バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

April 2019

個人的にはマツダの車には縁がほとんどなくて、しいて言えば、父が若い頃に、ロータリーエンジンの中古車を乗っていたことがあるくらいです。父によれば、ロータリーエンジンは加速の伸びが良かった記憶があるそうです。ただ、中古車だったせいなのか、エンジンが温まらないと、よくエンストしたそうです。

そんな影響もあって、マツダというとロータリーエンジンの印象が強かったのですが、今ではクリーンディーゼルの車にも力を入れている印象も持っています。

コンパクトSUVのランキングの常連になっているCX-5のイメージは、鮮やかなワインレッド(マツダではソウルレッドクリスタルメタリックと呼んでいます)のシャープなボディラインに、個性的なフロントグリルが特徴的です。

気になる安全装備としては、ヘッドライトの自動制御があります。ハイビームとロービームの自動制御はよくありますが、それだけでなく、走行速度に応じて、LEDを点灯と消灯をコントロールして、対向車や前走車に眩しくさせないようにしたり、横断歩道などでは左右に光を広げたり、高速では上方に光の角度を変えて標識看板を照らしたりする自動制御機能です。

そういう機能のない車を運転している私としては、ハイビームとロービームを手動で切り替えてるのを煩わしく思っているので、とても羨ましいです。

そんなコンパクトSUVとして人気のあるマツダCX-5が、バック駐車するのに必要な最小の通路幅を調べてみました。

Mazda_CX-5_at_the_Tokyo_Auto_Salon_2017

<出典画像:『マツダCX-5』https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/aa/Mazda_CX-5_at_the_Tokyo_Auto_Salon_2017.jpg/1200px-Mazda_CX-5_at_the_Tokyo_Auto_Salon_2017.jpg

マツダCX-5の車体サイズ

<出典動画『マツダ新型CX-5はディーゼル一択!国産SUVで特上の出来栄えだ!』YouTube>

現行モデルでは、どのグレードでも、ガソリン車、ディーゼル車でも、車体サイズは変わりません。

項目サイズ
全長4,545mm
全幅1,840mm
全高1,690mm
ホイールベース(前後の車軸の中心間距離)2,700mm
トレッド(左右のタイヤの中心間距離)1,595mm(前後共)
最小回転半径(最小回転時の前輪外側タイヤの軌道半径)5.5m

CX-5-1

全長・ホイールベースが短め、全幅が広めの車体サイズの印象を受けます。トレッドが前後輪で同じなのも特徴です。

駐車スペースのサイズを、間口2.5m、奥行き5mで想定します。この駐車スペースに、1回の直角バックで駐車するための通路幅はどの位が必要かを見ます。

CX-5-2

1回の直角バックのための通路幅は、4,682mm以上が求められます。直角バックの開始位置は、駐車スペースの中心から3,994mm離れた位置に後輪タイヤを、駐車スペースの入り口の水平ラインから1,679mm車体側面を離した位置になります。

直角バックの開始位置を運転席から判断する目安としては、2つ先の駐車スペースの奥のラインが、運転席の横に来た辺りで良いでしょう。

直角バックでなく、通路を左から進入して来て、車を左に傾けるやり方で考えた場合には、車の回転図の右から2番目から4番目の位置(15度から45度傾けた軌道上の位置)につければ良いです。

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回転図からは、ピボットエリアと車の内側後輪の距離関係も見て取れます。ピボットエリアとは、駐車スペース入り口のコーナーを中心にした半径50㎝の円の範囲です。

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右側後輪が、ピボットエリアのどの辺りを通過しているかを見てください。ピボットエリアの円を4分割して考えると分かりやすいでしょう。

CX-5-5

漠然と、ピボットエリアの半径50㎝の円の中ならどこでも良いのではなくて、4分割したピボットエリアのある部分を通過するように接近すべきなのです。

BlogPaint

私の経験がもっと重なれば、4分割よりももっと精度の高い範囲指定ができると思うのですが、現在はこの程度までしか追求できていません。

ところで、クリーンディーゼルというディーゼルエンジンの乗り心地はどうなのでしょうか?燃費なども気になります。国産車の中でも独自路線を行くような印象のあるマツダの車も、ちょっとカッコイイと思います。マツダの鳥が羽ばたいているようなエンブレムも好きです。

マツダエンブレム

<出典画像:『マツダエンブレム』http://fsv-image.autoc-one.jp/images/1644739/001_o.jpg

2019年3月30日(土)に、BS日テレで放送された『おぎやはぎの愛車遍歴』(毎週土曜、21:00-21:54)をたまたま見ていました。

タレントの小島瑠璃子さんが家族(母、弟)と出演して、自分用の車を購入するために、4台の車を試乗していました。

小島瑠璃子さんの気になる車種はSUV車ということで、最初にDS7クロスバック、次にSUV4シーターでハードトップのカブリオレ(オープンカーになる車)のフォルクスワーゲンイオス、プジョー308CC の、番組側から紹介された3台を試乗し、最後に長い間気になっていたというトヨタオリジンを試乗しました。

私から見ても、どの車も個性的で、格好も良く素敵な車に感じられました。私の憧れの車はフォルクスワーゲンのカルマンギアなのですが、フランス製の車の魅力を知ることができました。

小島瑠璃子さんは最終的に、「初めて自分が乗る車は新車で」ということで、DS7クロスバックに決めたようですが、私はプジョー308CCにとても惹かれました。中古価格なら100万円代で手に入るようなので、憧れでなく現実的に考えられます。

「こんなカッコイイ車にいつか乗ってみたい」と想像したら、車の大きさとか駐車のしやすさ(バック駐車に必要な通路幅)はどうなのか調べてみたくなりました。どうせなら、ついでに4台とも調べてみたいと思います。

308cc-0
<出典画像:『プジョー308CCグリフ』https://kakaku.com/kuruma/used/

DS7クロスバックの車体サイズとバック駐車に必要な通路幅

DS7-1

 

<出典画像:『DS7クロスバック グランシック ブルーHDi』https://kakaku.com/kuruma/used/

項目サイズ等
全長4,590mm
全幅1,895mm
全高1,635mm
ホイールベース(前輪と後輪の車軸中心間の距離)2,730mm
トレッド(内側と外側タイヤの中心間の距離)1,625mm/1,605mm(F/R)
最小回転半径(最小に回転した時の前輪外側タイヤの軌道半径)5.4m

参考にした寸法はGrand Chicピュアテックタイプ5人乗り(新車販売中)です。見た目より大きなサイズの印象です。特に横幅が結構広いです。

ヘッドライトの3つのLEDが操作に応じて自動的に回転してキラリと光ります。バックドアは自動開閉で、トランクは555リットルと広く、路面のデコボコをカメラが捉えて、振動を抑えるようにサスペンションを自動制御します。シートメモリー(座席位置の記憶)付きです。

DS7-2

<出典画像:『DS7クロスバック グランシック ブルーHDi』https://kakaku.com/kuruma/used/

小島瑠璃子さんは、ウインカーの「ポコポコ」と言う音が可愛らしく、センターコンソールのデザインもきらびやかで、ハンドル操作も小回りが利くとコメントしていました。

DS7-3

<出典画像:『DS7クロスバック グランシック ブルーHDi』https://kakaku.com/kuruma/used/

DS7-0

どの位の小回りなのか、直角バック(直角駐車)に最小限必要な通路幅を調べてみます。直角バックが1回でできる通路幅が、通常の車体を斜めに傾けるバック駐車の、最小通路スペースの目安となると考えるからです。(直角バックの回転する角度のあるポイントに車を傾け配置すれば、一般的なバック駐車は可能になります)

DS7-1

駐車スペースのサイズは間口2.5m、奥行き5mで想定しました。駐車スペースの中心から3,844mmの位置に後輪を、駐車スペースの入り口の水平ラインから1,507mmの位置に車体側面が来る位置から開始して、4,640mm以上の通路幅があれば、1回で直角バックが可能です。

一般的な車を傾けるバック駐車であれば、15度~30度(図の右から2番目~3番目)の位置に、車を配置できれば1回で駐車が可能になります。(45度、図の右から4番目の位置では入り口に近すぎてほぼ不可能)

必要な通路幅が5mを超えないで、意外に小回りが利く印象です。ホイールベースがこのサイズの車にしては短いのが活きている様です。さすがにフランスの車は、お国柄、狭い路地に対応できるように作っているのかも知れません。

VWイオスの車体サイズとバック駐車に必要な通路幅

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<出典画像:『フォルクスワーゲンイオス2.0TSI』https://kakaku.com/kuruma/used/

項目サイズ等
全長4,410mm
全幅1,790mm
全高1,435mm
ホイールベース(前輪と後輪の車軸中心間の距離)2,575mm
トレッド(内側と外側タイヤの中心間の距離)1,540mm/1,550mm(F/R)
最小回転半径(最小に回転した時の前輪外側タイヤの軌道半径)5.1m

参考にしたのは、フォルクスワーゲンイオス2.0TSI(2006年10月~2010年6月の販売)です。新車時の価格は438万円以上で、紹介されていた中古車の価格は146万円です。

DS7クロスバックに比べるとかなりコンパクトなサイズになりましたが、4シーターです。

VW-EOS-3

<出典画像:『フォルクスワーゲンイオス2.0TSI』https://kakaku.com/kuruma/used/

私の好きなフォルクスワーゲンの車なので、好意的に見ていましたが、ハードトップを格納してオープンにする途中で、枠が挟まって止まってしまったハプニングがあり、ちょっと引きました。5分割して25秒で格納するそうですが、耐久性に難があるような印象です。

VW-EOS-2

<出典画像:『フォルクスワーゲンイオス2.0TSI』https://kakaku.com/kuruma/used/

乗り心地としては、重心が下にあるような安定感、小回りが利くようですが、小島瑠璃子さんにはハンドルの位置が高く、運転姿勢で疲れたとコメントしていました。

VW-EOS-1

最小回転半径5.1m、ホイールベース2,575㎜と、かなりの小回りが利きそうなスペックです。トレッドが前輪の方が後輪より狭くなっているのが、通常と異なり特徴的です。

VW-EOS-2

やはりかなり小さな小回りになりました。駐車スペースの中心から後輪まで3,627㎜、駐車スペースの入り口の水平ラインから車体側面まで1,389㎜離した位置からスタートすれば、通路幅4,369㎜以上あれば、1回で直角バック駐車が可能です。

プジョー308CCの車体サイズとバック駐車に必要な通路幅

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<出典画像:『プジョー308CCグリフ』https://kakaku.com/kuruma/used/

項目サイズ等
全長4,455mm
全幅1,820mm
全高1,430mm
ホイールベース(前輪と後輪の車軸中心間の距離)2,610mm
トレッド(内側と外側タイヤの中心間の距離)1,520mm/1,500mm(F/R)
最小回転半径(最小に回転した時の前輪外側タイヤの軌道半径)5.4m

参考にしたのは、プジョー308㏄グリフ(2009月6月~2014年10月まで販売)です。新車時の販売価格は420万円以上で、番組で紹介された中古車の価格は121万円でした。

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<出典画像:『プジョー308CCグリフ』https://kakaku.com/kuruma/used/

この番組の中で、私が最も好印象を持ち、とても欲しくなってしまった車です。スタイルもカッコよく、コンパクトな4シーターです。外気温と太陽光の強さに応じて、室内温度を自動調節します(インテリジェントオートエアコン)。前席のシートの首のあたりから温風が吹き出ます(小島瑠璃子さんは要らないとコメント)

308cc-3

<出典画像:『プジョー308CCグリフ』https://kakaku.com/kuruma/used/

試乗した小島瑠璃子さんの感想は、運転席が自分にフィットして、ハンドルの握り具合も太さが丁度よく、アクセルも軽くて、運転し易いので疲れないとコメントしていました。オープンに格納する時間は20秒でVWイオスより5秒速くて、動きもスムーズでした。

308cc-1

VWイオスに比べて、ホイールベースも最小回転半径も長くなっているので、バック駐車の小回りが、どの位の通路幅の差になるか興味が出てきます。

308cc-2

DS7クロスバック程ではありませんが、必要な通路幅は広くなりました。駐車スペースの中心から後輪まで3,967mm、駐車スペース入り口水平ラインから車体側面まで1,658mm離れた位置からスタートすれば、4,614mm以上の通路幅があれば、1回の直角バックで駐車できます。

フランス製の車に、いつかは乗ってみたいと思わせる車でした。フランス製の車は、これまで関心がありませんでしたが(知らなかっただけですが)、今後はもっと注目したいと思います。

トヨタオリジンの車体サイズとバック駐車に必要な通路幅

TOYOTA-Origin-1

<出典画像:『トヨタオリジン ベースグレード』https://kakaku.com/kuruma/used/

項目サイズ等
全長4,560mm
全幅1,745mm
全高1,455mm
ホイールベース(前輪と後輪の車軸中心間の距離)2,780mm
トレッド(内側と外側タイヤの中心間の距離)1,475mm/1,460mm(F/R)
最小回転半径(最小に回転した時の前輪外側タイヤの軌道半径)5.1m

参考にしたのは、トヨタオリジン ベースグレードです。(2000年1月~2001年3月まで販売)。トヨタ国内生産1億台達成記念として限定1,000台のみ生産されました。センチュリーの生産ラインから、熟練工をえりすぐって、手作業で作られました。

小島瑠璃子さんは、写真を見て上品でシックなフォルムに一目ぼれしたそうです。特に正面を下から見上げた表情は、落ち着いた可愛さがあります。

TOYOTA-Origin-2

<出典画像:『トヨタオリジン ベースグレード』https://kakaku.com/kuruma/used/

また、後ろのテールランプ周りの突き出た形も、ノスタルジックで個性があります。小島瑠璃子さんも気に入っていました。

TOYOTA-Origin-3

<出典画像:『トヨタオリジン ベースグレード』https://kakaku.com/kuruma/used/

ただこの車の注意点としては、観音開きのドアで、手を挟む可能性あることです。ちょっと想像しただけで痛いですからね。

TOYOTA-Origin-4

<出典画像:『トヨタオリジン ベースグレード』https://kakaku.com/kuruma/used/

番組内では価格の説明はありませんでしたが、調べてみると走行距離の多いものなら100万円代からありますが、少ないものはまだ300万円以上が相場のようです。

司会のおぎやはぎさんたちからは、「君には似合わない」とつっこまれていましたが、小島瑠璃子さんは「10年以内には乗る」と力強く答えていました。

確かに、国産のこのタイプの高級車は、運転している人が「運転手さん」に見えてしまうのが難しいところです。小島瑠璃子さんなら、マネージャーに運転させ、後部座席から颯爽と降りて来るイメージの方が似合っています。

TOYOTA-Origin-1

回転半径が5.1mと短いので、かなり小回りが利きそうです。乗り心地も良さそうで、小島瑠璃子さんも、「加速がなめらか」とコメントしていました。

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駐車スペースより3,538mm離れた位置に後輪を置き、駐車スペース入り口水平ラインより1,288mm車体側面を話して開始すれば、4,360mm以上の通路幅で、1回の直角バックで駐車できます。

最小回転半径5.1mのフォルクスワーゲンイオスとほぼ同等の小回りです。今回の4台の中では最も狭い通路幅でした。

 

小島瑠璃子さんは、既に母親にBMWのミニクラブマンを買ってあげていて、今度は自分用の車選びということでした。「人とかぶりたくない」と、若いのに中々渋いセンスの持ち主でした。

 

 

 

免許試験場の普通免許の学科試験に、どんな問題が出たのか、もうすっかり忘れていました。

一度免許を取ってしまうと、3年や5年毎の免許の更新の折に、簡単な講習(新しい規則や改正された規則の説明など)を受けていただけなので、普段遭遇しないような規則はほとんど覚えていなかったりします。

遊び半分のつもりで、初めてスマホの学科試験問題のアプリを試してみました。最初は正解率60%(10問中6問正解で60点)で不合格でした。小さなショックではありました。

「こんな規則あったっけ?」

「今まで勘違いして覚えていた」

というような思いで、夢中で問題を解いていました。

私が間違えたような問題は、ある人にとっては「基本問題」だろうし、ある人にとっては「ひっかけ問題」かも知れません。不正解だった問題を「ひっかけ問題」と思いたい心理のような気もします。

アプリで私が不正解した問題の中に、これから仮免や卒検、試験場の学科試験を受ける人の参考になるものがあれば幸いです。私が単純に知らなかった、あるいは忘れていただけの問題もあるかと思いますが、ご容赦ください。 <参考:私が使っているアプリ(無料)は『運転免許問題集 普通車学科 』[Android]です。http://applion.jp/android/app/jp.co.trips.menkyofutsu/

フォルクスワーゲンーカルマンギア

アプリで私が不正解した学科試験の問題

問1 道路の片側に障害物がある場合、行き違う時は、障害物のある側と反対側の車が減速や一時停止をして、対向車に道を譲る。

普段、道を歩いていて、道を譲るのは「お互い様」で、相手を思いやる心が大切です。狭い歩道や、傘をさして擦れ違う時には、お互いに避けて道を譲り合います。

「私は道を譲り合うのはお互い様」の気持ちで「正」を選んだら、答えは「誤」でした。理由は、「障害物のある側が、減速や一時停止をして、道を譲る」、とありました。

改めて、その状況を思い浮かべて見ました。そういえば、障害物のある方の車が、対向車が行き過ぎるのを待つのが自然です。

私が不正解だった原因は、「善意」を問題の中に紛れ込ませてしまったからです。試験問題としては、お互い様の気持ちを問うているのでなく、交通ルールとしての約束事を問うているのでした。

問2 夜間、駐車禁止でない場所に6時間以上駐車した。

この問題を見て瞬間的に思ったのが、「駐車禁止でない場所でも、長時間駐車しっぱなしなのはまずいのでは?」という疑問でした。

さすがに6時間も同じ場所に駐車し続けるのは許可されていないように思えたので「誤」を選択しました。しかし答えは「正」でした。 「駐車禁止でない場所でない場所であっても、8時間以上駐車してはならない。したがって、これを超えない6時間は駐車することができる」とのこと。

知りませんでした。8時間未満なら夜間に駐車してよいとは。これでは青空駐車を許すことにならないのでしょうか? ポイントは「8時間」という数字的な記憶を問うていることです。

問3 退避所のある坂道で行き違う場合は、下りの車が待避所に入り、対向車に道を譲る。

一般的に、坂道では上りの車に優先権があります。理由は坂道発進のリスク(悪路や雪道の場合などの再発進のしずらさを想定)と、下りを優先した場合の速度超過のリスクを考慮してのことです。

そのことが頭にあったので、下りの車が上りの車を優先させるために、待避所に入って待つことは正解に思えました。

しかし答えは「誤」でした。解説によれば、「待避所のある坂道では、上り下りに関係なく、待避所のある側の車が待避所に入り、対向車に道を譲る」です。

よく考えてみれば、待避所は下り側の車線にあるとは限りません。ここが盲点です。反対車線側にある待避所に入るのは不自然です。

状況を想像すれば分かることですが、上り優先の先入観も邪魔して、問題文を読むだけだと間違えやいです。

問4 軽車両は、片側2車線の道路の交差点では、青信号であれば、直進や左折、右折ができる。

この問題で、私は恥ずかしい勘違いをしてしまいました。「軽車両」を、「軽自動車」と思い込んでしまったのです。

軽車両なんて呼び方は、日常生活の中ではほとんど使わないので、すっかり忘れていました。

軽車両とは、自転車や荷車(リヤカー等)、動物の引く車(馬車等。動物も含まれる)、他の車両が牽引する車(トレーラー等)のことで、車いすや子供の遊具は含まれません。

答えは勿論、「軽車両は、二段階右折をせなばならない」です。私は軽自動車と勘違いして間違えました。問題文の中の「片側2車線の道路」とあったのも原因です。二段階右折には関係ありません。

この部分をひっかけに来ているのでは思い込み、軽車両を勘違いしていることに気が付きませんでした。

問5 原則として、車の右側に3.5メートル以上の余地のない場所で駐車してはならない。

「こんな規則あったかな?」と思いました。確かに、横を通れないような狭い道路に駐車するのはルール違反とは思いますが、何メートルと規定されていただろうかと迷いました。

3.5メートル以下の余地でも通れるはずだから、これは「誤」と思ったら答えは「正」でした。3.5メートル以上と決められているそうです。知らなかったです。

普段はもっと狭い道路を利用していて、擦れ違ったり、時には道路わきに駐車したりしていますから。

この規則だと4メートル道路では、ほとんどの車は駐車できないことになります。実際の現場は違いますが。

問6 後続車が追い越そうとするとき、相手が追い越しをするための十分な余地がなくとも、進路を譲る必要がない。

読んだとき、この問題文の日本語はおかしいのではと思いました。「十分な余地がなければ」ではないのかと。

私はそのように解釈して、余地がなければ譲っても無理なので「正」としました。

しかし答えは「誤」です。「道路の左側に寄り、後続車に進路を譲る」が正しいそうです。

答えを見てもしっくりきません。「十分な余地があっても」なら「誤」は理解できますが、余地がないのに譲る意味があるのかと思います。かえって道を塞ぐことにならなのでしょうか?

とにかく、追い越しをかけられたら、こちらが努力して、なるべく広い場所を見計らって、道を譲れということなのでしょう。

なんだか、煽り運転を助長するような規則に思えてきます。私の誤解でしょうか?

問7 第一種普通免許しか持っていなかったが、タクシーを修理工場まで回送した。

この問題も私は知りませんでした。ポイントは「回送」です。営業活動の一環ではないかと判断して、「誤」としたら、答えは「正」でした。

「旅客運送や、運転代行の目的でなければ、第一種普通免許でタクシーを運転しても構わない」そうです。

タクシーという車両が規制するのではなくて、お客さんを乗せるかどうかが規制の対象になるのですね。

問8 この標識のある場所では、危険を感じたら場合、警音器を鳴らさなくてはならない。

この標識とは「警笛鳴らせ」の標識です。私はボーッと問題文を読んでいたに違いありません。「勿論、そのとおりでしょ」と「正」にしたら、答えは「誤」でした。

誤りの部分は「危険を感じたら」という条件付きだったからです。無条件に鳴らさなくてはいけなかったのです。このあたりを指して、「ひっかけ」と呼びたくなるのかも知れません。

「警笛鳴らせの標識のある場所では、警音器を必ず鳴らさなくてはならない」です。危険を感じなくても鳴らす必要があるのです。

問9 歩行者専用道路は、許可を受けており、かつ法定速度を守れば車も通行可能である。

「許可を受けて、法定速度も守るなら問題ないはず」そう判断して「正」にしたら答えは「誤」でした。

その理由は、「歩行者専用道路は、許可を受けている車は通行できるが、徐行せねばならない」とあります。間違えたポイントは、「法定速度」ではなく「徐行」を守ることでした。

歩行者専用道路に法定速度があったかどうか分かりませんが、とにかく歩行者専用道路は、たとえ許可を受けたとしても、徐行しなければならないということです。これもひっかけ問題ととらえる人がいるかも知れません。私の場合は単なる無知でしたが。

問10 徐行や停止をするとき、後退するときの手信号による合図は同じである。

これは知識でなく勘で正解したので取り上げます。今まで手信号で合図したこともなければ、合図の仕方も忘れていました。左右の方向指示の合図は覚えていますが。

答えは「誤」で、「徐行や停止をするときは、腕を斜め下に伸ばし、後退するときは、腕を斜め下に伸ばし、手のひらを後ろに向けて腕を前後に動かす」です。

言われて見れば、そのような気もしてきますが、全く忘れていました。というより知らなかったというべきです。

しかし、むやみに腕を窓の外に出すのは危険に思えます。停止や徐行でいちいち手信号をする人はいないでしょう。今まで見たことはありません。

ただ、後退の時の合図は場合によっては良い伝達手段に思えます。一目で分かりやすいですから。後ろの車にバックして欲しい場面は結構あるので、使ってみようかと思いました。

 

 

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