バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

カテゴリ: 状況判断

  • あなたは左折を不安に感じたことはありませんか?
  • 安全の確信が持てないまま、なんとなく左折していませんか?

自働車学校でも左折する時の巻き込みは十分注意されます。左のサイドミラーを良く見て、目視でも死角を確認します。私も「巻き込み、良し」などと、声を出しての安全確認をするよう指導を受けました。

そういう危険性は理解しているつもりなのに、何か不安を感じるのはなぜでしょう?

  • 巻き込みを防ぐ対策は十分なのか?
  • 危険は巻き込みだけなのか?

左折と言っても、一つとして同じ交差点はないし、同じ交差点でも時々刻々状況は変化しています。それなのに、「曲がる時巻き込みに注意する」だけで良いのでしょうか?

そういう漠然とした不安を抱えたまま、左折を行っているから不安が残るのです。その不安を解消するには、まだあるであろう危険を洗い出し、いつでも、どこでも通用する安全な左折をルーチン化することです。
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左折のルーチン化に必要なこと

安全な左折をルーチン化するには、

  • 左折に潜む危険を全て洗いだすこと。
  • その危険を防ぐ対策をすること。

です。

左折する場所に合わせて、その都度なんとなく行動するのではなく、どこでも通用するように、予測した危険を回避できるルーチンで行えば、身構えることもなくストレスのない左折が出来ます。

左折には4つの危険が待ち構えている

例えば、ウインカーを出して3秒後に左の車線に移動して、曲がる30m手前で再びウインカーを出し、徐行しながら左折を完了するまでの僅かの間には、事故につながる可能性のある4つの危険が待ち構えています。

1、左後方から忍び寄る自転車とバイク

左に曲がる車が左後方を直進する自転車に気が付かず、巻き込んでしまった光景を、私は目の前で見たことがあります。自転車を巻き込んでからも、車は数メートル止まりませんでした。

幸いその時の事故は、乗っていた若者が自転車を放り出したのでケガはないようでしたが、車の助手席側のドアには大きな傷が出来、自転車は車の下に歪んで挟まっていました。

左のサイドミラーに写らない死角に入ってしまった自転車やバイクは、左折の最大の危険です。

2、横断歩道に忍び寄る歩行者

左折の場合に遭遇する横断歩道を渡る歩行者は、右折の時より視認しやすいですが、歩道の方から走って来たり、遠慮して車をやり過ごそうとする人がいたり、歩くのが遅くて、こちらが待ちきれない衝動に駆られたり、油断が出来ない危険をはらんでいます。

私の父は、向こうの歩道(左折する運転席から見ると右方向)から横断歩道へ渡ろうとする人がいる時に左折して、後方にいたパトカーに取り締まられた経験があります。

歩行者は横断歩道に足を踏み入れた瞬間で、距離的にも十分に離れていたので、安全に左折したのですが、歩行者を優先しなかったということで切符を切られました。

私は左折する時にこのことを思い出します。渡ろうとする歩行者が、どの位置なら左折しても許されるのか?あるいは許されないのか?

3、前方から忍び寄る右折車

「松本走り」「山梨ルール」などと呼ばれている、左折車に割り込む右折や、「茨城ダッシュ」「伊予の早曲がり」など呼ばれる、青信号直前の右折をする人がいます。恥ずかしながら、私もやっていた一人です。運転熟練者のテクニックだと勘違いしていました。危険極まりない行為だと感じていなかったのです。

このような右折は、本人だけが自己満足する右折で、周囲にどれだけ不快感や恐怖を与えているか自覚していないのです。私もこのような右折をされる側から見た時、「この人うまいな」と思う右折は滅多にありません。「強引だな」と感じる右折ばかりです。

こういう右折を自分もしていたのかと分かりました。事故に直結する行為なので、今まで事故を起こさなかったのは奇跡的な幸運でしかありません。

かつての私のような右折をする人は、まだまだいます。悲惨な事故のニュースが報じられてもです。「自分だけは大丈夫」と思い込んでいるのです。こういう右折車も想定しておく必要があります。

4、内輪差による物や人への接触

自動車学校で経験したような、内輪差を注意しなかったために起きた脱輪は、信号機のあるような交差点では、先ず起きることは少ないでしょう。

起きる可能性が高いのは、信号機のない小さな交差点を左折する時や、道路に面した駐車場への出入りで左折する際に、ガードレールやポール、ブロックに当たったりする事故です。

ただし、繁華街や駅前の歩行者で溢れかえるような交差点を左折する場合には、内輪差によって、歩道ギリギリに立っている歩行者に接触する可能性はあります。

4つの危険の守り方

左折にまつわる危険を4つと割り出しました。この4つの危険への対策をしておけば、どんな場所、どんな状況でも対応できる左折になります。

左後方の自転車とバイクをブロック

左折の最大の危険要素である、左後方から走り抜けていく自転車とバイクへの対策が最重要です。

JAF関連のホームページ(「JAFMate」)では、左後方の自転車やバイクに対して、「幅寄せ」して車の側面に入り込むのをブロックするように推奨しています。

<出典動画:『JAFMate|なるほど運転レッスン「左折のしかた」』YouTube>

その根拠にも挙げているのが、下記の道路交通法の条文です。

「左折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつできる限り道路の左側端に沿って徐行しなければならない」(道路交通法34条第1項)

確かにこの条文の主旨を素直に解釈すれば、

自転車やバイクの入り込む余地をなくすために左側端に車を寄せるように理解できます。目的は巻き込み事故の防止です。

しかし、「巻き込みを防ぐため」(目的は?)とかの記述もなく、「あらかじめその前から」(何m手前?)「できる限り道路の左側端」(端から何㎝?)と、曖昧な表現になっています。

  • 目的は巻き込み防止と考えて良い。
  • 何m手前から左側端に寄るかの規定はない。
  • 左側端から何㎝離れて寄るかの規定もない。

曖昧な要素のままでは、普遍的左折のルーチン化ができないので、なんとか明確にしなければなりません。

何m手前から左側端に寄れば良いか?

左折のウインカーを出すタイミングは交差点の30m手前と決められています。このタイミングと左側端に寄るタイミングを連動するのが自然です。従って交差点の30m手前で、ウインカーを出し(安全を確認の上)左側端に寄るとルーチン化します。

左側端から何㎝離れて寄れば良いか?

この疑問の答えは単純ではありません。なぜなら道路には路側帯がある場合とない場合があるからです。路側帯とは歩道がない道路に、歩行者(条件付きで自転車などの軽車両)の安全のために設けた、線で区切られた通行区域です。この路側帯を車やバイクは走行出来ません。

下の写真で見ると、左側は歩道がないので路側帯の白線が引かれています。右側には歩道があるので路側帯はありません。右側の白線は車が走行する領域を示す「車道外側線」と呼ばれる境界線です。

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<出典画像:『路側帯』https://c6.staticflickr.com/9/8787/28507833485_f7287b5bfd.jpg

路側帯がない道路なら、道路の左側端に寄せられますが、路側帯がある道路では路側帯より中へは寄せられません。この2つの場合の違いがルーチン化を難しくします。

自転車は、以下の条件を守れば路側帯を通行出来ます。

  • 歩行者の邪魔をしない。
  • 逆走(右側通行)しない。

ということは、路側帯を自転車が走ってくる(中には違反を無視してバイクが走ってくる場合もあります)ので、左折のためにブロックすることは出来ないでしょうか?。

路側帯の幅は道路環境によって異なります。私の家の近所を調べたところ、45㎝、55㎝、60㎝(縁石から路側帯の線の内側までの寸法)の3種類ありました。線の幅15㎝を加えると60㎝、70㎝、75㎝になります。小学校の周囲では1m以上の路側帯になっていました。

ちなみに、路側帯は75㎝以上を原則として、止むを得ない場合は50㎝以上を確保するように規定されているようです。

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<出典画像:『路側帯の白線幅15㎝』>

路側帯は歩道がない道路に設置されるものなので、比較的大きな道路より、狭い道路に多く設けられています。(歩道がある大きな道路に設置されている路側帯に似た線は、車の走行領域を示す「車道外側線」です)そのため、路側帯を十分広く取れる道路は少ないはずなのです。

そう考えると、75㎝の幅の路側帯を路側帯の標準と捉えても良いのではないかと思います。その根拠は、75㎝というのが道路構造令という道路を作る法律の中で、歩行者の占有幅として採用されているからです。歩行者が通行するのに75㎝の幅を基本にしています。

道路利用者の基本寸法

<出典画像:『道路利用の基本的な寸法』http://www.mlit.go.jp/road/sign/pdf/kouzourei_2-2.pdf

路側帯の中に駐車する場合に、歩行者のために75㎝以上を空けるように規定されている理由も同様の根拠を基にしていると思われます。

左折で問題になるのは路側帯を通行する自転車です。自転車の占有幅は1mと考えられています。75㎝の路側帯は自転車にとって窮屈に感じられます。つまり、75㎝の路側帯ギリギリに幅寄せした場合、自転車をブロックする効果はあると考えられます。バイクなら尚更です。

自転車道幅員の考え方

<出典画像:『自転車道幅員の考え方』http://www.mlit.go.jp/road/sign/pdf/kouzourei_2-2.pdf

ところで、路側帯がない道路では、どのくらいまで側端に寄せれば良いでしょうか?

目安になるのが、路肩を避けた分だけ側端から離れて寄せるという考え方です。厳密に言えば、「保護路肩」と呼ばれる、アスファルトとは別に、コンクリートで出来た、縁石に沿って設けられた構造物です。

路肩というのは、道路の端から車道外側線の間のことです。下の写真は「半路肩」という種類の路肩です。車道外側線がない場合には、「保護路肩」のコンクリートの部分を路肩と呼ぶことになります。左折の場合には「保護路肩」に注目します。

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<出典画像:『路肩と保護路肩』https://car-moby.jp/187292

保護路肩の幅は様々で、私が近所を歩いて見ただけでも30㎝弱、40㎝、50㎝の3種類がありました。一般の道路では50㎝幅の保護路肩が最大幅ではないかと思います。

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<出典画像:『約30㎝の保護路肩』>

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<出典画像:『約40㎝の保護路肩』>

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<出典画像:『約50㎝の保護路肩』>

保護路肩の上を走行することは、車両制限令第九条によって禁止されています。保護路肩がない一般の道路では側端から50㎝、保護路肩のないトンネルの中や橋の上は25㎝内は走行が制限されています。

つまり50㎝側端から離れればこれらの制限をクリアすることになります。50㎝の中を強引に入って来る自転車やバイクは考えられないので、ブロックできます。

路側帯の75㎝の幅を標準とし、路側帯のない道路の保護路肩を50㎝を最大とします。75㎝なら両者をクリアできます。路側帯があってもなくても、左折する時には左側端から75㎝まで寄せるというルーチンです。あるいは距離的な数値でなく、路側帯の線までか(路側帯がある場合)、保護路肩の手前まで(路側帯がない場合)というルーチンでも良いでしょう。

法的にも、左折の合図をしている先行車を、後続の車両が妨害することは禁じられています。自転車やバイクよりも前で路側帯や路肩の方へ寄せて行けば、巻き込みを防ぐためのブロックは可能と考えられます。

左折又は右折しようとする車両が、前各項の規定により、それぞれ道路の左側端、中央又は右側端に寄ろうとして手又は方向指示器による合図をした場合においては、その後方にある車両は、その速度又は方向を急に変更しなければならないこととなる場合を除き、当該合図をした車両の進路>の変更を妨げてはならない。(道路交通法第34条6項)

右折車の動向を見極める

交差点に近づいた時、対向車で右折しようとしている車が、こちらが左折するのを待っているのか、こちらより前に右折しようとしているのか判断する必要があります。

こちらの車と前を走る車との距離が少し空いている場合に、その隙に右折しようとする車があります。「松本走り」「山梨ルール」などと呼ばれる右折の仕方です。

こういう車はかなりの高い確率で判別できます。飛び出せるタイミングを計っているので、静止せずに微かに前進と停止を繰り返しています。

隙間を狙って右折しようとする車は、こちらが左折するためにスピードを緩めた瞬間を察知して右折してきます。そうでない車は微動だにせずに右折車線で静かに待機しています。

右折する車のタイヤの向きでも感じられます。飛び出そうと待ち構えている車は、タイヤの向きを右に向けています。ゆっくり待っている車のタイヤは前方を向けたままが多いのです。

また隙を狙っている車は、停止線より前に出て、少しでも早く右折出来るように詰め寄った位置についています。あからさまに車を傾けている場合もあります。待機している車は、停止線の手前で静かにしています。

<出典動画:『ドラレコ 割り込み右折はやめてくれ!側面にぶつけるぞ!』YouTube>

このように、右折しようとしている対向車を素早く感じ取ったら、余裕を持って先に行かせてしまいます。意地を張って競り合うのは危険です。「負けるが勝ち」という戦法です。

横断歩道の左右の歩行者を確認する

横断中の歩行者を確認すれば、歩行者が歩き過ぎるまで手前で停車しますが、問題は横断しようと左右から近づいてくる歩行者や、まだ横断歩道の遠くを歩いている歩行者(広い交差点の場合)を確認した時です。

物理的に車を先に行かせることが可能な場合に、横断歩道の手前で停止する確かな心づもりを持っていないと、早く行きたい誘惑に負けてしまいます。

法的にも、横断しようとする歩行者がある時には、手前で停止しなければなりません。「横断しようとする歩行者」は、目の前だけでなく、横断歩道の左右を確認する必要があります。横断中の歩行者だけでなく、横断歩道を渡ろうとする歩行者も確認する必要があります。

<出典動画:『横断歩道上に歩行者がいるのに…』YouTube>

時には後続の車からクラクションを鳴らされる可能性はありますが、人身事故を起こしてしまうより遥かにましです。それに、私の父が経験したように、警察官が目撃していたら、即取り締まりの対象になることでしょう。

内輪差は後輪で回る意識で防ぐ

内輪差というのは、曲がる時に後輪は前輪より内側を通る性質のことです。自動車学校で左折で脱輪してしまう原因は、前輪で角を曲がる意識のためです。前輪は角を曲がれても、後輪がその内側を通るので縁石に乗り上げてしまいます。

内輪差を考慮して角を曲がるには、後輪で角を曲がるように意識することです。

<出典動画:『ハンドル早く切りすぎだよ!』YouTube>

左折のルーチン

以上で、4つの危険から自分の車を守りながら左折するルーチンの準備が出来ました。

  1. 交差点の30m手前で左折をする合図を出す。
  2. ルームミラー、左サイドミラー、目視の順で左後方、左側面の安全を確認して路側帯または保護路肩まで左に幅寄せする。この時、車の左側面に自転車やバイクが走行している場合には、それらの後方に下がり、決して前に出ようとしない。
  3. 路側帯または保護路肩まで寄せたまま(自転車やバイクをブロックしたまま)、交差点まで徐々に速度を落として行く。この時、対向車線の右折車の動向を確認し、割り込み右折をする気配なら先に右折させる。
  4. ハンドルを左に回す直前に、左サイドミラー、目視で車の左後方、左側面の安全を確認し、同時に横断歩道左側の歩行者の存在を確認する。歩行者があれば停止する。
  5. 徐行しながら左折を開始し、横断歩道の手前で、横断歩道の右側の歩行者の存在を確認する。この時、割り込み右折の存在も確認する。歩行者があれば停止する。
  6. 歩行者がいないことを確認して左折を完了する。

ポイントは、

  • 左に曲がる前に、巻き込みの確認、対向車の割り込み右折を確認する。
  • 左にゆっくり曲がりながら、横断歩道の左右の歩行者と右側から来るかもしれない割り込み右折を確認する。

言葉で書くと簡単ですが、極短い時間の中での操作です。イメージから言えば、横断歩道を中心にして、左側の注意に6割、右側の注意に4割といった配分です。

防衛戦のための武器

安全な左折をするためのテクニックとして、「送りハンドル」をマスターすることと、意識の持ち方として、「横断歩道の手前で一時停止するぐらいの警戒感」の維持をおすすめします。

確認の時間を作る送りハンドル

「送りハンドル(プッシュプルハンドル push pull handle)」というのは、自動車学校で教えられる「クロスハンドル cross handle」と違って、腕を交差させないハンドルの回し方です。

ハンドルを左右の手をずらすようにして、少しづつ回すので、一気に大きく回転することが出来ません。このことが、左折のようにゆっくり曲がりながら、確認する作業が多い場面では有効に働きます。一瞬で回り込まないので、危険を察知した時に停車しやすいのです。

巻き込みや歩行者を確認しても、クロスハンドルでは途中で回避するのが非常に困難です。送りハンドルなら回転する量が少なく遅いので、瞬時に停車して被害を軽度に抑えられます。

<出典動画:『クルマの運転の基本 ~ハンドル操作(回し方)~ 「プッシュプルハンドル」』YouTube>

送りハンドルで左折すると、クロスハンドルよりゆっくり左折するので、その分周囲の確認をする時間を作ることが出来ます。

送りハンドルは、内輪差の事故を防ぐ効果もあります。ゆっくり、少しづつ角を曲がるので、大きく内側に食い込むことがないからです。

私は、送りハンドルを覚えてから、クロスハンドルを使う割合が大きく減りました。急いだり、狭い場所で大きく車を回転させる場面は、運転している中でそんなに多くはないのです。

事故の起こる確率は車を回転したり、方向を変化させる時が高いのです。送りハンドルで時間的な確認の余裕が出来るのは、事故防止に大きく影響します。

一時停止するぐらいの警戒感

路線バスの後ろに、「左折の時には一時停車します」という表示がされているのを目にします。

バスのような大型車だから慎重なのだと思いますが、一般車もこのぐらいの気持ちで運転した方が良いと思います。

一般車がバスのように堂々と停車すると、かえって後続車には危険ですので、瞬時に停車できる速度で左折する意識、警戒感が必要だと思います。横断歩道の周りには、地雷が埋まっているぐらいの慎重さが必要です。

左折は思っている程、単純ではないのです。

<出典動画:『JAF Mate|「危険予知」前車に続いて交差点を左折します。』YouTube>

各車メーカーから、自分の車を俯瞰してみたりして、車の周囲がカーナビのモニターから確認できるシステムが提供されています。

呼び方は各社まちまちで、「全方位モニター」、「全周囲モニター」「マルチビューモニター」等々、色々異なりますが、機能的には似通っていてほとんど大差はありません。

純正のアクセサリーとして標準装備されている車や追加オプションで選ぶか、社外品を後付けで装着することもできます。

高価なシステムなので、私の車には搭載していません。「こんな機能があったらバック駐車や縦列駐車が楽だろうな」と羨ましく思っていました。

最初は、どのメーカーの全方位モニターが最も優れているのかという好奇心を働けせていましたが、それよりも、モニターで自分の車を俯瞰しながらバック駐車をする様子を見て、これまでのバック駐車のやり方、というよりバック駐車をする際の目安、目標、目的とは違った視点があることに気がつきました。

全方位モニターがない車でも、この視点とアプローチに発想を切り替えたら、今までバック駐車が上手く出来なかった人の、大きなヒントになると思います。
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全方位モニターを利用したバック駐車の特徴

<出典動画:『【一日でできる】誰でもできるバック駐車のコツ【超簡単】ミラーとハンドル操作 駐車の達人』YouTube>

バック駐車が上手くなるための方法の1つとして、車を運転するシミュ―レーションゲームが挙げられます。

操作する車を俯瞰して見ながら、駐車場に入れたりする練習を通して、実際の駐車のハンドル操作や車の傾け方などを習得します。

全方位モニターを利用したバック駐車は、そのシミュレーションとそっくりです。自分の車の3D画像がハンドル操作でコントロールできるのです。

<出典動画:『ソリオバンディット後期 全方位モニターを使って車庫入れ動画 ルーミー タンクとの比較にも』YouTube> あるメーカーのものは、前輪の向きまで3D画像の車に反映され、ハンドルの回転と連動して、更に精度の高いバック駐車が出来るようになっています。

俯瞰を眺めながらバック駐車する様子を見ていて、あることに気づきました。

自分の車を駐車スペースに入れようとすると、直感的に入りやすい位置取りをしていることです。

鳥の目になったように、上空から自分の車と駐車スペースを見ています。自分の車の全体を見れるので、駐車スぺ―スに対して、適切な角度や位置取りが自然に出来るのです。

これはミニカーや玩具の車を使った場合と同様で、駐車スペースと車が全体的に捉えられるからです。直感的に最適な角度と位置取りになるように、車を自分の手で自由に置くことが出来るからです。

全方位モニターは自分の車の一部でなく、全体を見ながらコントロールできる特徴があります。

一般的なバック駐車の欠点

<出典動画:『「車庫入れのコツ」を動画で解説』YouTube>

全方位モニターを装着していない車の方が、まだ圧倒的に多いと思います。

車のおしりを駐車スペースの入り口の方に傾けて、内側の後輪が駐車枠の入り口の角辺り(ピボットエリア)を通過するように近づけるのが一般的なバック駐車のやり方です。

しかし、あくまでも運転席から見える部分だけで判断します。車全体を見る事が出来ないので、どうしても一部分から全体を想像することになります。

その一部が、内側後輪になります。内側後輪が駐車枠の一定の位置(ピボットエリア)を通過するようにすれば、車全体も駐車スペースに収まるはずだという考え方です。

サイドミラーで内側後輪が駐車枠に沿って入るようにします。車の向きも、サイドミラーと駐車枠のラインとの比較で判断します。

このような一般的なバック駐車の欠点は、

  • 最初の車を傾けた段階で、駐車スペースと自分の車の位置、角度の関係を正確に把握できない。
  • バック駐車の過程でも一部の情報でしか判断できない。
  • 習慣化に頼るので、駐車場に合わせた柔軟な対応が出来にくい。

ある程度の自分の型のようなものが出来上がると、どの駐車場でも「経験的な勘」に頼った同じようなアプローチになります。

全方位モニターのように、駐車スペースと自分の車を俯瞰して、車の位置や角度の取り方から、入口への接近の仕方、駐車枠への収まり、車の向きの調整に至るまで、全体の「調和」を直感的に受け取りながら行うことが出来ません。

一般的なバック駐車のやり方の最大の欠点は、最適な位置と角度を取るのが難しい、あるいは、位置や角度をあまり重視せずになんとなく習慣的に行っていることではないかと、私は思います。

<出典動画:『【死ぬほど苦手だけど】CX-8を乗りこなす為にバック駐車練習!!!』YouTube>

ピボットエリアを通ることを重視するあまり、本当は一番肝心な位置と角度の取り方に慎重になっていないように思います。位置取りや角度が違っても、ハンドル操作でピボットエリアを通過すれば良いと考えているのです。

通路幅(あるいは道路幅)と駐車スペース(あるいは車庫)にとって最適な車の角度と位置取りがあると思います。全方位モニターでは全体が見えているので、駐車場の状況に合わせて直感的に出来ることが、一般的なバック駐車では、臨機応変な最適な解(その場に適した位置と角度)でなく、習慣化された解(いつもの位置と角度)で毎回行っているように思います。

後輪1点でなく後部全体を意識する

内側の後輪をピボットエリア(駐車スペース入り口の角を中心にした半径50㎝の円の範囲)を通過するような、車の一部を焦点にするのではなく、全方位モニターの俯瞰した視点のように、車全体を駐車枠に入れるようにイメージするのです。

といっても、サイドミラーからは車の後方の一部しか見えません。そのため、出来るだけ全体を想像しやすい部分を見るようにするのです。

それは、車の後部が駐車スペースの入り口に収まるように見るのです。後輪がピボットエリアに向かう、点の流れる線として見るのでなく、車の後部全体が駐車スペース入り口に収まって入っていくように、面が流れる線を意識するのです。

表現が難しいのですが、後輪がピボットエリアを通過するのを、点が作る1本の線とします。それに比べて、車の後部(角でなく車幅として)が面として、駐車スペースの入り口に収まっていくようにイメージします。 BlogPaint

勿論、車の後部は一部しか見えません。駐車スペースの入り口も一部しか見えません。しかし、その一部から面を想像します。

簡単に言えば、内側後輪だけ駐車枠に入れるようにするのでなく、車の後部全体を駐車枠に入れるように意識するのです。

そういう視点を持つと、最初の車を傾ける段階でも、内側後輪をピボットエリアに向けるようにするのでなく、車の後部全体が駐車スペース入り口に収まるように傾けるのです。

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後輪1点に合った意識が、後部全体に広がります。後部全体を意識すると、最初の車を傾ける段階から、入り口に収まる位置と角度になるように、車全体を最適な位置取りになるように、全体の位置関係を意識するようになっていきます。

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サイドミラーから見えている車の後部は部分的ですが、全方位モニターで俯瞰したイメージを持つのです。そうすれば、駐車場(車庫)が変わっても、全体の状況から直感的に反応した、最適な位置と角度が取れるようになるのです。

自分の車をシミュレーションゲームのように、俯瞰的に見ているようなイメージ、車や駐車スペースの1か所に焦点を定めるのでなく、全体の位置関係として捉えるように発想を変えてみるのです。

「後輪を角に合わせて」とか「隣の車のタイヤが見えたら」とか、どの駐車場でも同じやり方で、なんとなく出来たり出来なかったりで、どうも一部に合わせるやり方で上手く出来ていない人は、むしろ全体を上空から見下ろした視点で、発想を変えてみたらいかがでしょうか?





<出典動画:『【駐車の練習に最適!】駐車の達人4実況』YouTube>

無料GooglePlayアプリ「駐車の達人4」

<出典動画:『【Car Parking】自由度が高くて面白い駐車ゲーム!!車からも降りれる⁉』YouTube>

無料オンラインゲーム 「Car Parking」: Real 3D Simulator

 

  • 右折車線の先頭で待っていたら、後ろからクラクションを鳴らされた。
  • 急いで右折したら、横断中の歩行者とぶつかりそうになった。
  • 対向車の左折に割り込みたいけどタイミングがわからない。

安全が最優先ですが、時と場合によっては、対向車が左折するタイミングに割り込みたくなる場面もあります。

右折車線が渋滞している場所では、長く待たされる後続車もイライラしています。対向車の流れ具合を見計らって、自然に割り込むコツも知っておいても良いと思います。

ただし、安全が最優先であることが前提です。たとえ、後ろからクラクションを鳴らされても、安全を犠牲にしてまで行うテクニックではありません。
<追記>2019/05/17
左折する車に割り込むのは、「松本走り」、「山梨ルール」などと呼ばれている危険行為です。この記事を書いた後も、全国的に子供達が犠牲になる事故が連日のように報道されています。私の認識の甘さも痛感しました。たとえ余裕があっても、左折に割り込むのは止めるべきです。


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割り込み可能な右折のタイミングや条件

割り込みはいつでも出来るわけではありません。タイミングや条件があります。それらを無視して割り込むのは無謀で危険です。

1、対向車は左折し次の車が直進する時

割り込めるタイミングの1つ目は、対向車が左折し、その次の車が直進である場合です。

その次の車も左折の場合は割り込むべきではありません。

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なぜなら、前の車に続いて左折しようとする車は、同じ方向に進むので車間距離を詰めてきます。更に、後ろに付いた運転手には、右折しようとする車を自分の前に入り込ませたくない心理が働きます。

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左折する車の後ろの車が直進する場合には、左折する車とは進行方向が違うので速度を緩めて待つか、注意しながら避けて行きます。

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対向車が左折したからと言って、その後に続けば良いのではなく、左折する車の次の車の進行方向が重要なのです。

次の車が直進であれば、左折する車と次の直進車の間に空間が生まれます。その空間を利用して割り込みます。

交差点の状況によっては、左折する車の次の車がどちらに進行するのか見えない場合があります。次の車の進行方向が確認できない場合は、割り込むのは危険なのでしてはいけません。

左折する車と次に来る車の両方の進行方向を確認するのが、割り込む場合の重要なポイントになります。

2、右折した先の車線が2車線以上の時

1つ目の割り込むタイミングの例は、右折した先の車線が1車線の場合です。右折した先が2車線以上の場合には、左折する車の次の車が直進でなくても割り込めます。

対向車線で左折する車が連続していても、右折した先が2車線以上であれば、比較的容易に割り込むことが可能です。

このような条件の交差点は大きな交差点になります。対向車が連続して左折する時には、直進車がないので横断歩道の手前までは簡単に右折出来ます。

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横断歩道の手前で一旦速度を落とし、左折する車が2車線の内、どの車線に進むのかを確認して、安全を確認した上で、右側の車線を進みます。

3、横断中の歩行者がいない時

どの場合でも、左折する車に割り込んで右折する時には、横断歩道を渡る歩行者や自転車がいないのが条件です。

左折車のタイミングを見計らっている間に、横断歩道の状況を確認します。右折の行動を起こしてから確認するのでなく、右折に動き出す前に確認しなければなりません。

私も右折の時に肝を冷やした経験があります。夕方の暗くなった交差点で、右折しようと横断歩道に差し掛かった時、右後方から猛スピードで自転車が走り抜けて行きました。

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自転車は無灯火で、服装も黒色でしたので、全く事前に確認ができませんでした。

他にも、雨が降っている夜、横断中の歩行者を確認するのが遅れて、接触寸前になったことがあります。

交差点を右折する時には、ハンドルを右に回す前に、右後方の横断者の状況を必ず確認するようにします。

4、割り込む位置取り

割り込めるタイミングや条件が揃った時、どこに向かって割り込むのが良いでしょうか?先ず、右折する先も1車線の交差点の場合を見てみます。

左折する車の前でしょうか?後ろでしょうか?

答えは、左折する車の中央側面に向かって行きます。

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左折する車の前に出て行くと、警戒した左折車の進行を妨げてしまいます。運転者によっては、クラクションを鳴らされ、煽り運転を受ける可能性も出てきます。

左折する車の後ろに入ろうとすると、後から来る直進車の進行を妨げることになります。左折する車の次の車も左折してきたら、衝突の可能性も出てきます。

正しい割り込む位置取りは、左折する車の中央の側面に、寄り添うように向かって行きます。左折する車が前に進むに従って、自分の車が自然に左折車の後ろに回り込むようにします。

左折する車の前に出ないように、かと言って左折する車の後に付こうとしないで、左折する車に折り重なるように出て行きます。左折する車の側面を自分の車が流れるように後ろに付きます。

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仮に次の車も左折して来た場合でも、この位置取りなら、こちらの方が先の位置にあるので、相手の車も納得してくれます。

この位置取りが、左折する車にも、後に来る車にも迷惑にならない右折の仕方です。

右折の割り込みは状況が許す時だけ

右折の割り込みは、運転の必須要件ではありません。割り込まなくても何も問題は起こりません。

中には、後ろからクラクションを鳴らしたり、酷いのは追い越して右折していく車もあるかも知れません。

しかし、そういう車の方がルール違反であって、こちらには落ち度はありません。安全が最優先です。

その前提を踏まえた上で、時には安全に割り込めるタイミングに出会う場面もあります。後続の右折車の流れの円滑化になるのは、悪いことではありません。

割り込みは、常にしてやろうというのではなく、状況が許した時だけやっても良いという意識でいるのが安全だと思います。
<追記>2019/05/17
たとえ状況が許しても、左折への割り込みは止めるべきだと反省しています。

 

花見客のための臨時の駐車場など、普段は駐車場ではない場所を駐車場にする場合、地面には何も区切りが描かれていません。係の人の指示で順番に停める場合もあれば、空いている場所を選んで停める場合もあります。また、集合住宅や会社の駐車場などでも、砂利を敷いただけで、車止めもないところもあります。

駐車する場合には、白線が目安になってくれますが、白線がない場合には、何を目安に駐車すれば良いのでしょうか?

運動場などの広い場所なら前進駐車の方が無難です。左右の間隔は前進の方が見やすいし、車体を真っ直ぐに保つのも前進の方が判断しやすいです。

しかし、中には通路のスペースも広くなく、係の人からバックで駐車するように指示される場合もあります。白線のない所でバック駐車せざるを得ない場合を考えてみました。白線がない場所でも、曲がらずに真っ直ぐ駐車することが出来るようになります。

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隣に車がある方からバックする

状況が選べるのなら、既に停まっている車がある方からバックする方が簡単です。内側のサイドミラーを見ながら、隣の車の側面を基準にして、間隔が平行になるように車を入れて行けます。

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<出典画像:『内側のサイドミラーで隣の車の側面を基準にする』>

外側の車しかない場合には、外側のサイドミラーで車が真っ直ぐになってからでしか、隣の車との平行な間隔を確認できません。

ですから、空いていてどこにでも停まって良い場合でも、左右の片側どちらか既に車が停まっている場所を選んだ方が、基準があるので駐車しやすくなります。

心理的には、習慣的になるべく隣に車がない場所を選んでしまう傾向がありますが、白線がない場所では、逆に車が停まっている隣のスペースを選ぶようにします。そしてその車が内側になるようにバック駐車していくのがコツです。

サイドミラーで左右の車との間隔を揃える

両側に車が停まっている場所は、普通の駐車場では窮屈な感じがして優先順位は低いですが、白線がない駐車場では真っ先に選択すべきです。

両側の車が基準になってくれるからですが、その時の要領は、左右のサウドミラーで、左右の車と自分の車との間隔が、左右で均等になるように揃えながら入って行きます。

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<出典画像:『自分の車の最後尾と左右の車との間隔を揃える』>

揃えるポイントとしては、自分の車の最後尾の両サイドと、隣の車との間隔を比較しながらハンドル操作をします。視点を当てるところは、自分の車の最後尾の両側と左右の車の間隔をピンポイントにします。左右の間隔が均等になれば、自動的に駐車スペースの中央に停められることになります。

また、例え両隣の車が真っ直ぐに駐車されていなくても、この方法で駐車すれば、必ず両隣の車の中央に停車することになります。

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<出典画像:『最後尾の間隔を均等にすれば両隣の車の中央に停車できる』>

サイドミラーで車止めの左右のはみ出しを揃える

車止めがある場所なら、それも目安に利用出来ます。自分の車の後部の左右から、はみ出した車止めがサイドミラーに映ります。この場合も、車止めのはみ出しを左右で均等になるように揃えれば、駐車スペースの中央に停めることが出来ます。また、車止めのはみ出しが左右で均等になるということは、車止めに対して垂直(90度)に駐車していることになるので、車の向きが真っ直ぐになるということでもあります。

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<出典画像:『サイドミラーで車止めの左右のはみ出しを揃える』>

車止めがあれば、隣に車が無くて、車止めが目安になるので駐車しやすくなります。

車止めが無い時は隣の車の運転席に揃えて停める

車止めがない駐車場では、後部の衝突の注意と、前部のスペースからのはみ出しを他の車と揃えることがポイントになります。

下がり過ぎて、後ろの車や障害物に衝突しないように、ルームミラーで確認します。同時に隣の車の運転席が、自分の車の運転席と並んだ辺りで車を停止します。運転席が分かり憎ければ、サイドミラーどうしの位置を合わせる方のでも良いです。サイドミラーはどの車もほとんど同じ様なところに付いています。

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<出典画像:『隣の車の運転席やサイドミラーに合わせて停まる』>


違反や事故の多くの原因は、スピードの出し過ぎによるものです。そのために注意不足になり、安全確認が遅れ、危険を回避する余裕も少なくなります。

最近、私は気がついたことがあります。スピードの出し過ぎだけでなく、もう一つの原因があることをです。その原因は隠れていて気がつかない人が多いこともです。

それは毎日の運転の中に潜んでいます。特別難しいことでもありません。

しかし、このことを知って、意識しながら運転するのと、そうでないのでは結果が大きく違ってきます。誰でも出来ることなので、同じ運転するのなら意識した方が良いと思うのです。

このことは、久しぶりに東京都内を運転した時に実感しました。それは、運転中にどこを見ているのが良いかということです。

「前を見て運転しているに決まっているだろう?」と思うかも知れませんが、その時の前のどこを見ているかです。
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カーナビだけで運転の余裕は生まれない

先日、新宿から駒込辺りを中心に運転する機会がありました。何車線もある大きな道路から、一方通行が入り組んだ路地まで様々でした。

大きな道路では、次にどこを曲がれば良いか、左右どちらの車線を走っているのが良いかなどに注意して、細い路地では左右に並んだ電柱に接触しないようにしながら、路地が交差する地点の出会いがしらの事故に注意しました。

初めて行く場所でしたので、カーナビを頼りに運転しました。道順はカーナビが教えてくれますが、注意すべきポイントは自分で判断しなければなりません。

カーナビは、「あと700メートルで左に曲がります」、「この先1キロは道なりです」などと指示してくれますから、この先どのような道順かの予測は立てられます。

しかし、目の前の現実の道路では他の車が周囲を取り囲んでいます。700メートル先で左折することは分かっていても、道路の混み具合や駐車中の車が有ったりして、右車線を走らなければならない場合もあります。700メートル先の信号までの間に、いくつも信号が有ったりします。中には右折専用レーンや左折専用レーンがあることもあります。2車線右折レーンの信号もあります。

カーナビはそういう情報も表示はしてくれますが、常にカーナビを見つめていられるわけではありません。瞬時の判断を迫られる場合が多いのです。カーナビは信号通過で、左の車線を通るのを推奨していて、いきなり右折の車線を通るように指示することもあります。カーナビだけで運転の余裕は生まれません。

信号機と付属の道路標識に焦点を当て続ける

私は一般道でも高速道路でも、原則的にはキープレフトで走行するようにしています。これだけでも、追い越し車線を走り続ける時より、違反や事故を起こす可能性は低くなります。キープレフトで、スピードの出し過ぎと、後ろの車への不必要な注意が減るからです。

都内を走行している時、それ以外に注意したことがあります。次の信号機と、その左右に設置されている道路標識です。

信号機と道路標識

<出典画像:『信号機と道路標識』http://livedoor.blogimg.jp/niigata_signal/imgs/f/4/f4e433df.jpg">

信号機と付属の道路標識から得られる情報は、赤(止まれ)・黄(注意)・青(進め)の他に、右折や左折の禁止、Uターン禁止、駐車禁止、速度制限など、その区間を走行するのに必要な情報が満載です。

私は東京の秋葉原で駐車場を探しながら、右折禁止区間で、道路を横断して違反切符を切られた経験があります。その時はカーナビは見ていましたが、道路標識への注意が欠けていました。

普段の走り慣れた道路では感じませんが、走り慣れない場所では、自分の運転の欠点が露出します。道路標識を見ているようで見ていなかったことを実感しました。それ以来、自分の運転の欠点をどう修正したら良いか考えました。

道路標識は、信号と信号の間にも設けられています。しかし、そういうものを一つ残らず見逃さないようにしていては、疲れてできませんので現実的ではありません。

それなら、信号機のところにある道路標識だけでも見るようにしたらどうだろうかと思いました。すると、あることに気がつきました。信号機とその左右に設置されている道路標識を見ることで、

  • 今までより遠くの情報が入って来て、次の動作の運転に余裕が出来た。
  • 右・左折やUターンなどの禁止行為を見逃さなくなった。
  • 信号機の道路標識にはその区間の必要な情報が想像以上に多く表示されていると感じた。

私たちは意外に遠くを見て運転していません。常に次の信号機を意識することで、今までより遠くの情報を早く知ることができます。「あ、あの交差点は右折禁止だな」など、事前に知ることが出来ます。前には良くありました。右折しようとして道路の右側に寄って停車してから、一方通行出口の赤い標識に初めて気がついたことが。

それまでは、私は前方の路面を中心に見ながら運転していたことが分かりました。その視界の中には信号機は入っていましたが、その周りの道路標識まで意識が届きませんでした。

信号機を見るようになってから、路面に向かっていた視線が、もっと上の遠方に焦点が変わりました。遠くの情報を早く知ることで出来た余裕は、心を落ち着かせます。

次の信号機と道路標識を見ながら通過して、その時に視点は既に次の信号機に移っています。運転中の視線は、常に信号機から信号機へ、先へ先へと焦点が移っていくという感じになります。

情報を早く知ることで生まれた余裕が運転を上手くし、違反や事故を減らす

信号を見るようになってから、遠くの情報を早く知ることで生まれた余裕が、運転を上手くするように感じました。

前方の左車線で停車している車や、右折待ちの車を発見して、早めに車線変更します。前方の交差点が右折禁止なの早めに知って、レーンの選択を迷いません。その次の交差点まで直進します。Uターン禁止の区間が始まるのを知って、右側に通り過ぎた目的地があってもUターンしないで、次の交差点で右折します。一方通行出口の赤い標識で気がついて慌てる前に、遥か手前で信号機の右・左折禁止の標識で気がつきます。

私は車の運転が上手いというのは、テクニックよりも、違反や事故を起こさないことだと思います。

信号機と付属の道路標識を見る習慣は、普段の走り慣れた道路では気が付きませんが、初めて走る道や、繁華街、都心などの道路を走る時に、運転の判断に余裕をもたらす効果を実感するはずです。

 

 

 

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