、発進時にもあります。静かに発進しないと、後輪が空回りしやすくなります。

FF(フロントエンジン前輪駆動)車

エンジンの回転が前輪に伝わる方式の車です。特徴としては、前輪で地面を捉える(グリップする)力が強く、真っ直ぐ前進する力があります。半面、コーナーでは横に進むための地面を捉える力が弱く、直進しようとして曲がりにくい性質があります(この現象をアンダーステアと言います)

上り坂では、車重が後輪に移動してしまうため、地面を捉える駆動輪である前輪のグリップ力が弱まります。雪があると前輪は空転しやすく、空転すると雪を掘り下げて、ますます動かなくなってしまいます。

<出典動画:『栃木も記録的積雪 急勾配の道で止まっちゃだめ!FF車スイフト登れなくなる。』YouTube>

カーブではハンドルを回しても真っ直ぐに進もうとする力が強いので、雪道のカーブを曲がろうとする場合には、ゆっくり回る必要があります。特に下り坂のカーブでは、速度を出し過ぎると曲がり切れない危険性があります。

平坦地では車重は前後輪等しくかかりますが、エンジンは前部にあるので、エンジンの重さの分だけ、FR車はグリップ力が、FF車や4WD車より弱くなります。発進時も、FF車や4WD車の方が、エンジンが前部にあるので、FR車よりも滑りにくいと言えます。

従って、FF車とFR車を比較すると、雪道の平坦地ではFF車が滑りにくく、上り坂ではFR車が有利になります。しかし、上り坂の途中で止まって再発進する場合には、FR車は後輪が空回りしやすく、FF車の方が再発進しやすい傾向にあります。下り坂でもFR車は、駆動輪でない前輪が滑りやすくなります。

一般的に雪道では、FR車は平坦地で後輪が横滑りし、下り坂では前輪が滑りやすいので、FF車より操作性が悪いという印象を持っている人が多いようです。

乗車する場合に、FF車では車内の前方に、FR車では車内の後方に多く乗る様にすると、駆動輪に重量がかかって、雪道を走りやすくなります。

<出典動画:『雪道運転 真冬の4WDに負けない 旧車FRの乗り方』YouTube>

4WD(フロントエンジン4輪駆動)車

エンジンの回転が全ての車輪に伝わるので、地面を捉える力に優れ、悪路や上り坂に強い半面、FF車同様カーブの安定性は劣ります。

4WD車の弱点は車重が重いことです。ブレーキを掛けてから停まるまでの距離(制動距離)は、車体が重くなる程長くなります。

4WDはFF車と同じように、直進での安定性はありますので、コーナーでスリップしないように注意する必要があります。

4WD車のカーブの走行中は、コーナーの入り口と出口ではFF車の曲がりにくい、コーナーの途中ではFR車の横滑りする特徴が出ます。

4WD車でもコーナリングは速度を落として、急なハンドルを切るようなことのないように注意をする必要があります。

やむを得ず雪道に車を放置する場合の注意

積雪が多くて車が雪道にはまってしまい、身動きが取れなくなって、車の中で夜を明かす場合や、止むをえず放置することになった場合、車を駐車させるにあたって気を付けた方が良いことがあります。

駐車はサイドブレーキをかけない

サイドブレーキを掛けたままにしておくと、寒さのために凍り付いてしまい、翌日になって車を取りに行っても、直ぐに動かせないこともあります。

AT車はギアをPに、MT車はやロー(上り坂の場合)かバック(下り坂の場合)に入れて、出来るならタイヤ止めをして車を離れます。

エンジンを掛けている間マフラーを塞がない

車の中で仮眠をとろうとする場合、エンジンを掛けて暖房する時に、雪でマフラーを出口を塞がないように気を付けます。

マフラーの出口を塞ぐと、排気ガスが車内に逆流して、一酸化炭素中毒になる危険性があります。

エンジンを掛けている間は眠らないか、眠る場合にはエンジンを切るようにします。

ワイパーは立てたままにする

雪の重みと寒さでワイパーがフロントガラスに張り付いて取れなくなる場合があります。

無理やり剥がそうとして、ゴムの部分が破れたりすることがあるので、立てたままにしておきます。

凍結防止剤を洗い流す

これは、雪道から車が帰った後の注意になります。

幹線道路などでは降り積もった雪が、アイスバーンになるのを防ぐために凍結防止剤が撒かれます。

凍結防止剤は塩分を多く含んでいるので、鉄を錆びさせる作用があります。凍結防止剤が撒かれたような道路を走った可能性のある時は、そのまま放置せずに、後日洗車をしておいた方が良いでしょう。

特に、雪を跳ね上げた可能性のある車体の下、タイヤのフェンダ―内などは水で洗い流しておきます。

雪道対策グッズ

タオル

雪の中にタイヤが埋まり、空回りして車が動けなくなった状態(車がスタックした状態といいます)に、タイヤの下にタオルを敷くと、それが摩擦になって脱出する手助けになります。出来れば水分を多く吸い取るバスタオルなどが最適です。

勿論、スタックから脱出する製品として、「スタックラダー」「スタックヘルパー」「スタックステップ」などと呼ばれている専用のグッズもあります。

<参考>スタックラダー、スタックステップ、スタックヘルパー一覧(Amazon)

タイヤチェーンとスタッドレスタイヤ

<出典動画:『雪道での登坂テスト【JAFユーザーテスト】』YouTube> ノーマルタイヤ2本+駆動輪にタイヤチェーンの組み合わせよりも、スタッドレスタイヤ4本の方が、雪道での制動は高いと言われています。

使い方にもよりますが、一般的に、スタッドレスタイヤの寿命は3年と考えて交換するのが良いそうです。そう考えると結構な負担です。雪の少ない地方では、タイヤチェーンの方が経済的で使いやすいように思います。

タイヤチェーンも最近はゴムや樹脂製のものが出回っていて、装着もしやすくなっています。

雪道の利用の多い人は、スタッドレス4本を装着しておいて、非常用にタイヤチェーンを備えておくのが完璧です。

年に数回しか雪が降らないような場所では、スプレー式のタイヤチェーンも便利です。

タイヤの接地面にスプレーして、50㎞~70㎞程度の距離を効果が持続するようです。ただし、雪道以外を走行すると効果は落ちてしまい、タイヤに白い跡が残ります。

雪が降ったその日だけ使えれば良いという場合には有効なグッズです。1巻で20本分のタイヤにスプレーできる容量です。 <参考>スプレー式タイヤチェーン一覧(Amazon) <参考>タイヤチェーン一覧(Amazon) <参考>スタッドレスタイヤ一覧(Amazon)

アイスクレーパーとスノーブラシ

アイススクレーパーはスノースクレイパーとも呼ばれています。雪だけでなく、霜や氷も取り除くことが出来ます。

アイススクレーパーは扇型で、主に大きな雪を払い落としたり、ガラスにへばりついた雪や氷、霜をそぎ落とします。最後に水滴を掃き捨てるのにも使えます。

アイススクレーパーはボディに使うと傷になりやすいので使わないように注意します。

スノーブラシはボディを傷つけないように加工されて、主に細かい雪を払い落とすのに便利です。

伸縮する1本の棒の両端に、アイススクレーパーとスノーブラシが付いて兼用できるタイプや、電動式の製品もあります。

ワイパータイプは雪を取り除いた後に、水滴を掃き捨てることができます。ブラシタイプは車体に傷が付きにくい特徴があります。

霜取りだけなら解氷スプレーが便利ですが、フロントガラスに積もって硬くなった雪を取り除くには、手だけでは冷たくてかじかんでしまいます。1つは備えておきたい道具です。 <参考>アイススクレーパー、スノーブラシ一覧(Amazon)

スコップ

大きなものでなく、タイヤ回りの雪をかき分けられれば良いので、小さく折りたためて、車のトランクに積んでおいても邪魔にならないスコップがお薦めです。

冬季以外には、キャンプ道具や庭の手入れにも活用できます。

シャフトの先端を付け替えて、ノコギリやハンマーなどにもなり、災害時にも役立つ多機能なスコップもあります。

<参考>折りたたみスコップ、多機能スコップ一覧(Amazon)

牽引ロープ

使わない時は小さく巻いておけば邪魔にならず、値段も高くありません。それで5トンや10トンの車を引っ張ることが出来るのですから、たとえ使う場面がなかったとしても、無駄な出費とは思えません。

車の脱出用としてだけでなく、災害時の避難ロープや、坂道で車いすを引くのに使う人の例もあります。 <参考>牽引ロープ一覧(Amazon)

ブースターケーブル

年間を通して使う可能性のあるものですが、冬や夏は暖房や冷房でバッテリーを多く使います。

特に寒い冬はエンジンがかかりにくくなるので、バッテリーが弱くなっている場合には、携帯しておきたいグッズです。

ブースターケーブルはつなぐ順番が決まっているので、ケーブルに番号シールが貼ってあるものがお薦めです。順番は常に覚えていられませんから。HV車に対応しているものを選ぶと良いですね。 <参考>ブースターケーブル一覧(Amazon)

ジャッキと板きれ

ジャッキは純正の備わった物で問題ありません。タイヤチェーンを装着する時、地面がぬかるんでいたり、デコボコで不判定な場合には、板切れが1枚あると、ジャッキの土台として使用できます。

販売されているジャッキには、長い棒を上下させて楽にジャッキアップ出来る油圧式の製品もあります。注意点としては、車種によっては、上下させる棒が車体底部にぶつかって動かせない場合があります。

スタッドレスタイヤの交換を自分で行うのに、2つのタイヤを同時行いたい目的で購入する人も多いと思います。このタイプのジャッキでも、車の側面から1つのタイヤを持ち上げるなら問題も起こりにくいですが、車の前後から車体を持ち上げるのは重量がかかるので、粗悪な製品ではオイル漏れや、油圧が弱かったり、下げにくかったり、材質の耐久性が悪かったり問題が起きやすくなります。

結局、面倒なようでも、純正のジャッキをぐるぐる回して、タイヤを一つづ持ち上げるのが、一番安心という人も多く見かけます。純正のジャッキはメンテナンスも楽ですから。

<参考>ジャッキ一覧(Amazon)

 

  • 車線変更をする時に車の間に入れてもらうタイミングがつかめない。
  • 駐車場で後ろの車の事ばかり気になって焦ってうまく駐車できない。
  • 流れにうまく乗れていないのではと後ろの車が気になって仕方がない。

免許を取っても、最初から一人で運転できない人は多いです。私も数カ月の間、父や友人に助手席に乗ってもらって、家の近所や良く出かける場所まで一緒に付いて来てもらいました。自動車学校を卒業できても、自分の技能にまだ自信が持てていなかったのです。

車の免許を取ってから半年しても、まだ一人で運転できないとしたら、運転中に感じ取った危険や不安を、自分で回避する判断ができないためです。

感じ取った情報を、自分で判断して、体を通して車を操作する回路が出来ていないのです。この回路がスムーズに流れるようにするには、同じような場面を繰り返して、情報の感知から、判断、操作の流れを知識でなく、体の神経に覚えさせるしかありません。

反復練習が必要なのですが、一人で行うことが不安な場合は、運転経験の豊富な人に同乗してもらって、アドバイスを受けながら練習する以外に方法はありません。

具体的にどういう方法が良いのか考えてみました。まだ一人では運転できない中年主婦へのアドバイスになれば幸いです。

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同乗者に横に付いてもらって練習する

自分の運転を助手席から冷静に見てもらいながら、前もって指図するのではなくて、操作した後から悪い点を指摘してもらうのがよいですね。

あくまでも、状況の判断と操作は自分で行います。その結果についてアドバイスを受けます。判断や操作の仕方までリードしてもらっていては、中々自分の力が身に付きません。

問題は誰に乗ってもらい、どんな内容の練習をするかです。

家族や友人に同乗してもらう

一番手軽なのは家族や友人に同乗してもらうことです。ただ、近しい関係なだけにアドバイスが感情的になってしまう危険性があることです。

ベテランドライバーから初心者を見ると、「どうしてこんなことができないのか?」「どうしてそんな判断をするのか?」理解できないと感じてしまいます。自分も通ってきた道なのにです。

教えようとする側と教わる側の双方に忍耐力がない場合には、両者の間で衝突が生じます。どちらも一生懸命になるほど、もどかしさや焦りが高まって、不満が爆発してしまいます。

教える側と教わる側のどちらも、

  • 直ぐに結果を求めずに、繰り返すことを目的にすること。
  • 指図でなく評価と改善に徹すること。
  • 判断と操作は運転者の主導で行うこと。

経験豊富な同乗者は、初心者をコントロールしようとします。初心者にもプライドがあるので、全てを指図されたり否定されたりすることには耐えられません。運転を見てもらって、評価して、改善点を指摘してもらうようなやり方が良いのです。指導を受けるのではなくて、アドバイスをもらうことです。指導者の資格はないのですから。

「ペーパードライバー教習」を受講する

家族とでは喧嘩になってしまう、付き合ってくれる都合の良い友人もいない。誰にも知られずに運転が上手になっていたい。そういう場合の、次の選択肢としては「ペーパードライバー教習」が適しています。

自動車学校のペーパードライバー教習

自動車学校では、ペーパードライバーを対象とした「ペーパードライバー教習」のサービスを実施しているところが多くあります。

自動車学校のペーパードライバー教習は、資格をもった教官が、学科も実技も本科を基本にして行います。使う車両も補助ブレーキと補助ミラーが付いた教習車両を使うので、信頼感と安全性があります。

自動車学校のペーパードライバー教習の特徴としては、次のようなことが挙げられます。

  • 急ブレーキの練習など、知識を持たずに路上では行えないようなことができる。
  • 自宅から良く行くスーパーや幼稚園などの希望のコースや、車庫入れなど苦手な部分を集中して教えてもらえる。
  • 貸しコース・貸し車できるところもある。貸しコースはマイカー持ち込み(3年以上の免許の同乗者が条件等)コースの中を走れます。
  • 講習時間も柔軟に変更や追加ができる。
  • 送迎サービスも本科の教習生と同じように利用できる。託児所のあるところもある。
  • 教習中の事故があった場合、自動車教習所が加入している専用の保険が適用される。
  • 繁忙期(1月から3月、7月から9月)は実施していないところもある。

出張型のペーパードライバー教習

指導員(サポーター)に自宅まで来てもらって講習を受けます。こちらも希望したコースや集中して練習したいポイントを選べますが、自動車学校のものとの違いは、

  • 自動車学校のものと比べて料金体系が少し高めの設定。
  • 最後まで同じ指導員が出張して教える。
  • 講習の時間は受講する側の希望で決められる。
  • 子供も同乗させて講習を受けることも可能。
  • マイカーに補助ブレーキをつけて受講することも可能だが、条件付きな場合もある(最初の受講からは出来ない場合や、事故の場合の保険は適用されない場合など。)
  • 教習中の事故は、教習車両の任意保険の範囲内に限定される。

どちらのペーパードライバー教習でも、短い受講時間で完全に体に覚えさせることは出来ません。正しい運転操作を実践的に知ることが重要で、体に馴染ませるには、やはり繰り返しの練習が欠かせません。

ただ、ペーパードライバー教習を受けたことで、一人で練習する自信になります。一人で練習することができるための手段と考えるのが良いと思います。

(注意:教習中の事故の場合、免許を持っている運転者にも刑事・行政・民事の責任は発生します)

一人で練習する時のコツ

一人でどこへでも自由に行くにはまだちょっと抵抗があるけれど、一人で練習することは出来るようになったら、自分の苦手に思う所を納得がいくまで練習します。その時にちょっとした練習のコツがあります。

若葉マーク2枚を車の後部の目立つ位置に貼る。

初心者の意識が集中してしまうのが、自分の後ろの車のことです。本来は前に集中していなければならない時に、後ろの車が自分の車にどう見られているかが気になってしまうのです。

「運転が下手と思われたくない」、「後ろの車に迷惑をかけたくない」という思いがそうさせます。バックする時と車線の変更、右左折などの軌道を変える時以外は、前方に意識がなければなりません。

若葉マーク2枚を後部に貼っていれば、後ろの車は初心者として扱ってくれます。上手く見せようとか、迷惑かどうかとか無駄なことは考える必要はありません。後ろのことは若葉マークに任せて、前方に集中します。

確認の前に合図を出してしまう

車線変更でも合流でも右左折でも、発車する時、駐車や停車する時でも、全ての動きの前には、ウインカーやハザードの合図を、確認する前に出してしまいます。

周りの車にとって一番迷惑なのが、合図と同時に車の進行方向を変えられることです。前の車の合図が早い程、後ろの車はその変化に余裕を持って対応できます。

ところが、運転が下手な人程、確認をしてから合図を出そうとします。車の流れの中では瞬間的な判断が求められます。タイミングを見定めてから合図を出していたら、合図と移動の間隔が短くて、周りの車から見れば急な変化と感じられてしまいます。

合図を出してから移動のタイミングを慎重に確認します。そしてそのタイミングに合わせて遅れないように移動します。そうすれば、合図から移動までに間があるので、周りから視認させやすく安全性が高まります。

更に、合図を出すことによって、周りの車(後ろの車)に意志が伝わり、そのためのスペースを空けてくれます。合図には、なかったスペースを作ってくれる働きもあるのです。

移動のタイミングを見定めてから合図を出すのではなく、合図を出してからタイミングの確認作業に入るようにします。車線変更が苦手な人は、合図を出さないまま、入り込む隙間を見つけられずに、焦ってしまうのです。この状態は後ろの車からしたら危険です。合図も出さずに、隙間ができた瞬間に前に飛び込んでこようとするのですから。

隙間の確認などする前に、思い切って先に合図を出してみてください。なかった隙間がさっとできたりしますから。合図を出したからといって、確認もせずに車線を移動するわけではありません。合図を出してから、慎重にタイミングの確認作業に入るのです。

遠く前方だけ見てサイドや後方は移動する時だけ見る

若葉マークのところでも言いましたが、初心者ほど自分の後ろの車を気にします。直進している時には後方を気にしても全く意味がありません。

初心者で運転が苦手と感じている原因は、運転中の神経を2倍使っていることも一つです。前方だけ注意していればよい場面で、前と後ろの両方に注意を払ってしまっているのです。

サイドや後方への注意は、車を直進させている状態から変化させる時だけで良いのです。運転の多くの時間は直進しているだけです。注意を払う割合を適切にしただけで、運転がとても楽になるはずです。

私の運転はこんな感じです。一般道などを直進している時はルームミラーもサイドミラーも見ません。例えば、左前方に自転車が走っているので追い越そうとします。自転車を避けるため、右に少し車の方向を変化させるので、初めて右サイドミラーで右後方を確認します。自転車を追い越してまた左に移動する前に、左サイドミラーで左後方を確認します。直進している時には前方しか見ていませんが、数センチでも車の方向を変化させる前にはサイドミラーで必ず確認します。信号待ちで停車している時に、ルームミラーやサイドミラーで車の周囲を確認しています。ルームミラーは車線の多い道路とか、速くて車の量も多いような幹線道路、高速道路でしか使いません。

一人の練習に向いている場所

私や家族が運転免許を取った後、よく練習の場所として利用したのが、区画された大きな住宅地です。近くに大きな新興住宅地あって、その区画の中は碁盤の目のように区画された道路が走っていました。住宅地なので、交通量もほとんどありません。道路の幅も5メートル以上と余裕がありました。

この区画の中を思いのまま縦横無尽に走ります。自動車学校で習ったことを思い出しながら、慎重に運転しました。特に慣れなかったハンドル操作にはとても効果がありました。右左折で回り過ぎたり、周り足りなかったりすることが矯正されました。

住宅地にはところどころに公園があります。トイレや疲れて休む時は公園の横に車を止めました。公園の横に駐車する時には、縦列駐車の練習ができます。大き目の公園には駐車場がありました。空きスペースでバック駐車の練習もできました。

バック駐車の練習でしたら、今ならショッピングモールなどが良いと思います。土日、祝日を避ければ、利用者のいない駐車場の片隅でなら迷惑にはならないでしょう。

練習の初期には、自分の住んでいる近くに安全な練習場所を見つけて、車の多い道路では出来ない練習をするのが良いですね。幅寄せ(切り返し)、縦列駐車、バック駐車などです。それで自信が付いたら、次に片側1車線の道路、片側2車線の道路、駅前や繁華街、そして長距離運転、高速道路という風に難易度を上げていきます。

自信をつけるには練習あるのみ

免許を取ったからには、どこでもスイスイ運転できて当たり前という考えが、「自分はどうしてできないんだろう?」という劣等感につながります。

免許は道路を車で走っても良いという許可であって、運転が上手いという保証ではありません。調理師免許を持っていても料理の下手な人がいるように、資格に縛られないことです。

道路で運転の練習ができる許可をもらったと考えて、基礎からじっくり練習すれば良いのです。運転の技術向上には際限がありません。何年運転しても「これで完璧」などということはありません。むしろ退化していることもあるのです。

安全に無事故・無違反を理想として、そのための運転技術に励みます。その立場はベテランドライバーも免許取り立てのドライバーも対等です。日々練習に励むつもりでいなければ、どのドライバーも安全を守れません。

自信は練習からしか生まれません。

 

 

昔から運動が苦手だからと諦めていて、家族のためとか仕事の必要に迫られて、運転免許を取らなければならなくなったけれど、40歳を過ぎて、今さら自動車学校へ行くのが不安な主婦。あなたもその一人ではありませんか?

  • 運動神経が悪くても運転免許は取れるのか?
  • 自分だけ卒業できなかったら恥ずかしい。
  • 教官や他の若い教習生とのコミュニケーションが心配。

若い頃に一度挫折してしまった人もいるでしょう。なんとなく自動車学校特有のイメージがあります。父や祖父の世代からは、とても厳しかった話も聞きます。アクセルに乗せた足を、思いっきり教官に踏みつけられたなどという話もありました。

しかし、今は人口減少の上、車を持たない若い世代が増えたことで、自動車学校も顧客サービスが向上して様変わりしています。それでも、自動車学校は決して誰にも易しい場所でないのは、今でも変わりません。

最近の自動車学校の様子は、人見知りする人の目から見た様子を描いた本が参考になります。
極度の人見知りでも教習所へ行って免許が取れるのか?不安を消す本

40歳を過ぎてから、免許を取りに自動車学校へ行こうと思っているけれど、不安を抱えている主婦への助言になれば幸いです。

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自動車学校は自分の内面と対決するところ

自動車学校はカルチャースクールとは違います。生命に危害を与えかねない車という機械を扱う者を養成する学校なので、身に付けなければならない技能と知識が求められます。

教える側と学ぶ側には初めから上下関係があります。その関係は単純ではありません。教える側には教えるという上位の立場と、お客様に奉仕するという下位の立場という矛盾を抱えています。学ぶ側も教えてもらう下位の立場と、お客様という上位の立場という矛盾を持っています。

お互いが矛盾した関係を持ちながら、命に係わる資格を間に挟んで、希望と絶望、忍耐と挫折を伴う感情のやり取りが行われます。教官と教習生の双方に思い違いが生じるのは当然です。お互いの理想と現実、本音と建前がぶつかりあっているのですから。

自動車学校へ行くのに不安を感じる時点で、自分の内面と対決していることになります。自動車学校へ行くのがワクワク楽しみに思える人は運転の適性があります。車の運転の質を決めるのは運動神経よりも、内面的な性質、心理的な性質です。

自動車学校へ行くのが不安な主婦に待っているのは、自分の内面との対決です。過去のマイナスイメージの自分、現在の不満を抱える自分との対決、将来の希望を持てない自分との対決。普段は隠れて気がつかなかった弱い自分の内面が表面に表れます。

自動車学校へ行くのが不安な主婦には、自分の弱い内面と対決する覚悟が必要です。

自己嫌悪と自信喪失への耐性を試される

不安の中で始まる教習は、思い通りにならないことの連続です。自動車という大きな機械を突然操縦するのですから当然です。自分の手足のように操れるようになるには、一定以上の時間が必要です。

しかし、自動車学校は大勢の人たちの中で個人の能力が試されるので、嫌でも他人との比較をしてしまいます。他人と比較すること自体が劣等感の表れです。自分の駄目な部分と他人の優れた部分を比較して自信を失います。

失いかけた自信は、過去の自分の失敗や現在の不甲斐ない自分、未来の希望のない自分まで借り出して、益々自分を攻め立て、追い込んでいきます。

この苦しみから逃げ出そうと、免許取得を諦める誘惑が襲います。励ます自分と逃げたい自分の葛藤が始まります。本当に諦めるのか、このまま頑張るのか、自分の心の強さが試されます。

自動車学校へ行くのが不安な主婦の誰もが通る、当たり前すぎる道です。自動車学校とはそういう場所です。自信喪失や自己嫌悪するのが普通の場所です。挫折する人が正常な場所です。

だから、当たり前の事でいつまでも悩み、いつまでも引きずる必要はないのです。自動車学校とはそういうところなのですから。

自動車学校は失敗を体験しながら体で覚える所

下手だから自動車学校へ来るわけで、上手ければ直接実技試験場へ行きます。免許を取ってからの失敗は事故につながるので、学校の中で失敗を体験しなければならない場所です。

機械の操作なので頭の中の知識だけでは行えません。操作は体で覚える必要があります。体で覚えるには、何回も試して、何回も失敗を繰り返す必要があります。失敗を繰り返すことは必要なことで、恥ずかしいことではありません。当たり前のことです。恥ずかしいと思うことの方が当たり前ではないのです。

失敗を試す場所なので、失敗を無駄にしないことです。試した失敗は役に立てることです。失敗を叱り注意するのは命を預かる教官の当たり前の役目なので、傷つくのは見当違いで、意地悪に感じたとしても一切をアドバイスとして受け止めます。失敗を体験する場所なので、叱られて当たり前なのです。

自信を失うことを悩むのではなく、失敗をどう活かすかを考えることです。自信を失うのは当たり前のことです。当たり前の意味のないことに悩まずに、当たり前の意味のある失敗を活かすことを考えるようにします。

技術的な心構え

主婦に限りませんが、運転が苦手な人の教習の初期に多く見られる特徴が、ハンドル操作に関することです。右左折する時の脱輪や大回り、センターラインオーバーなどです。

視線を遠くに保つ

初めて体験するクロスハンドルで、回すことに気を取られるため、視線や意識が手元や車の直前に集中します。MT 車の場合はギアチェンジやクラッチ操作があるので、なおさら意識は手元・足元に集まります。

視線や意識が近くなるほど、前方を予測した余裕のある運転ができなくなり、車両感覚も全体を感じ取りにくく、部分的なところに偏ります。

ぎこちなくても手元を見ながらの操作をしないで、なるべく前方に視線を置いたまま操作をするように心がけます。

運転動作を体に覚えさせるにも、動作を見ながらやるよりも、視線は遠くに向けたまま行う方が早く身に付けることができます。手元、足元を見ずに遠くを見つめたまま動作を行うようにします。

右左折の脱輪や大回り、センターラインオーバーの原因は、全て視線や意識が車の近くにとどまっているために、広い空間の中での自分の車の位置関係が捉えられないためです。視線が遠くにあれば、曲がり角や交差点の中心点と、自分の車の位置関係が分かるので、曲がるべき軌道を外れることはありません。

また恐怖感に関しても、車の直前を見るよりも遠くを見る方が怖さは少なくなります。この心理はスピードについてだけでなく、教官が横にいる緊張感、操作を失敗した時の焦りなど、教習の間全体の緊張状態に関わります。遠くに視線を向けることで、全体の恐怖感や緊張感を軽減することが出来ます。

動作に合わせて心の中で口ずさむ

私の通った自動車学校では、動作に合わせて口でも確認の声を出すように指導されました。最初は面倒に感じましたが、自分の安全運転の基礎になっています。

「信号青よし、右よし、左よし」(交差点の通過)「(左)ミラーよし、巻き込みよし」(左折)「(ルーム)ミラーよし、右(サイドミラー)よし、(右斜め)後方よし」(追い越し)など、今でも時々口ずさんでいます。

声に出さなくても、動作と一緒に口ずさんでいると、一連の動作の順番が身に付きます。また動作に抜けがなくなります。前進する動作だけでなく、方向変換や縦列駐車などでも、パターン化できるので利用すると良いと思います。

イメージトレーニングをする

実技講習は2時間連続で受けるべきではありません。脳は講習の後も働いていて、習ったことを意識下で消化しています。講習を連続して行うとその時間を奪うことになり、未消化として残ります。私も経験しましたが、講習を受けていない間も技能は向上しているのです。

自動車学校で時間に余裕があれば、他の教習者の運転の様子を眺めたり、携帯の動画や写真に収めて、繰り返し見ることです。車がどの位置で曲がったり止まったりしているかを観察します。

教習中の車の中から見る映像と、外から観察した映像が脳の中にインプットされていき、脳は休んでいる間も働き続けて、勝手にイメージトレーニングをしてくれます。勿論、意識的に映像を思い浮かべるようにすれば効果は増加します。自分の不得意な部分を集中的に観察すると、脳も反応して集中的にイメージトレーニングしてくれます。

また、自動車学校の送迎の車の運転手や、バスの運転手、家族が運転する様子を近くから観察するのも有効です。イメージトレーニングの材料をどんどん蓄積していきます。

更に、路上教習に進んでも、教習のコースを家族の車で走ってもらって、運転手の後方から動画を取って、繰り返し観察します。自分で運転している姿を想像しながら、スピード感や対向車、歩行者を観察します。なるべく教習車が走るような安全運転で走ってもらうと良いでしょう。

教官は敬意を持って利用するもの

人間同士の関わり合いなので、当然相性というものがあります。何度接してもギスギスした緊張感が消えない人。初めから打ち解けられる人。私自身は人生勉強と思って選り好みしませんでしたが、選択できるシステムの学校なら、気に入った教官を指名するのも良いでしょう。

避けた方が良いのが、何かを質問して誠実に答えようとしない教官です。当たり前の仕事を放棄しているわけですから、こういう人は論外です。教官は分からないことや疑問に答えるのが仕事です。遠慮せずに何でも質問して構いません。この場面の関係は、教習生が上位のお客様で、教官はサービスを奉仕する役目です。

教えている最中は教官が上位ですが、質問する時にはお客様が上位なのです。学校の中では、上位と下位の関係が交互になります。この関係を一方的に終始下位の立場でいると、次第に教習そのものが苦痛になっていきます。

敬意を持って従う場面と、お客様として堂々と当然の権利を実行することの切り替えは、意識の中に持っていなければなりません。

自動車学校は自分を試して鍛える道場

教官の何気ない一言に傷つくことがあります。

  • 自動車学校はそういう場所だからと開き直る。
  • こういう言い方は自分は他人にしないでおこうと教訓にする。
  • 自分を鍛えてくれる教官の愛情だと思って感謝する。

教官から飛んで来る刺すような言葉を、どうやって自分の質を高めることに転化できるかどうか。普段の生活では経験できないような、言葉や態度の圧力対する受け身の練習をしているようなものです。

自動車学校は自分と対決する場でもあります。自分はこんなにプライドが高かったのか、自分はこんなに耐える力がなかったのか気づかされます。自分の弱さを自覚してからが勝負です。弱くて当たり前のところからが始まりです。どれだけ自分の負の感情をコントロールできるか。失った自信をどうやって回復していくか。誰のせいにもできない自分で選択した責任を、どう果たしていくか。自動車学校は自分を鍛える道場です。

くじけそうになった時は

自分を励ます歌を口ずさむ

どうしても辛いときは、全てを忘れて歌でも口ずさみましょう。明日からまた新たな気持ちで頑張りましょう!
●『愛は勝つ』(作詩・作曲:KAN)

<出典動画:『結婚式サプライズムービー(137人の愛は勝つ合唱リレー)』YouTube>

●『明日があるさ』(作詩:青島幸男 作曲:中村八大)

<出典動画:『明日があるさ』YouTube)

●『負けないで』(作詩・作曲:坂井泉水、織田哲郎、川島だりあ)

<出典動画:『5分に凝縮 秦野の魅力『市民が市内をご案内「負けないで」にのせて』』YouTube>

免許を取った後の自分の姿を想像する

  • スーパーで沢山の買い物をして車に積み込んでいる姿。
  • 家族とディズニーランドに出かけてにぎやかな車内の様子。
  • 子供たちと一緒に車を洗ってピカピカに磨いている様子。

免許さえ取れば、辛い教習も楽しい思い出に変わります。苦しみの向こうには、幸せが待っています。一時の挫折で諦めても良いのでしょうか?

免許を取ったらやりたいことは何ですか?簡単に諦めて後悔しませんか?免許を取った後の自分の姿を想像してください。弱気になった心に勇気が湧いてきませんか?

死にそうでどうしても耐えられなくなった時は

精神的にも、体力的にも、経済的にも限界が来て、継続することが出来なくなった場合、自分にかけてあげる言葉があります。

「運転免許は取れなくても、それが自分の能力の全てではない。運転が出来なくても、本を読むのが好きな能力がある。カラオケが好きな能力がある。家族に美味しいごはんを作ってやれる能力がある。笑顔で声を掛けられる能力がある。自分にはまだまだたくさんの能力がある。運転免許だけで、自分の優劣の評価は決まらない」

優秀な成績より慎重なドライバーで卒業する

自動車学校は、スピードレーサーの養成所ではありません。安全な運転者を育てる学校です。成績が優秀な人が立派なのではなく、自分を過信しないで慎重な運転を心掛ける人が立派なのです。

仮免、卒検を一発でパスすることが立派なのではなく、何回落ちても、慎重な運転が出来るようになることが立派なのです。何度試験に落ちても恥ずかしいことではありません。落ちるのは当たり前のことで、当たり前のことで恥ずかしがる必要はありません。一発で試験を通って、有頂天になるようなら、そのことの方が恥ずかしいことです。

教習は緊張するのが当たり前です。緊張するのはまだ運転が体に覚え込んでないからです。緊張することに悩むのではなく、緊張しなくなるように練習が足りていないことを自覚しましょう。緊張は練習不足と認識しましょう。

補修を受けたり試験に落ちたりすることは、成功へ一歩近づいた証拠です。失敗の回数を重ねる程、成功に近づくのだと考えましょう。

優秀な成績で卒業することを目指すのではなく、運転マナーの良いドライバー、慎重な運転を心掛けるドライバーになることを目指して頑張りましょう。

 

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