買ってしまってから「入らない。失敗した!」とならないように、事前に机上のチェックをしておきましょう。
数字の誤差や現場の状況もあるのを前提に検討してみましょう。
直角駐車に必要な車体情報
ハイラックスサーフの必要な車体情報は以下の通りです。
全長 | 全幅 | トレッド | 最小回転半径 |
---|---|---|---|
4805mm | 1910mm | 1575mm | 5.7m |
トレッドとは左右のタイヤの中心からの距離です。ハイラックスサーフの場合、前後のタイヤのトレッドは同じになっています。
最小回転半径とは、ハンドルを一杯に切った状態で、外側の前輪の中心が描く円の半径です。
車体の一番外側(前部のバンパーの外側先端)が描く円は、ボディ最小回転半径と言いますが、資料がなく正確には不明ですが、大きめに推察して最小回転半径に0.5m加えて6.2mとしておきます。
参考までに前輪と後輪の距離であるホイールベースは2790㎜になっています。
計算が難しい部分はCADで確認
この車体情報を図示すると以下のようになります。
車体の内側側面は半径3957.5㎜の円を描く計算になります。これらの数字を元にして、間口が2.5mと3.0mの駐車場にバック駐車する場合を考えます。必要な条件を計算するには、CADを使って検討した方が分かりやすいです。
ハイラックスサーフの直角駐車に必要な道路幅
ボディ最小回転半径より20㎝、車体の内側側面との余裕を20㎝とって検討しました。つまり駐車する車の左右それぞれ20㎝余裕をとっています。
概算ですが、駐車場の間口が2.5mの場合は、前面の道路幅は約5.6m(5550㎜)で、間口が3mの場合は約4.8m(4820㎜)必要です。
ちなみに車体左右の余裕を10㎝にした場合の必要な前面道路幅は、間口2.5mでは約5.1m(5080㎜)、間口3mでは約4.5m(4490㎜)でした。
駐車場の間口が広くなるほど、前面道路幅は狭くても可能となります。切り返しをすればもっと狭くても可能ですが、一発で直角にバック駐車するためには上記のような道路幅が必要です。