バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

タグ:トヨタ

1951年のトヨタJEEP BJから68年、世界の悪路で支持されて来た大型SUV。8人乗りまであるトヨタランドクルーザーは、大勢でワイルドなキャンプにくり出すには最強の車です。

私がすごいなあと感じたのは、ぬかるみや砂地、デコボコ道や岩場などの路面状況に合わせて、最適なブレーキングや駆動力を4輪に振り分けてくれる機能です。

ブレーキやアクセルを踏まなくても、ハンドル操作だけで路面に合わせて4WDを制御もしてくれます。

他にもタイヤの上まで水に使っても走行できる渡河性能。オプションの車の真下の路面を写せる機能も魅力です。

トヨタランドクルーザーZXモデルを参考に、バック駐車で車庫入れするのに必要な道路幅(通路幅)を調べました。

RAND-CRUISER-ZX
(参照:https://kakaku.com/item/K0000286503/catalog/GradeID=30733/

トヨタランドクルーザーZXのサイズ

項目サイズ
全長4,950mm
全幅1,980㎜
全高1,870mm
ホイールベース(前輪と後輪の車軸中心間距離)2,850mm
トレッド前/後(左右輪の中心間距離)1,645/1640mm
最小回転半径(外側前輪の最小円軌道半径)5.9m

前後のオーバーハング(車軸中心からバンパー外端までの距離)はデータ不明でしたので均等に振り分けました。図面で見ると、後方のオーバーハングの方が前方のオーバーハングより少し長いように見えますが、ご了承ください。

RAND-CRUISER-sunpouzu
(参照:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/landcruiser/landcruiser_main_201908.pdf

バック駐車で車庫入れするのに必要な道路幅

最小回転半径の中心点(後ろの車軸の延長線上)を中心に、15度ずつ90度回転させてバック駐車の円軌道を描きます。

車庫のスペースは標準の間口2.5m、奥行き5mで想定しました。

TOYOTA-RANDCRISER-ZX-1

後輪を車庫の中心から4.288mの位置に置いて、車庫の入り口のラインから1.947m車体側面を離して、直角バック1回で駐車するには、5.211mを超える道路幅(通路幅)が必要だと分かりました。

TOYOTA-RANDCRISER-ZX-2

一般の駐車場で、直角バック1回で駐車する目安は、目的の駐車スペースから2つ先の駐車枠の奥の境界線が、運転席の横に来た位置から開始すればよいでしょう。

1回の前進駐車で車庫入れするには

参考までに、1回の前進駐車に必要な道路幅(通路幅)はどの位になるか調べてみました。

通常走行では9m以上も必要なのが分かりますが、「ターンアシスト機能」といって、後輪内側の油圧を制御する機能が働くようにしておくと、最小回転半径よりも小回りできるので、9mよりも狭くても可能になるでしょう。

TOYOTA-RANDCRISER-ZX-3

家族の多い家庭では選択枝にあまり入らないと思いますが、もっと若い人たちの間では、小型のSUV(Sports、Utility、Vehicle)が人気があるようです。

こういう車に好きな人を乗せて、夏にはサーフィンやバーベキューに行ったり、冬にはスキーに行ったりするイメージなのでしょうか?スポーツとレジャーの取り合わせが、今の若者が車に求める思いに合っているのでしょう。

2018年にトヨタのCH-R が最も販売されたコンパクトSUVですが、これから購入を検討されている人の中に、自分の家の車庫の前の道が狭くて迷っている人もいるかと思います。

車庫の間口が標準的な2.5m以上あったとしても、その前の道の幅が狭くてはバック駐車が困難になります。最初に、道幅3.5mを想定して、狭い道幅でもCH-Rがバック駐車可能か検討してみます。

Toyota-CH-R

<出典画像:『TOYOTA CH-R』https://images.caradisiac.com/images/0/9/1/1/110911/S0-essai-toyota-ch-r-arme-de-conquete-390366.jpg

トヨタCH-Rの主な諸元(サイズ・機能)

項目寸法
全長4,360mm
全幅1,795mm
全高1,550(ハイブリッド)1565(ガソリン)
ホイールベース(前輪と後輪の車軸中心間隔)2,640mm
トレッド(左右のタイヤの中心間隔)1,540(G,G-T)1,550(S,S-T)
最小回転半径(最小回転した時の外側前輪の軌道半径)5.2m

Toyota-CH-R寸法図

<出典画像:『トヨタCH-R寸法図』https://toyota.jp/pages/contents/c-hr/001_p_001/image/grade/common/carlineup_c-hr_grade_common_size_g.jpg

道幅3.5m間口2.5mでCH-Rはバック駐車できるのか?

直角バック1回で駐車は可能か?

車に角度をつけないで、90度の角度からバック駐車する直角バック(直角駐車)が可能か検討してみると、1回の直角バックで駐車するには道幅は4.43m以上必要なことが分かりました。従って、この方法では道幅3.5mの道路から駐車出来ません。

CH-R 90back-1try in 4.43m

また、この図で参考にして欲しいのは、一般の駐車場で、CH-Rを1回の直角バックで駐車する場合の位置取りが分かることです。駐車スペースの間口のラインから、車体を1.45m以上離し、2つ先の駐車スペースの奥の線に前輪が来た辺り(後輪が1つ先の駐車スペースの奥の線辺りに来た時でも良い)に停車すれば1発で直角バックが可能です。

切り返しをすればバック駐車は可能か?

それでは、車庫の間口のスペースを利用して、何度か切り返しをすればバック駐車は可能か見てみます。

CH-R 90back-sometry in 3.5m

直角バックで45度まで回転して、車庫の間口に極限まで車の後部を入れても、切り返しに使える左前方の余裕は24㎝程しか余っていません。この程度の余裕では日常的な駐車では現実的ではありません。

道路を左側から前進して来て、左に車を傾ける場合も、この図の右から2番目当たりの位置に停車するしかないわけで、直角バックより有利になるのではありません。最小回転半径の軌道のどこかに収まるしかないのです。

車庫の前の道路の幅が3.5mで、車庫の間口が2.5mという条件では、トヨタCH-Rをバック駐車させるのは困難という結論です。

それでは、道幅は変えられませんが、車庫の間口を工夫できることを前提にした検討をしてみましょう。

車庫の間口を最小限度広げた場合

道幅3.5mのまま、車庫の間口2.5mに内側のコーナーをカットすれば、直角バック1回で駐車出来るようになるはずですが、最低どの位カットする必要があるか見てみます。

CH-R 90back-1try in 3.5mcut80x93

間口の内側の角を、80㎝x93㎝以上でカット(図の黄色の塗りつぶしエリア)すれば駐車出来ることが分かりました。

これから車庫を作る人や新しく戸建ての家の購入を検討する人は、車庫の間口に柱やフェンスを立てないで、開放的な車庫にすべきです。車庫前の道幅が狭くても、片側でも解放してあればバック駐車がとても楽になります。

CH-Rが1回でバック駐車できる最小の道幅と車庫の間口の条件

最後に、車庫の間口が片側だけでも最低どの程度開いていれば、幅が狭い道路でも、CH-Rがバック駐車できるのか検討してみます。

CH-R 90back-1try in 2.97mcut2.13x1.51

CH-Rがバック駐車するためには、2.97m以上の道路幅がないと不可能ということと、更に内側コーナーのカット(図の黄色の塗りつぶし部分)が2.13mx1.51m以上ないとぶつかってしむことが分かります。

CH-Rの購入を検討している人で、自宅の車庫の前の道路の幅が狭くて悩んでいる人は、道幅が2.97m以上あって、車庫の間口の片側がカットできる可能性のあるならば、諦める必要がありません。

実際には、これに余裕のスペースを加味して考える必要がありますが、検討材料にはなるかと思います。

こうして見てくると、道路の幅よりも、車庫の間口の開放の度合いが、駐車のためには重要な要素になることが分かります。

現在の自宅の車庫の前の道路の狭さに悩んでいる時、車庫の方の改善の可能性も考えてみたらいかがでしょうか?

狭い条件下ではG、G-Tタイプを選ぶべし!

CH-RのGとG-Tタイプには標準で、車の前後の障害物との接近をブザーやディスプレイぶ表示して知らせる超音波センサーが、前後に3つ、合計6か所付いています。

狭い条件下でバック駐車する時には、前方外側のふくらみ(フロントオーバーハング)と、内側後方の接触をミラーだけで完全に確認するのは困難です。

センサーのブザーや表示も3段階で警告してくれるので、ミラーの目視を誤ってもぶつけ危険性は低くなるはずです。

<出典動画:『トヨタ CHR C-HR 【検証だ!】クリアランスソナー バックセンサー 実測(°▽°)』YouTube>

 

トヨタの純正のバックガイドモニターには、赤・黄・緑の色のガイド線が表示されるようになっています。

しかし、この機能を十分理解して活用している人は少ないようです。バック駐車や縦列駐車の補助というより、単に後方の安全確認のために使っています。

それだけでも大きな助けにはなりますが、使ってみると意外に頼りになる機能です。サイドミラーだけでバック駐車や縦列駐車は出来ますが、折角装備されているものを使わないのは勿体ないことです。

分からないから使わないのでなく、理解した上で使ってみて、それでも必要ないのなら使わなければ良いし、便利だと気が付いたら使うべきだと思います。先ず正しく知ることです。

狭くて余裕の全くない駐車場でなければ、バックガイドモニターを利用して、楽にバック駐車してしまいましょう。

car-1854227_640

3色のガイド線の意味

トヨタのバックガイドモニターに表示される3色のガイド線の意味は次の通りです。

  • 赤色(距離目安線):バンパー後端から約50㎝先を予測したラインで、ハンドルの角度と連動する。
  • 黄色(距離目安線):バンパー後端から約1m先を予測したラインで、ハンドルの角度と連動する。
  • 黄色(予想進路線):ハンドルの角度から算出した車両の予想進路(長さ約2.7m・幅2.2m)で、ハンドルの角度と連動する。
  • 緑色(車幅延長線):車の現在位置の車幅を延長したライン(長さ2.7m・幅2.2m)で、ハンドルの角度と連動しない。

緑色の線だけがハンドルの角度と連動していません。緑色は現在の車の方向を表わし、赤色と黄色が未来の方向を示しています。

バックガイドモニターに映るガイド線

<画像:バックガイドモニターに映るガイド線

どの時点からガイド線を利用すれば良いのか?

駐車場の通路を進んで来て、(あるいは、車庫の前の道路を進んで来て)後輪が駐車スペースに近くなるように車を傾けます。ここまではサイドミラーを使ったバック駐車と同じです。

ここからギアをバックに入れると、バックガイドモニターに切り替わります。この時点からガイド線を利用します。サイドミラーを使った方法のように直線でピボットエリアまでバックするようにはしません。ガイド線だけを見ながらバックしていきます。

サイドミラーを見ながら、ピボットエリアまで直線的にバックするのでなく、バックガイドモニターのガイド線を見ながら、ハンドルを切りつつバックしていきます。直線的にバックするか、曲線的にバックするかの違いがあります。

ピボットエリアとバック駐車の関係

どの線を見てバック駐車すれば良いのか?

黄色の予想進路線の先端はハンドルの角度に連動して動きます。そのハンドルの角度のまま車が後退していけば、黄色の予想進路線の先端に車体が通ることになります。

先ず、黄色の予想進路線の先端を駐車スペースの入り口の幅=枠の線に合わせます。そのままハンドルを動かさなければ、車は駐車スペースの入り口の中央に近づきます。

車の後退に従って黄色の予想進路線の先端は、駐車スペースの奥に達します。奥の枠線に収まる様にハンドルを調整します。駐車スペースの枠線に重なるように、左右にずれないようにします。この時点で車体の現在の向きを示す緑色の線と重なります。

間違えやすいのが、緑色の車幅延長線を駐車スペースの枠に合わせようと、ハンドルを動かしてしまうことです。緑色の車幅延長線は結果として黄色の線に重なるのであって、ハンドルで調節するのは黄色の予想進路線の方です。

黄色の予想進路線の未来に、緑色の車幅延長線の現在が追いつくというイメージです。ハンドルで調節するのは黄色の未来の予想進路線だけです。

黄色の予想進路線は駐車スペースの入り口の枠と、奥の枠の2度セットする感覚です。2度枠にロックオンするという表現がピッタリします。ポイントは、ロックオンしたら動かさないことです。未来の地点に向かって正しくロックオンすれば、現実はその通り近づいていきます。ロックオンしたのにずらしてはいけません。

次の動画は、黄色の予想進路線を利用しないで、緑色の車幅延長線を目安にバック駐車しようとしているために、駐車スペースの中央に綺麗に駐車できていません。

ただし、動画の後半の縦列駐車では黄色の予想進路線を上手に利用できているように見えます。バック駐車でも黄色の予想進路線を先導して使うと良いですね。

 

<動画:バックモニタフィールダ2014-10 - YouTube

赤色と黄色の距離目安線の見方

赤色の距離目安線はバンパー後端から約50㎝先のラインです。障害物との衝突を安全に避けるための境界の目安です。障害物にも様々な形があります。突起などを考慮して、衝突の限界までは少し余裕を持たせています。

次の写真は、赤色の線上に障害物を置いて横から写した場面です。まだ10㎝以上は余裕があるのが分かります。

赤色の距離目安線上に置いた障害物

<画像:赤色の距離目安線上に置いた障害物

黄色の距離目安線はバンパー後端から約1m先のラインです。このラインは、バックドアを開いた時に、後方の障害物と衝突しないための目安として良いでしょう。

次の図はトヨタ ヴォクシーのバックドアの開閉時の側面図です。バックドアが最も遠くに開いた寸法(A)は、タイプにより異なりますが、約940㎝から965㎝になっています。1mあれば、3.5㎝から6㎝の余裕が確保できる計算です。

ヴォクシーのタイプバックドア開閉時の軌跡の最長(寸法A)
ZS約950㎜
ZS以外約965㎜
GR SPORT約940㎜

トヨタヴォクシーのバックドア開閉時の側面図

<画像:トヨタヴォクシーのバックドア開閉時の側面図

縦列駐車の時は、赤色の距離目安線で後ろの車に合わせると、50㎝しかないので後ろの車は出られませんので、黄色の距離目安線なら1mありますから、こちらに合わせておけば出られます。

 

↑このページのトップヘ