バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

カテゴリ: ワンボックス・ミニバン

(photo出典:『Wikipedia』日産・NV200バネット)

日産のミニバン、NV200バネット(バネット通算5代目2009年~)の、駐車に必要な道路・通路幅はどのくらいになるか、メーカの諸元表資料を基に、CAD上で検討してみました。

バネット史上通算5代目に当たるNV200バネットは、日産の分類ではバンとワゴンのくくりになっていますが、ワゴンの中の16X-3Rというグレードは、3列シート7人乗りで、一般的なミニバンに相当すると思います。

今回はNV200バネット2WDワゴンの16X-3Rグレードをミニバンとして取り上げてみます。

(*オーバーハング寸法の情報がありませんでしたので、前後均等に仮定しています。駐車スペースの寸法は一般的な2.5mx5.0mと3.0mx5.0mで想定しています。)

通算5代目NV200バネット16X-3Rの車体寸法(単位mm)

項目NV200バネット16X-3Rの寸法
全長4,400
全幅1,695
全高1,850
ホイールベース2,725
トレッド(F/R)1,490/1,510
最小回転半径5,200

間口2.5mの駐車場の駐車に必要な道路・通路幅

日産のミニバン、NV200バネット16X-3Rの間口2.5mの駐車場の駐車に必要な道路・通路幅

間口2.5mの駐車場の場合、NV200バネット16X-3Rを切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、約4.306m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.683m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を約1.379m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせずに一回で行うには、約7.511m以上のスペースが必要です。

間口3.0mの駐車場の駐車に必要な道路・通路幅

日産のミニバン、NV200バネット16X-3Rの間口3.0mの駐車場の駐車に必要な道路・通路幅

間口3.0mの駐車場の場合、NV200バネット16X-3Rを切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、約3.936m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.683m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を約1.008m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせずに一回で行うには、約7.051m以上のスペースが必要です。

間口2.5mと3.0mの場合の差(単位mm)

駐車方法間口2.5m間口3.0m
バック駐車4,3063,936370
前向き駐車7,5117,051460

NV200バネット16X-3Rを切り返しせずに駐車する場合、間口2.5mと間口3.0mでは、バック駐車で約370mm(37.0cm)、前向き駐車で約460mm(46.0cm)以上の必要な道路・通路幅の差があります。

(photo出典:『Wikipedia』トヨタ・グランエース)

トヨタのミニバン、グランエース(初代2019年~)の、駐車に必要な道路・通路幅はどのくらいになるか、メーカの諸元表資料を基に、CAD上で検討してみました。

(*オーバーハング寸法の情報がありませんでしたので、前後均等に仮定しています。駐車スペースの寸法は一般的な2.5mx5.0mと3.0x5.0mで想定しています。)

初代グランエースの車体寸法(単位mm)

項目グランエースアルファード2.5LSエルグランド
全長5,3004,9504,975
全幅1,9701,8501,850
全高1,9901,9351,815
ホイールベース3,2103,0003,000
トレッド(F/R)1,670/1,6701,575/1.5801,600/1,600
最小回転半径5,6005,8005,700

初代のグランエースは、4列シート8人乗り仕様のG、3列シート6人乗りのPremiumの2種類がありますが、どのグレードも車体サイズ、最小回転半径は同じです。

比較にしたトヨタのアルファードは3代目ガソリン車の2.5LSのデータです。日産のエルグランドは3代目の全長の大きいサイズのグレードのデータです。(小さいタイプの全長は4,965mm)

初代グランエースの駐車に必要な道路・通路幅

間口が2.5mの駐車場の場合

トヨタのミニバン、グランエースの間口が2.5mの駐車場の駐車に必要な道路・通路幅

グランエースを切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、5.167m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.753m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を1.567m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせずに一回で行うには、8.678m以上のスペースが必要です。

間口が3.0mの駐車場の場合

トヨタのミニバン、グランエースの間口が3.0mの駐車場の駐車に必要な道路・通路幅

グランエースを切り返しせずに一回でバック駐車を行うには、4.734m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.753m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を1.134m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせずに一回で行うには、8.338m以上のスペースが必要です。

トヨタの3代目アルファード、日産の3代目エルグランドとの比較

トヨタの3代目アルファードには最小回転半径が5.8mと5.6mの2種類のタイプがありますが、今回比較した2.5LSは5.8mです。日産の3代目エルグランドには全長が4,975mmと4,965mmの2種類がありますが、今回は大きいサイズのグレードと比較しています。(比較表の単位はmm)

⇒参考:「トヨタのミニバン3代目アルファードの駐車に必要な道路・通路幅は?」

⇒参考:「日産のミニバン3代目エルグランドの駐車に必要な道路・通路幅は?」

駐車方法グランエースアルファード2.5LSエルグランド(全長4,975mm)
バック駐車5,1675,0334,973
前向き駐車8.6788,6198,516

トヨタのグランエースは同社のハイエース(H300系)をベースにした大型のワゴン的モデルなので、アルファードやエルグランドと一概に比較できませんが、全長5,300mm、全幅1,970mmの大型ミニバンとしては回転半径が小さく、バック駐車での必要スペースでは、アルファード2.5LSとの差が134mm、エルグランドとの差が194mmです。前向き駐車では、同様に59mmと162mmの差です。車体サイズに比べて、この差はイメージよりも小さいと言えるでしょう。

(photo出典:『Wikipedia』5代目キャラバン(2012年~))

日産キャラバンの現行モデル(五代目2021年10月マイナーチェンジ以降モデル)の駐車に必要な道路・通路幅がどのくらいになるかCAD上で検討してみました。

キャラバンの現行モデルの車体サイズは三種類のカテゴリーに分かれています。ロング(標準幅)、スーパーロング(標準幅)、スーパーロング(ワイド幅)です。

今回はサイズ的に異なる三種類(2WD)について検討してみます。

(*オーバーハング寸法の情報がありませんでしたので、前後均等に仮定しています。駐車スペースの寸法は一般的な2.5mx5.0mで想定しています。)

5代目キャラバンの車体寸法(単位mm)

項目ロング標準幅スーパーロング標準幅スーパーロングワイド幅
全長4,6955,0805,230
全幅1,6951,6951,880
全高1,9902,2852,285
ホイールベース2,5552,9402,940
トレッド(前輪)1,4751,4751,660
トレッド(後輪)1,4501,4501,635
最小回転半径5,2005,9006,000

トヨタのハイエースに比べると商品構成に違いが見えます。ハイエースにはスーパーロングのグレードのラインアップが少ないですが、日産のキャラバンはスーパーロングにもグレードが豊富に揃っています。

5代目キャラバン(ロング標準幅)が駐車に必要な道路・通路幅

キャラバン(ロング標準幅)
キャラバン(ロング標準幅)を切り返しせず一回で行うには、4.40m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.79m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を約1.45m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせず一回で行うには、7.67m以上のスペースが必要です。

ボディサイズ、最小回転半径が小さいだけあって、かなりの小回りです。バック駐車でセレナよりも19.6cm(e-POWER XVとの比較)~38.7cm(e-POWERハイウエイターGとの比較)以上、前進駐車で31.8cm(e-POWER XVとの比較)~62.9cm(e-POWERハイウエイターGとの比較)以上小さく回れます。

⇒「日産のミニバン5代目セレナの駐車に必要な道路・通路幅は?」

5代目キャラバン(スーパーロング標準幅)が駐車に必要な道路・通路幅

キャラバン(スーパーロング標準幅)
キャラバン(スーパーロング標準幅)を切り返しせず一回で行うには、4.95m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約4.37m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を約1.90m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせず一回で行うには、8.64m以上のスペースが必要です。 全長、ホイールベース、最小回転半径がロングよりもかなり大きくなっていますので、バック駐車でセレナより38cm(e-POWER XVとの比較)、17cm(e-POWERハイウエイターGとの比較)以上、前進駐車で65cm(e-POWER XVとの比較)、33cm(e-POWERハイウエイターGとの比較)以上大きい数値になっています。エルグランドより少しだけ大きい数値です。

⇒「日産のミニバン3代目エルグランドの駐車に必要な道路・通路幅は?」

5代目キャラバン(スーパーロングワイド幅)が駐車に必要な道路・通路幅

キャラバン(スーパーロングワイド幅)

キャラバン(スーパーロングワイド幅)を切り返しせず一回で行うには、5.25m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約4.44m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を約1.99m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせず一回で行うには、8.98m以上のスペースが必要です。 さすがにスーパーロングワイド幅が駐車するには大幅にスペースが必要になってきます。スーパーロング標準幅に比べても、バック駐車で30cm以上、前進駐車で33cm以上 大きな数値なっています。

トヨタのワンボックス5代目ハイエースとの比較

トヨタハイエースはライバル車ですが、小さいサイズのロングの方にグレードの品揃えが偏っているので、比較は難しいのですが、キャラバンと駐車に必要な道路・通路幅を比べてみます。(CAD図面上で比較した結果になります。単位mm)

⇒「トヨタのワンボックス5代目ハイエースの駐車に必要な道路・通路幅は?」

駐車方法ハイエースロング標準幅キャラバンロング標準幅
バック駐車4,2844,401117
前進駐車7,4827,679197
駐車方法ハイエースロングワイド幅キャラバンスーパーロング標準幅
バック駐車4,6574,958301
前進駐車7,9138,647734
駐車方法ハイエーススーパーロングワイド幅キャラバンスーパーロングワイド幅
バック駐車5,3785,259119
前進駐車9,1818,984197

ロング標準幅ではハイエースが、スーパーロングワイド幅ではキャラバンの方が小回りで優位にあります。

その間に位置するのがハイエースロングワイド幅とキャラバンスーパーロング標準幅ということになります。

(photo出典:『Wikipedia』5代目ハイエース(2004年~))

トヨタハイエースの国内現行モデル(5代目2021年4月一部改良以降モデル)の駐車に必要な道路・通路幅がどのくらいになるかCAD上で検討してみました。

国内で販売されている五代目ハイエース(2019年2月、フィリピンにて海外向けの六代目が発表されている)は、ディーゼル車とガソリン車の二種類のエンジンタイプがあり、サイズ(全長・全幅・全高)的にはロング二種(標準幅、ワイド幅)とスーパーロング(ワイド幅)の三種類に分かれています。

今回はサイズ的に異なる三種類(2WD)について検討してみます。

(*オーバーハング寸法の情報がありませんでしたので、前後均等に仮定しています。駐車スペースの寸法は一般的な2.5mx5.0mで想定しています。)

5代目ハイエースの車体寸法(単位mm)

項目ロング標準幅ロングワイド幅スーパーロングワイド幅
全長4,6954,8405,380
全幅1,6951,8801,880
全高1,9802,1052,285
ホイールベース2,5702,5703,110
トレッド(前輪)1,4701,6551,655
トレッド(後輪)1,4651,6501,650
最小回転半径5,0005,2006,100

ロングとスーパーロングでは当然ですが、ホイールベースや最小回転半径にかなりの差があります。ロングでも最小回転半径で200mmの差がある二種でどのくらいの必要な道路・通路幅で差が出るか興味深いところです。

5代目ハイエース(ロング標準幅)が駐車に必要な道路・通路幅

ハイエース(ロング標準幅)
ハイエース(ロング標準幅)を切り返しせず一回で行うには、4.28m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.55m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を約1.28m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせず一回で行うには、7.48m以上のスペースが必要です。

ボディサイズ、最小回転半径が小さいだけあって、かなりの小回りです。バック駐車でヴォクシー(ノア)よりも34cm以上、前進駐車で55cm以上小さく回れます。

⇒「トヨタのミニバンヴォクシー(ノア)の駐車に必要な道路・通路幅は?」

5代目ハイエース(ロングワイド幅)が駐車に必要な道路・通路幅

ハイエース(ロングワイド幅)
ハイエース(ロングワイド幅)を切り返しせず一回で行うには、4.65m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.69m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を約1.47m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせず一回で行うには、7.91m以上のスペースが必要です。 バック駐車、前進駐車とも、だいたいヴォクシー(ノア)と同じくらいの数値になっています。

5代目ハイエース(スーパーロングワイド幅)が駐車に必要な道路・通路幅

スーパーロングワイド幅)
ハイエース(スーパーロングワイド幅)を切り返しせず一回で行うには、5.37m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約4.42m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を約2.02m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせず一回で行うには、9.18m以上のスペースが必要です。 さすがにスーパーロングはロングに比べると大幅にスペースが必要になってきます。アルファードに比べてもかなり大回りです。

⇒「トヨタのミニバンアルファードの駐車に必要な道路・通路幅は?」

日産のワンボックス5代目キャラバンとの比較

日産キャラバンもライバル車種だけあって、ハイエースと同じようなカテゴリー分けされています。

⇒「日産のワンボックス5代目キャラバンの駐車に必要な道路・通路幅は?」

日産キャラバンとトヨタハイエースとの、駐車に必要な道路・通路幅を比較してみました。(CAD図面上で比較した結果になります。単位mm)

駐車方法ハイエースロング標準幅キャラバンロング標準幅
バック駐車4,2844,401117
前進駐車7,4827,679197
駐車方法ハイエースロングワイド幅キャラバンスーパーロング標準幅
バック駐車4,6574,958301
前進駐車7,9138,647734
駐車方法ハイエーススーパーロングワイド幅キャラバンスーパーロングワイド幅
バック駐車5,3785,259119
前進駐車9,1818,984197

ロング標準幅ではハイエースが、スーパーロングワイド幅ではキャラバンの方が小回りで優位にあります。

その間に位置するのがハイエースロングワイド幅とキャラバンスーパーロング標準幅ということになります。

(photo出典:『Wikipedia』写真は5代目ステップワゴン(2015年~))

ホンダステップワゴンの最新モデル(六代目2022年1月初公開以降モデル)の駐車に必要な道路・通路幅がどのくらいになるかCAD上で検討してみました。

六代目ステップワゴンは、ハイブリッド、ガソリン車の二種類のグレードがあります。サイズ的には全長が4,760mmと4,690mmの二種類あり、最小回転半径では5,700mmのものが一種類ありますが、殆どが5,400mmになっています。

今回はそれらの中から、ハイブリッド車のe:HEV SPADA G EX Honda SENSINGの資料を基に検討します。

(*オーバーハング寸法の情報がありませんでしたので、前後均等に仮定しています。駐車スペースの寸法は一般的な2.5mx5.0で想定しています。)

5代目ステップワゴンe:HEV SPADA G EX Honda SENSINGの車体寸法(単位mm)

項目 e:HEV SPADA G EX Honada SENSING
全長 4,760
全幅 1,695
全高 1,840
ホイールベース 2,890
トレッド(前輪) 1,470
トレッド(後輪) 1,485
最小回転半径 5,400

5代目ステップワゴンe:HEV SPADA G EX Honda SENSINGが駐車に必要な道路・通路幅

ステップワゴンe:HEV SPADA G EX Honda SENSING
ステップワゴンe:HEV SPADA G EX Honda SENSINGを切り返しせず一回で行うには、4.54m以上のスペースが必要です。

直角(90度)駐車する場合のスタート位置の目安は、駐車目標の中心から約3.82m前に後輪、駐車目標入り口の水平ラインから車体側面を約1.48m離した位置になります。

また前進駐車を切り返しせず一回で行うには、7.94m以上のスペースが必要です。8mを切っています。

4代目トヨタヴォクシー(ノア)、5代目日産セレナとの比較

同クラスのミニバンにはトヨタヴォクシー(ノア)と日産セレナがあります。

⇒「 トヨタのミニバン4代目ヴォクシー(ノア)の駐車に必要な道路・通路幅は?」
⇒「 日産のミニバン5代目セレナの駐車に必要な道路・通路幅は?」

トヨタヴォクシー(ノア)、日産セレナ(e-POWER XV)と、ステップワゴン(e:HEV SPADA G EX Honda SENSING)の駐車に必要な道路・通路幅を比較してみました。(CAD図面上で比較した結果になります。単位mm)

駐車方法 STEP WGN SERENA e-POWER XV Voxy(Noa)
バック駐車 4,544 4,577 4,625
前進駐車 7,946 7,997 8,039

ステップワゴンはホイールベースが他の二種よりも長いですが、最小回転半径とトレッドが一番小さいので、これらのミニバンの中では最も小回りが効く車です。

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