バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

January 2019

ドアミラー(サイドミラー)は、駐車する時、車線変更する時、右左折する時などに重要な役割をしますが、どのような角度に調節するのが一番正しいのか、色々なアドバイスがあって、初心者ほど迷ってしまいます。

  • 内側を向き過ぎると後方から近づいてくる車が見えない。
  • 外側を向き過ぎると自分の車と後方の車の距離感が分からない。
  • 上を向き過ぎるとバック駐車する時に白線が良く見えない。
  • 下を向き過ぎると遠くから近づいて来る車の存在に気がつかない。

いったいどうすれば、ドアミラーのベストポジションを決めたら良いのか分からなくなります。

バック駐車する時だけドアミラーの角度を手動で変えるのは、日常的な事となると現実的ではありません。バック時だけ自動的にドアミラーの角度が変わる装備もあるようですが、まだ標準的ではありません。

運転の経験を積んでいけば、自然と自分に適性に合った角度に落ち着いくようです。しかし、ベストではない角度に慣れてしまって、もっと安全性が高く、もっと確認がとりやすい角度があるのに知らないまま固定化してしまう可能性もあります。

自分に一番ベストで正しいドアミラーの角度調節の決め方はあるでしょうか?

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私の家の車のドアミラー

私の家の車のドアミラーはどうなっているのか改めて見てみたら、上下に関しては、左側が空が4分の1で右側は空が2分の1見える角度、左右に関してはどちらも車体が3分の1入る角度になっていました。これは家族が設定した角度ですが、私も特に違和感を覚えないで使っていました。

  • どうしてサイドミラーの設定が、左側と右側で違うことに気がつかなかったのか?
  • 上下の角度、左右の角度は本当にこれがベストポジションなのか?

慣れとは恐ろしいもので、自分の設定でなくても受け入れてしまっているのです。もしかしたら、もっと最適な角度があるのではないかという疑問も湧いてきます。

ドアミラーの3種類の角度調節

ドアミラーの角度調節は、上・下・左・右の4方向です。上下は地平線の横のライン、左右は車体の縦のラインの位置で表現します。

色々な人の意見を調べてみると、ドアミラーの分割の仕方で違いが出ていることが分かりました。初心者ほど左右の角度調節では車体を入れる割合が多く、ベテランになるほ車体を入れる割合が減っていく傾向にありました。

上下の角度に関しては、初心者ほど地面の面積の割合が多く、ベテランになるほど空の面積の割合が多くなる傾向があります。ベテランになるほど、バック駐車などで自分の車の後輪付近を見なくても、遠くの白線だけで足りるようになるからです。

初心者は微妙な角度の違いまで意識することは少なく、平均的な見え方で満足しますが、ベテランになるほど、どこに注意を集中するのか意識するようになっていく傾向にあります。また、初心者ほど自分の車の近くを確認しようとし、ベテランになるほど、より遠くより広くを確認しようと思うようになります。

ドアミラーの角度調節を大きく3種類に分けて、運転の習熟度に適した方法を説明します。

初心者向きの角度調節

ドアミラーを上下左右それぞれに3分割します。上下に関しては、空よりも地面の映る面積が多くなるように、3分の2(約60%)を地面にします。左右の角度は3分の1(約30%)に車体が入る角度にします。


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<画像:初心者向きの角度調節>

上下に関しては、地面の割合が多いので、バック駐車などの境界線や白線が見えやすくなります。3分の1あれば、遠い後方の車の確認も最低限可能な状態です。

左右に関しても、自分の車体が十分に確認できるので、自分の車の方向や他の車との位置関係が把握しやすくなります。

中級者向きの角度調節

ドアミラーを上下左右にそれぞれ4分割します。上下の角度は4分の2が空、4分の2が地面(つまり50%ずつ)。左右の角度は4分の1(25%)に車体が入る角度です。

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<画像:中級者向きの角度調節>

運転に自信がついてくると、自分の車の周りよりも、離れた地点の情報が欲しくなります。

バック駐車をするのに後輪の間近の情報は必要なくなり、後方の白線が見えていれば十分になります。それよりも後方の車の、より遠くの情報、より広い範囲の情報が必要になります。これは、それまでの運転の経験の中で、後方の確認ミスで危ない瞬間を感じた体験を積んだからです。

しかし、まだ近くの情報も必要なので、上下に関しては4分の2(つまり2分の1)、左右に関しては4分の1の情報は確保しています。
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<動画:九州 合宿免許 自動車学校 指導員 口コミ MDS 「ルームミラー調整方法」

上級者向きの角度調節

ドアミラーを上下左右それぞれに5分割します。上下に関しては、地面よりも空の映る面積が多くなるように、5分の2(40%)を地面にします。左右の角度は5分の1(20%)に車体が入る角度にします。

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<画像:上級者向きの角度調節>

バック駐車では、白線は遠くの方が見えれば充分で、それよりも後方の車の情報を更に遠くまで、更に広い範囲で求めるようになります。自分の車の位置や方向などの情報よりも、他の車の情報を広い角度から知りたくなるからです。

左側と右側のドアミラーで異なる角度調節

初心者では必要を感じないかも知れませんが、運転に慣れてくると、自分の死角が気になり出します。そして、感じる死角の範囲が左側と右側で違ってきます。

また、自分の運転の資質の特徴も分かってくるので、苦手な角度が左側と右側で違ってくるのです。例えば左側のドアミラーでは地面の情報が空よりも多く欲しく、右側のドアミラーでは、地面の情報よりも遠くの後方の情報が必要に感じるという具合です。

私の経験では、左側のドアミラーの上下の角度は、地面の面積を多くして、右側のドアミラーの左右角度を車体の面積の割合を少なくする設定を好む傾向にあります。これは、バック駐車する場合の左後方の確認を楽にしたいのと、追い越しなどで車線変更する場合の運転席右後方の死角を少なくしたいからです。

傾向と自分の特性で決めるのが正しい角度調節

一般的な傾向としては、運転が熟達するに従って、上下の角度では地面の面積が多いから少なくなっていき、左右の角度では車体の面積が多いから少ないに変化していきます。自分の車の近くの狭い情報から、遠くの広い情報を求めるようになります。

これらの傾向を考慮しながら、自分の運転の特性(苦手や得意)に従って、左右の角度調節を違う設定にしてみるなどの工夫をするのも良いでしょう。

左折や左側に車線変更する時に、左側後方が死角になって運転しにくいと感じたなら、外側に向けて自分の車体の面積が少なくなるようにします。しかし自分の車の後部の情報が少なって、バック駐車する時に隣の車との距離感がつかめなくなっていけません。

全てを満足する角度は不可能なので、その時点で最も危険、最も苦手な部分をカバーする角度を選択するのがベターな角度調節です。

正しいドアミラーの角度があるのではなくて、現在の自分の運転資質に適した角度を見極めるのが、が正しいドアミラーの角度調節だと思います。

ドアミラーに補助ミラーを装着して、死角を減らす方法もあります。
【上手く運転できるか不安なホンダCR-Zの左後方の死角への対応策】 


  • 車庫入れでバック駐車する時は45度になるように車を斜めにする。
  • 内側の後輪がピボットエリアに近くなるように近づける。
  • サイドミラーを見ながら内側の白線(枠)に合わせるようにバックする。

大体このようなアドバイスが多いと思います。しかし、車庫入れ、バック駐車が苦手な人には肝心なところが伝わっていないように思えます。

  • 具体的にどの位置でハンドルを切るのか?
  • どの角度で斜めにするのか?45度が理想なのか?
  • 何のためにそうするのか?
  • どうすれば出来るのか?

その辺りのことを詳しく説明します。

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できるだけ0度の角度を目指す

車庫入れで一番簡単なのは、ハンドルで操作することなく、車庫まで真っ直ぐバックするだけで済むことです。つまり、0度の角度で入ることですが、そういう車庫や駐車場はほとんどありません。

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<画像:0度の角度で入るのが理想>

多くの人が間違えているのは、45度が最善だと思って、まだ余裕があるのに0度に近づけないで車庫入れしていることです。45度より40度、40度より30度と、スペースが許す限り0度に近づけるように車を斜めにしようとする意識が重要です。なぜなら、その方が楽になるからです。0度に近づくほど、外側の見通しが良くなり、隣の車や障害物との距離感も把握しやすくなります。

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<画像:45度より0度に近づける意識が重要>

そのためには、通路に進入して来る時から位置取りが決まります。出来るだけ車庫(駐車スペース)寄りに進入しなければなりません。出入りの激しい駐車場では歩行者や、出ようとする車にも注意が必要ですが、可能な範囲で寄せて行くようにします。

よく言われる45度というのは、結果的に45度のように見えるだけです。多くの駐車場の通路が似たようなスペースなので、結果的に45度に見えますが、45度を目標にするのではありません。先入観があるので、もっと0度寄りに傾けられるのに、45度ぐらいで満足しているだけです。

通路スペースを最大限に利用して、可能な限り0度に近づけるように車を傾けます。45度が理想ではないのです。

ピボットエリアと内側後輪を最短にする

0度に出来る車庫(駐車場)でない限り、角度があるので外側の後方は、車庫(駐車場)の枠や白線が確認できません。隣の車や障害物との距離感を頼りにするしかありません。

安全な方法として、見通せる内側後方を基準にします。基準点は、内側の枠や白線と入り口の水平ラインが交差する点=ピボットエリアです。

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<画像:ピボットエリアとは>

外側の後方が見通せないので、内側の空きを基準内に抑えて、外側が確認できなくても安全な範囲に収めます。つまり、車庫(駐車スペース)の中央よりやや内側に寄せていく意識をします。

そのようにピボットエリアを目標とするので、できるだけピボットエリアに、内側の後輪が最短距離になるように車を位置づけます。

この時点で、

  • 車を可能な限り0度に傾ける。
  • 内側の後輪を最大限ピボットエリアに近づける

という2つの工程をクリアするようにします。

「運転席が駐車スペースの奥のラインに来たらハンドルを切って・・・」などの目安でなく、自分の車の後輪を意識します。後輪がピボットエリアに近くなるような位置でハンドルを切るという意識です。

ピボットエリアまでは直線でバックする

車を前進させる場合は、どんなにハンドルを操作しても方向をコントロールできますが、バックさせる場合は、方向のコントロールが難しくなります。

車を傾けた位置から、駐車スペースの入り口まで、円弧を描きながら方向をコントロールするのは、とても難しい技術になります。車体の角度を0度に近づけることと、入り口に合わせることの2つのことを同時に行うためです。





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<画像:回転しながらと直線でバックする比較>

それより、工程を2つに分ける方が簡単です。

  1. ピボットエリアまで真っ直ぐ(直線的に)バックする。
  2. ピボットエリアに入ったら初めて回転する(車の角度を0度にする)

直線的にバックするために、斜めに傾けた後、ハンドルを真っ直ぐな位置に戻す操作が必要になります。停止した状態で(微かにバックさせながらでも可能)ハンドルを戻します。

バック駐車が苦手な人の原因は、

  • 車の斜めにする位置取りの悪さ。
  • 回転させながら入り口までバックさせる難しさ。

の2つです。この時点までで、この2つの原因をクリアしています。

ピボットエリアで初めて回転する

ピボットエリアより手前で回転してしまうと、回転する基準点がないために、回り過ぎたり、足りなかったり、入り口の枠からズレてしまう可能性が高くなるからです。

極端にイメージするとこうです。駐車スペースから離れた位置で回転して、駐車スペースの枠に収まる角度にするのと、ピボットエリアに入ってから回転して枠に収めるのとの難易度が違います。

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<画像:入り口の遠くで回転とピボットエリアでの回転の比較>

入り口から離れて回転した場合は、

  • 車体の角度を比較する基準線が車の側面にない。
  • 駐車スペースの入り口の枠のどの位置にあるか判断しにくい。

という欠点があります。ピボットエリアで回転すれば、車の側面には枠や白線があり、入り口には既に入っています。ピボットエリアで回転するメリットは大きいのです。

車が真っすぐ(0度)になったかどうかの判断は、両側の車両や前面の景色との関係で判断しますが、この時点では完璧に真っ直ぐになっていなくても構いません。

左右の空きが均等になるようにバックする

ピボットエリアで回転した後の状態は、ピボットエリア側(回転の内側)寄りに車があるのが普通です。これは、見通しの悪い外側の空きに余裕を持たせたためです。このままの状態で真っ直ぐに奥までバックしても支障はありません。

更にバック駐車の質を高めるならば、サイドミラーを見て、左右の枠や白線との空きが、均等になるようにハンドルを微調整しながら、ゆっくりバックしていきます。

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ポイントは、どちらか片側だけを基準にしないことです。あくまでも左右の空きが均等になるように操作することです。サイドミラーから見るとボディーと白線は、平行であっても先の方が狭くなっているように見えます。片側だけで白線や枠と平行になるように合わせようとすると、折角真っ直ぐになっていた車体が傾いてしまう原因になります。

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両方のサイドミラーを交互に見ながら、ボディの後方の側面と、枠や白線の空きが左右で均等になるように調節しながらバックします。そうすれば、駐車スペースの中央に止められます。

ピボットエリアで回転した時点で車体が真っ直ぐ(0度)になっていなくても、左右の空きが均等になるようにバックして行く過程で、車体は真っすぐに調整されていきます。

以上のように車庫入れ(バック駐車)を完了させるために、最初に斜めにする車の位置が決まるのです。

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