バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

カテゴリ: 右折

私は左折よりも右折の方が神経を使います。運転歴を重ねる程、右折の難しさを感じます。

瞬間的な判断が求められる右折ですが、確認の流れをルーチン化すれば、右折の巻き込みなどの事故の可能性を低くすることが出来ます。

私の右折の手順

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(1) 3秒間の合図後に車線変更

右折専用レーンがある道路と片側2車線の道路では、右折のために車線変更します。

車線変更する前には、右側車線の安全を確認しつつ3秒間の合図を出した後、車線を変えます。

以前は3秒未満で車線を変えてしまっていたのを反省して、きっちり3秒待ってから車線を変えるように意識しています。

3秒にはそれなりの意味があって、安全を確保しやすく運転に余裕ができます。(3秒間を安全確認する意識は、一時停止の際にも持つようにしています。3秒という時間を確認に当てると、安全性が格段に上がります)

(2) 30メートル手前で右折の合図

交差点の手前に停止線があります。その停止線から30メートル手前で右折の合図を出します。

「交差点から30メートル手前」とは、停止線から30メートル手前です。私は以前、交差点の中心から30メートルと誤解して覚えていました。

交差点の大きさにもよりますが、誤解しているとかなり距離の差が生じます。

(3) 右サイドミラー確認

私はこの辺りで、右のサイドミラーで右斜め後方の自転車などが走っていないか確認します。

右折して横断歩道を横切る際に、右後方から勢いよく自転車が横断歩道を走ってくる可能性があるからです。

実際、夜間に無灯火で全身黒ずくめの服装をした自転車が走って来て怖い思いをした経験があります。

右折の態勢に入ったら、前もって右側の歩道を走ってくる自転車がないかを警戒します。

(4) 車体を右側へ寄せ停止線の手前で止まる

車を右側に寄せていきます。

右折専用レーンのない片側一車線の道路では、後方からくる直進車の邪魔にならないようにするためですが、右折専用レーンがある場合や片側二車線の道路でも、右側からのバイクの追い越しを防ぐ働きもするので、どんな道路でも右側に寄せる意味があります。

(5) 右サイドミラー、歩行者、対向車を確認

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停止線で止まっている間も、ぼーっと前を見ているのではなく、私は右側後方から自転車が近づいてこないか注意をしています。

横断歩道を横切る際の障害になる可能性のある、手前の歩行者も含めて注意を払いながら、対向車や信号を見ています。

(6) 交差点の中心手前で待機

青信号や右折の矢印が出たら、真っ直ぐ交差点の中心に進みます。

対向車で右折する車もこちらに接近してくるので、その車の通過方向を妨げないよう、交差点の中心に近づき過ぎないようにします。

(7) 右サイドミラー、歩行者、対向車(と通り抜けバイク)を確認

依然として、右後方の自転車と歩行者の存在を確認しています。

それと同じぐらいの割合で、対向車の確認をしながら右折するタイミングを図ります。 対向車が途切れても、歩行者が横断歩道を渡り始めたら(道路の広さによっては、横断歩道を渡り始める手前でも)待機したままでいます。

対向車の左折に割り込む形で右折をすると、歩行者や自転車を確認する余裕がなくなるので、絶対に割り込みはしません。

(8) 交差点を出る

横断歩道上の安全を確認しながら、対向車が完全に途切れてから、または右折の矢印が出てから右折して交差点を出ます。

対向車を確認してから歩行者・自転車を確認して右折する、というのではなく、歩行者・自転車を確認してから対向車を確認して右折するイメージです。

ほとんど同時の確認作業なのですが、それくらい横断歩道上の確認が必要です。

右折の確認ポイント

私は右折する時は、右サイドミラー、前方(横断歩道・対向車・信号)を交互に確認するような動作をしています。

この確認の流れで、右折の巻き込みの危険性をかなり低くすることができています。

右サイドミラー

交差点の手前30メートルから、交差点の中心手前で待機して、横断歩道を横切る時まで、右サイドミラーは確認します。

横断歩道

交差点に近づいてから交差点を抜け出るまで、横断歩道上の状況は確認し続けます。

対向車とその後方

特に、交差点の中心手前で待機してからは、対向車とその後方から近づいてくる車の状況を把握しています。

右折のタイミング

左折車に割り込まない

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対向する左折車の間に無理やり割り込む行為は絶対にしません。(以前はやっていましたが、反省して止めました)

右折による大きな事故が全国的に伝えられたこともあってか、「早く右折しろ」みたいな、後ろの車がクラクション鳴らして煽るようなことはなくなりました(少なくても私の周りでは) 対向車が完全に途切れてから、あるいは右折の矢印が出てから右折します。

タイミングがあるとすれば、安全が確認できた時です。

黄色信号の変わり目の判断

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停止線の前後で黄色信号に変わった時の判断が微妙です。

中には赤になっても右折する車もあります。(正直、かつて私も急いでいる時にはやっていました。

そういう時は必ずヒヤヒヤして余裕がありませんから危険性が高いです(交差する車線の車で、早めに発進する車もありますから)

私は停止線の手前で信号が黄色になったら停止し、停止線より車が前に入り込んでいたら右折するように判断しています。

停止線より内側が「交差点内」なので、少しでも車の一部が入っていたら黄色信号に変わっても交差点内から出るという理由づけています。(もちろん、他の車に危険や迷惑をかけることが予見される場合を除きます)

停止線の手前かどうかで判断するということです。

*右折の場合は徐行しているか順番待ちの停車のために速度が落ちているので余裕がありますが、直進の時に停止線と黄色信号を意識したり、急にブレーキを掛けて速度を落とすのは危険です。直進の時に停止線の手前で黄色信号になった場合、安全なブレーキ操作で止れるかどうかで私は判断しています。(もちろん速度を守っていることが前提です)

右折の位置取り

停止位置

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停止線で止まる時は、以前の私は車の前部が停止線上になるくらいに止まっていましたが、今は線より少し余裕を持って止めています。

理由は、大型車両が左折して来る際、大回りして来る場合があるからです。

待機位置

交差点の中心の手前ですが、対向車の右折する車、対向車の直進する車の邪魔にならない位置で待機します。

私は、邪魔にならない範囲内で、対向車の後方から来る車が確認しやすいように、微妙に右斜め前方に寄るようにしています。

右折二車線

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右折が二車線ある大きな交差点では、内側から右折したら右折後も左車線を、外側から右折したら右側車線に入って行くようにします。

私は一度、右側車線から右折して左側車線にうっかり入ってしまい、内側車線から遅れて右折して来た車に気が付かず、大きくクラクションを鳴らされてヒヤヒヤした経験があります。

  • 右折車線の先頭で待っていたら、後ろからクラクションを鳴らされた。
  • 急いで右折したら、横断中の歩行者とぶつかりそうになった。
  • 対向車の左折に割り込みたいけどタイミングがわからない。

安全が最優先ですが、時と場合によっては、対向車が左折するタイミングに割り込みたくなる場面もあります。

右折車線が渋滞している場所では、長く待たされる後続車もイライラしています。対向車の流れ具合を見計らって、自然に割り込むコツも知っておいても良いと思います。

ただし、安全が最優先であることが前提です。たとえ、後ろからクラクションを鳴らされても、安全を犠牲にしてまで行うテクニックではありません。
<追記>2019/05/17
左折する車に割り込むのは、「松本走り」、「山梨ルール」などと呼ばれている危険行為です。この記事を書いた後も、全国的に子供達が犠牲になる事故が連日のように報道されています。私の認識の甘さも痛感しました。たとえ余裕があっても、左折に割り込むのは止めるべきです。


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割り込み可能な右折のタイミングや条件

割り込みはいつでも出来るわけではありません。タイミングや条件があります。それらを無視して割り込むのは無謀で危険です。

1、対向車は左折し次の車が直進する時

割り込めるタイミングの1つ目は、対向車が左折し、その次の車が直進である場合です。

その次の車も左折の場合は割り込むべきではありません。

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なぜなら、前の車に続いて左折しようとする車は、同じ方向に進むので車間距離を詰めてきます。更に、後ろに付いた運転手には、右折しようとする車を自分の前に入り込ませたくない心理が働きます。

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左折する車の後ろの車が直進する場合には、左折する車とは進行方向が違うので速度を緩めて待つか、注意しながら避けて行きます。

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対向車が左折したからと言って、その後に続けば良いのではなく、左折する車の次の車の進行方向が重要なのです。

次の車が直進であれば、左折する車と次の直進車の間に空間が生まれます。その空間を利用して割り込みます。

交差点の状況によっては、左折する車の次の車がどちらに進行するのか見えない場合があります。次の車の進行方向が確認できない場合は、割り込むのは危険なのでしてはいけません。

左折する車と次に来る車の両方の進行方向を確認するのが、割り込む場合の重要なポイントになります。

2、右折した先の車線が2車線以上の時

1つ目の割り込むタイミングの例は、右折した先の車線が1車線の場合です。右折した先が2車線以上の場合には、左折する車の次の車が直進でなくても割り込めます。

対向車線で左折する車が連続していても、右折した先が2車線以上であれば、比較的容易に割り込むことが可能です。

このような条件の交差点は大きな交差点になります。対向車が連続して左折する時には、直進車がないので横断歩道の手前までは簡単に右折出来ます。

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横断歩道の手前で一旦速度を落とし、左折する車が2車線の内、どの車線に進むのかを確認して、安全を確認した上で、右側の車線を進みます。

3、横断中の歩行者がいない時

どの場合でも、左折する車に割り込んで右折する時には、横断歩道を渡る歩行者や自転車がいないのが条件です。

左折車のタイミングを見計らっている間に、横断歩道の状況を確認します。右折の行動を起こしてから確認するのでなく、右折に動き出す前に確認しなければなりません。

私も右折の時に肝を冷やした経験があります。夕方の暗くなった交差点で、右折しようと横断歩道に差し掛かった時、右後方から猛スピードで自転車が走り抜けて行きました。

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自転車は無灯火で、服装も黒色でしたので、全く事前に確認ができませんでした。

他にも、雨が降っている夜、横断中の歩行者を確認するのが遅れて、接触寸前になったことがあります。

交差点を右折する時には、ハンドルを右に回す前に、右後方の横断者の状況を必ず確認するようにします。

4、割り込む位置取り

割り込めるタイミングや条件が揃った時、どこに向かって割り込むのが良いでしょうか?先ず、右折する先も1車線の交差点の場合を見てみます。

左折する車の前でしょうか?後ろでしょうか?

答えは、左折する車の中央側面に向かって行きます。

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左折する車の前に出て行くと、警戒した左折車の進行を妨げてしまいます。運転者によっては、クラクションを鳴らされ、煽り運転を受ける可能性も出てきます。

左折する車の後ろに入ろうとすると、後から来る直進車の進行を妨げることになります。左折する車の次の車も左折してきたら、衝突の可能性も出てきます。

正しい割り込む位置取りは、左折する車の中央の側面に、寄り添うように向かって行きます。左折する車が前に進むに従って、自分の車が自然に左折車の後ろに回り込むようにします。

左折する車の前に出ないように、かと言って左折する車の後に付こうとしないで、左折する車に折り重なるように出て行きます。左折する車の側面を自分の車が流れるように後ろに付きます。

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仮に次の車も左折して来た場合でも、この位置取りなら、こちらの方が先の位置にあるので、相手の車も納得してくれます。

この位置取りが、左折する車にも、後に来る車にも迷惑にならない右折の仕方です。

右折の割り込みは状況が許す時だけ

右折の割り込みは、運転の必須要件ではありません。割り込まなくても何も問題は起こりません。

中には、後ろからクラクションを鳴らしたり、酷いのは追い越して右折していく車もあるかも知れません。

しかし、そういう車の方がルール違反であって、こちらには落ち度はありません。安全が最優先です。

その前提を踏まえた上で、時には安全に割り込めるタイミングに出会う場面もあります。後続の右折車の流れの円滑化になるのは、悪いことではありません。

割り込みは、常にしてやろうというのではなく、状況が許した時だけやっても良いという意識でいるのが安全だと思います。
<追記>2019/05/17
たとえ状況が許しても、左折への割り込みは止めるべきだと反省しています。

 

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