結婚したり家族が増えたりして、それまで乗っていた軽自動車のスズキワゴンRから、セダンのスバルレガシィB4に乗り換えを検討している人もいるでしょう。

同じ軽からセダンの乗り換えでも、ワゴンRからレガシィB4への流れって、分かるような気がします。街中の生活の走りだけでなく、休日のレジャーの走りを想像させます。

私はワゴンRから中古のエルグランドに乗り換えた時には、車幅の広さと車の重量感に面食らった記憶があります。あまりの燃費の悪さに長くは乗り続けませんでした。近所の店に買い物に行くのに、車体が大き過ぎて狭い駐車場で苦労したのも原因です。

憧れだけで車を選ぶと後悔します。乗り換えた後の生活のイメージを考えておく必要があります。

軽自動車からセダンに変わると、内輪差の違いによる左折や右折時の巻き込みや脱輪、後ろのトランクのスペース(オーバーハング)の違いによる下がり過ぎての衝突、加速の違いによりアクセルを踏みすぎての速度の出し過ぎ、車高(最低地上高)の違いによる底部の擦りなど、多くの注意する点があります。

ワゴンRからレガシィB4では、車のサイズも大きく変わります。バック駐車する時にどう変わるのか比較したいと思います。

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<出典画像:『レガシィB4』https://www.subaru.jp/legacy/b4/>


ワゴンRとレガシィB4の車のサイズ(諸元)

項目ワゴンR HYBRID FZ(4WD)レガシィB4(AWD)
全長3,395mm4,800mm
全幅1,475mm1,840mm
全高1,650mm1,500mm
ホイールベース2,460mm2,750mm
トレッド(前/後)1,295/1,290mm1580/1595mm
最小回転半径4.4m5.6m

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<出典画像:『ワゴンR HYBRID FX 寸法図』https://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/detail/spec_fz.html

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<出典画像:『レガシィB4 寸法図』https://www.subaru.jp/legacy/b4/spec/spec.html

2019年10月に発売予定されている新型レガシィ(7代目)では、全長だけ40㎜延びて、4,840mmになるという情報があります。2019年5月現在の現行モデルは6代目です。今回は現行モデル(全長4,800mm)を参照しています。

<出典動画:『All-New 2020 Subaru Legacy | New Model Walkaround』YouTube>

全高だけワゴンRの方が大きいです。私ももっと若い時は天井の高い車が、圧迫感がなく見晴らしが良くて運転しやすく感じましたが、少しずつ歳を重ねていくと、そういうことより、心地よいシートにゆったりもたれて運転したくなります。

横風の強い高速道路などでは、車高の高い軽自動車はハンドルを取られる程振られます。そういう時、車高が低く重心の低いセダンが余裕で追い越していく後ろ姿を眺めるのは、乗り換えたいと感じる場面かもしれません。

ワゴンRとレガシィB4のバック駐車の比較

ワゴンRのバック駐車に必要な通路幅

最も通路幅(道路幅)が狭くて済むバック駐車は直角バックです。1回でできる直角バックに必要な通路幅(道路幅)が最小と考えることができます。

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最小回転半径の中心は、後ろの車軸の延長線上にあります。15度づつ回転させてみます。駐車スペース(車庫)を間口2.5m、奥行き5mで想定します。

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ワゴンRを直角バック1回で駐車するためには、3,298mm以上の通路幅(道路幅)が必要です。その時のスタート地点は、駐車スペース入り口の水平ラインから車体側面を813mm離して、運転席が2つ先の駐車枠の中央付近に来た位置になります。

ワゴンRの全幅は1,475mmですので、2.5mの間口の駐車スペースの場合、片側512.5mmの空きが出来ます。両側に駐車中の車があっても、乗り降りは楽です。

レガシィB4のバック駐車に必要な通路幅

サイズも最小回転半径も大きいので、どれだけの差が出るでしょうか?

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レガシィB4が1回の直角バックに必要な通路幅(道路幅)は4,851mm以上必要です。そのためのスタート地点は、駐車スペース入り口の水平ラインより、車体側面を1,748mm離し、運転席が2つ先の駐車枠の奥の境界線に来た位置になります。

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レガシィB4の全幅は1,840mmですので、2.5mの駐車スペースの間口の場合、c駐車した時の車の片側の空きは330㎜になります。特に支障のある狭さではありません。

ワゴンRとレガシィB4を比較すると、必要な通路幅の差は、4,851mm-3,298mm=1,553mmと、1.5m以上もあります。直角バックする場合には、入り口水平ラインから、1,748mm-813mm=935mmも余計に車体側面を離し、駐車枠の間口の半分程(約1.25m)遠くからスタートする必要があります。

直角バックでなく、一般的な車を傾けるバック駐車の場合でも、ワゴンRに比べてレガシィB4では、1.5m以上余計に通路幅が必要になるということです。

一般的な駐車場では通路幅は5m以上取ってありますので心配ありませんが、自宅の車庫の前の道路幅が5m以下の場合には、数度の切り返しが必要になるでしょう。(4,851mm以上あれば直角バックなら1回で可能ですが)

セダンと言っても、レガシィB4は、高級SUVに近い印象を受けます。私はSUVっぽいゴツゴツしたデザインはあまり好きではありません。レガシィB4みたいな落ち着いたデザインの方が魅力を感じます。フルモデルチェンジの新型レガシィB4が街中を走るの早く見たいです。