(photo出典:『Wikipedia』4代目ハリアー(2020年~))
トヨタのSUVハリアーの2022年2月現在の現行モデル(4代目2020年~)の、駐車に必要な道路・通路幅はどのくらいになるか、メーカの諸元表資料を基に、CAD上で検討してみました。
(*オーバーハング寸法の情報がありませんでしたので、前後均等に仮定しています。駐車スペースの寸法は一般的な2.5mx5.0mで想定しています。)
4代目ハリアーの車体寸法(単位mm)
項目 | 寸法 |
---|---|
全長 | 4,740 |
全幅 | 1,855 |
全高 | 1,660 |
ホイールベース | 2,690 |
トレッド(F/R) | 1,605/1,625 |
最小回転半径 | 5,500/5,700 |
現行モデルのハリアーは、車体サイズは同じで、最小回転半径が5.5mと5.7mの2種類のタイプがあります。それぞれのタイプについて検討してみます。
4代目ハリアーの駐車に必要な道路・通路幅
最小回転半径が5.5mのタイプ
最小回転半径5.5mのタイプのハリアーを切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、4.768m以上のスペースが必要です。直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.994m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を1.686m離した位置になります。
また前進駐車を切り返しせず一回で行うには、8.166m以上のスペースが必要です。
最小回転半径が5.7mのタイプ
最小回転半径5.7mのタイプのハリアーを切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、4.908m以上のスペースが必要です。直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約4.222m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を約1.853m離した位置になります。
また前進駐車を切り返しせず一回で行うには、8.371m以上のスペースが必要です。
最小回転半径5.5mタイプと5.7mタイプとの差(単位mm)
駐車方法 | 5.5mタイプ | 5.7mタイプ | 差 |
---|---|---|---|
バック駐車 | 4,786 | 4,908 | 122 |
前向き駐車 | 8,166 | 8,371 | 205 |
バック駐車で約12cm、前向き駐車で約20cmの差があります。