学科試験を受けてから年月が経っているので、普段遭遇しないような交通規則を忘れていたり、新しい規則や変更になった規則もあるでしょう。
空いた時間にスマホの学科試験問題アプリをやっていると、間違えてしまう問題も結構あります。
「そうだったっけ?」
「知らなかったー!」
そのまま間違った認識でいたら、そのうち失敗することがあるかも知れないと思いました。免許の更新時の講習だけでは不足していると感じます。
時々アプリの問題をやって、誤解や無知を無くすようにしたいと思います。間違えた問題の中に、自分の運転の弱点も隠れているかも知れません。
問1)初心運転者標識や、高齢運転者標識を付けている車を追い越したり、追い抜いたりすることは禁止されている。
正解は「誤」でした。解説は「幅寄せや割り込みは禁止されているが、追い越しや追い抜きは禁止されていない」です。
私が生活している範囲の経験では、前の車が初心者や高齢者の運転マークを付けているからといって、特に追い越すことはありませんでした。
それは、私の生活圏が片側1車線の道路が多いので、どんな車であれ普通に走っていれば、敢えて追い越す必要はありません。
このイメージがあったので、もし前の車が法定速度より遅く走っていたら、どんな車でも追い越すのは可能なはずなのを誤解してしまいました。
もう1つ間違えた原因があります。
問題文には「追い抜き」もありました。「追い越し」は同一車線の後ろの車が、前の車の右側(追い越し車線がある場合は追い越し車線に変更して)から通り過ぎて、また元の車線に戻り、前を走っていた車の前方に入る動作です。
「追い抜きは」片側2車線以上の道路で、車線を変えないでそのまま、隣の車線の自分の車より前を走っていた車より前に出る動作です。
追い抜きをイメージしたら、初心者や高齢者マークに関係なく追い抜きますよね。追い越しと追い抜きをはっきり意識しなかったことも間違えた原因と思います。
問2)定員が5名の車には、大人が3名と、12歳未満の子供が3名まで乗ることができる。
正解は「正」で、解説は「子供は、3人を大人2人分として定員を考える」です。
これは私が忘れていたか、知らなかったために間違えました。しかし、12歳未満の子供はもう体も大きくて、大人1人分と大差ありません。
特に私の子供は太っていたので、そういう子供だったら、3人を大人2人分とは言えないのではないかと思ってしまいます。
例えば、大人が1名で、12歳未満の子供が6人でもOKになることになります。大人が運転して、助手席に子供1名、後部座席に子供が5人、あるいは助手席に子供2名、後部座席に子供4名で乗るのでしょうか?
もっと小さい子供ならイメージできるのですが、「12歳未満」で判断を誤りました。
問3)正面の信号機の灯火が青色であれば、すぐに発進せねばならない。
正解は「誤」。解説は「すぐにではなく、安全を確認した後に発信する」でした。
これも間違いやすいと思います。いつも信号が青に変わったらすぐに発進するようにしていたからです。
「安全を確認」するのは当然という思いがあります。問題文はその辺の「当たり前の事」を確認してきます。
こちらは当然と思い込んでいても、問題文に書かれていない限りは欠落した状況になるわけです。
「安全を確認したらすぐに発進する」が本当は完璧な答えなのでしょう。問題文をさらっと読んではいけないと思いました。
問4)交差点付近以外の所で緊急自動車が接近してきたときは、道路の左側によって一時停止しなければならない。
正解は「誤」でした。解説は「交差点内や交差点付近の場合とは異なり、それ以外の場所では、道路の左側に寄り、進路を譲れば、一時停止しなくてもよい」とあります。
私は今まで、緊急車両が接近してきた場合には、道路の左側に寄せて一時停止していました。交差点以外の場所であってもです。
問題文にも「道路の左側によって」とあります。左側に寄ったなら停止するのが自然のような気がします。緊急車両の方でも、左側に寄っただけで普通の速度で走っていたら怖いでしょう。
左に寄せたら少なくとも徐行はすると思います。ただ、明確な「道を譲る意志表示」としては、一時停止している車がほとんどだと思います。
なんとなく実体と違うような思いがありますが、建前上はそういうことなのかと理解しました。
問5)交差点とその前後30メートル以内の場所では、前の車を追い越してはならない。
正解は「誤」で、解説は「交差点とその前後30メートルでなく、交差点とその手前30メートルが、追い越し禁止区間である」です。
問題を読む側の不注意と言うか、ひっかけ問題と言い訳するか、1文字「後」が付いているのを見過ごして間違えました。
「30メートル」という意識が強いので、30メートルが入っていれば正しいと先入観で思ってしまいます。
そういう意味でも、問題を出す方は1字1句をよく吟味していると思います。重箱の隅を楊枝でほじくるようにして問題文を作っているのでしょうね。
問6)坂道で行き違う場合、片側ががけになっているときは、がけ側の車が安全な場所に停止して、対向車に道を譲る。
正解は「正」です。解説は「転落のおそれがあるためである」となっています。
この正解には、正直納得し難いものがあります。坂道で行違う時に、がけ側とか意識して道を譲っている人がいるのでしょうか?
退避スペースが設けられていない限り、車を寄せやすい方が譲っているのではないでしょうか?
そもそも、そんな危険な道路を走ったことがないのが、間違えた原因かも知れませんが、この問題文が想定している状況は、ガードレールもない断崖絶壁の細い道なのでしょうか。それなら分からなくもありませんが・・・。
問7)故障車の前輪や後輪をつりあげてけん引する際は、けん引免許が必要である。
正解は「誤」で、解説は「故障車をけん引する場合は、けん引免許は必要ない」です。
これも私の知識不足による不正解でした。
故障車を吊り上げてけん引したこともありません。これからもないでしょう。こういう作業はJAFなどの専門業者の仕事だと思っています。
当然、専門業者はそれなりの資格を持って業務を行っていると思っていたので、けん引免許が必要なのではないかと判断してしまいました。
逆に言えば、こういう作業をする人には、けん引免許があったほうが良いのではないかと思ってしまいます。
問8)高速道路において、登坂車線は本線車道ではないため、最低速度の設定はない。
正解は「正」で、解説は「登坂車線は、坂で速度が遅くなる車が通行する車線であり、最低速度の設定はない」とあります。
場所は高速道路です。いくら登坂車線とは言え、さすがに高速道路では最低速度の制限はあるのでないかと判断してしまいました。
最低速度の制限がないのなら、登坂車線をどんなに遅く走っても構わないことになります。
遅ければ追い越して行けばよいのでしょうが、なんとなく「そうなのかなー」と思ってしまいます。そんな遅い車なら、高速道路は無理でしょうと思うのですが。
問9)霧の中の運転で危険だったので、見通しをよくするため前照灯を上向きにした。
正解は「誤」です。解説は「上向きにすると、光が乱反射するため、下向きにする」です。
本当に、霧の中で前照灯を上向きにすると乱反射するのでしょうか?経験が不足しているので分かりません。
上向きにして対向車に早く知らせた方が良いのではないかと考えてしまいますが、間違っているでしょうか?
恐らく霧の濃さにもよるのではないかと思うのですが、この問題も「そういうものかなあ」と理解しました。
問10)通行している道路が優先道路のときは、左右の見通しがきかない交差点であれば、徐行せねばならない。
正解は「誤」で、解説は「優先道路を通行している場合は、徐行する必要がない(道路交通法第42条)。なお通行している道路が優先道路でない場合は、左右の見通しがきかない交差点では徐行しなければならない」となります。
優先道路でも、優先の度合いがあると思います。こちらが大きな道路を走っていて、明らかに優先権がある場合なら徐行はしないかも知れませんが、優先の度合いがもう少し弱い場合には、私は徐行しています。
左右の見通しのきかない交差点ですよ。突っ込んで来るかもしれないじゃないですか。たとえ規則でそうなっていても、事故にあっては意味がありません。私は警戒して徐行するでしょう。