(photo出典:『Wikipedia』3代目エクストレイル(2013年~))
日産のSUVエクストレイルの2022年2月現在の現行モデル(3代目2020年~)の、駐車に必要な道路・通路幅はどのくらいになるか、メーカの諸元表資料を基に、CAD上で検討してみました。
(*オーバーハング寸法の情報がありませんでしたので、前後均等に仮定しています。駐車スペースの寸法は一般的な2.5mx5.0mで想定しています。)
3代目エクストレイルの車体寸法(単位mm)
項目 | 寸法 |
---|---|
全長 | 4,690 |
全幅 | 1,820 |
全高 | 1,740 |
ホイールベース | 2,705 |
トレッド(F/R) | 1,575/1,575 |
最小回転半径 | 5,600 |
現行モデルのエクストレイルは、ガソリン車、ハイブリッド車を問わず、どのグレードも車体サイズ、最小回転半径は同じます。(一部全高の違いがあります)
3代目エクストレイルの駐車に必要な道路・通路幅
エクストレイルを切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、4.791m以上のスペースが必要です。
直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約4,115m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を1.757m離した位置になります。
また前進駐車を切り返しせずに一回で行うには、8.209m以上のスペースが必要です。
トヨタ4代目ハリアーとの比較
トヨタのハリアーには最小回転半径が5.5mと5.7mの2種類のタイプがあります。その2種とエクストレイルを比較してみます。
⇒「トヨタのSUV4代目ハリアーの駐車に必要な道路・通路幅は?」
駐車方法 | ハリアー(5.5m) | ハリアー(5.7m) | エクストレイル |
---|---|---|---|
バック駐車 | 4.768 | 4.908 | 4,791 |
前向き駐車 | 8.166 | 8.371 | 8,209 |
日産のエクストレイルの最小回転半径が5.6mなので当然かもしれませんが、トヨタのハリアーの最小回転半径5.5mと5.7mのタイプの丁度中間の数値です。
駐車スペースの観点からいえば、トヨタのハリアーの方が選択肢は多いです。