バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

カテゴリ: トラブル

あなたは駐車場でバック駐車をする時に、
ハザードを出していますか?


「ハザードを出している人を見かけるけど・・・」
「ハザードを出したらいいのかよく分らない」
「面倒だからハザードは出していない」


この程度の意識の人は要注意です!
バック駐車する時は【絶対にハザードを出すように】しましょう。
それには明確な理由があるからです。
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バック駐車する時にハザードを出す普通の理由


ハザード(ランプ)を点灯させるのは、
後続車に注意を促すためです。


高速道路の渋滞の最後尾になった時や、
道路の端に駐停車する時などにも活用します。


バック駐車する時も後続車に、
「これから、この場所で駐車しますよ」
「バックしますから注意してください」
と知らせる意味があります。


ハザードを出さないと、
いきなりバックする車に、
後続車は余裕が持てない場合があります。


事前にハザードを出しておけば、
後続車も車間距離を取って、
落ち着いて待つことが出来ます。

バック駐車する時にハザードを出す隠れた理由


事故を起こした時には「過失割合」によって、
損害賠償をする割合が決まります。


駐車場での接触事故では、
駐車しようとしている車と、
後続車が接触した場合の基本的な過失割合は、
駐車しようとしている車:20%
後続車:80%

となっています。


駐車しようとしている車の方が4倍の優位があります。


その根拠になっているのは、
「駐車場の目的は駐車することで、
その目的を実行しようとする車に優先権がる」

という理屈です。


後続車は駐車しようとする車が、
駐車が完了するまで待機するか、
安全を確保して横を通過する義務があります。


一方、駐車しようとする車にも、
後続車に駐車する意志を伝える義務があります。
ハザードを出すことはその義務に相当します。


ハザードを出さないで、
後続車と接触事故を起こした場合には、
先の過失割合も変わってくる可能性があります。


ハザードを出すか出さないかは、
安全だけでなく損害賠償の金額にも関わってくるのです。


ドラレコ時代だからこそハザードを


ドラレコ(ドライブレコーダー)を搭載する人が増えています。


事故を起こした時、
起こされた時の証拠になります。


バック駐車する時に、
ハザードを出していたかいなかったかは、
損害賠償の過失割合に影響します。


もし後続車にドラレコが搭載されていた場合、
自分の正当性を証明してくれることになります。


バック駐車する時は絶対にハザードを出してください。


バック駐車で起こす事故は、
駐車スペースの周りの車との接触事故です。


事故を起こすパターンも原因も分かっています。
主婦にとっては感覚的に苦手な原因でもあります。


前輪と後輪が同じところを通らない感覚が分からない。
サイドミラーを見ていても何を判断すれば良いのか分からない。
そのポイントを抑えればバック駐車の事故の危険性は下がります。
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バック駐車で主婦が起こしやすい事故


バック駐車をする時に起こしやすい事故は主に5か所への接触です。

駐車スペースの両隣に駐車している車の角の部分。
駐車スペース後方に駐車している車の後部。
駐車スペースの対面に駐車している車の角の部分です。

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この5か所で主婦が特に気を付けなければいけないのは、
両隣と対面の車の角です。

バックし過ぎて駐車スペース後方の車への衝突は、
駐車の完了近くにルームミラーやバックモニターで
確認する癖をつければ防げます。


駐車スペースの両隣や対面の車の角への接触事故は、
どちらも「内輪差」と「外輪差」の理解の欠如の問題です。

未然に防止する方法


「内輪差」とは、
前輪は後輪より外側を通過して曲がるという原理です。

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バック駐車する場合、
内側(曲がっていくコーナー側)では、
後輪より前輪は内側を通るので、
隣の車に後輪さえぶつからなければ前輪もぶつかりません


反対に外側の前輪は外側の後輪より外側を通り、これを外輪差といいますが、
車の前部は外側に振られます。



サイドミラーで内側の後輪ばかりに気を取られて、
対面の車の角にぶつけてしまうことがあります。


特に狭い駐車場でバック駐車する時は、
外側前輪が外側に振られることも忘れてはいけません。


一度で駐車できない場合、
何度か切り返しを焦ってする時に、
対面の車の角に接触しがちなので注意します。

この場合を捉えた動画がありますので、
参考にしてください。


(出典:『【事故】駐車場で停車してたら当てられました!』by YouTube)

「内輪差」「外輪差」という言葉は忘れても良いですが、
バック駐車の時は次の2点は忘れないようにしましょう。

  • 内側後輪がぶつからなければOK

  • 外側前輪は外側に振れるので注意!


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駐車スペースの両隣の車の角にぶつける原因は、
サイドミラーを見ていても、
後輪(の付近)がぶつからなければOKということが分かっていないのです。


サイドミラーを見ていても意味が分かって見ていないからです。
後輪(付近)と隣の車の間に隙間がないのに曲がるからです。


それが分かっていれば次の動画のような接触事故は起きません。


(出典:『逆突(バック)事故』by YouTube)

車体が動く方を動く前に見る


車線変更する時には、
変更する前にそちらの安全を確認します。


バック駐車する場合も同じです。
バックする前に内側後輪付近の安全を確認します。
車が動き出すと同時に車体が外側に振られるので、
振られる前にそちらの安全を確認します。


車の運転操作は全て同じです。
車体が動く方の安全を、
動く前に見るのです。

(*文中、外輪差の追記をしました。2019/06/04)


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