バック駐車が苦手から得意になった30代主婦のメモ

バック駐車が苦手だった30代主婦が運転が得意になったコツのメモ

September 2018

直角バックで駐車しなければならない駐車場は、
車の頭を振れるスペースがない狭い場所、
あるいは駐車場の一番奥のスペースなどです。


たまにあるのが、
広い立体駐車場で満車の時、
駐車スペースが空くのを待っていて、
後から来た車に先に駐車されてしまうことです。


直角バックが出来ると、
後ろで空いた駐車スペースに、
スーッと入っていけます。


直角バックで入っていける態勢で待っているのです。
この辺の意識も変わってきます。


そのためには練習で、
どの位置に車を持って行けば良いのか、
把握しておく必要があります。

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直角バックは「自動操縦」


車の頭を45度前後に振って行うバック駐車は、
サイドミラーを見ながらピボットエリアに近づける方法なので、
ハンドルの操作で調節する度合いが高いです。

⇒『バック駐車でピボットエリアを旋回するイメージが出来ている主婦は少ない』

直角バックは車の最小回転半径に従って、
「自動操縦」のようにバックしながら、
スタート地点から直角に回転して駐車します。

⇒『バック駐車を直角バックでカッコよく決めるのは非常に難しい理由』

最小回転半径を利用するので、
ハンドルを一杯に切った後は、
車に任せたままで駐車できてしまいます。


しかしそれには条件があります。
正しい位置に車を配置してスタートできるかどうかです。


駐車したいスペースからの、
X(横)方向、Y(縦)方向の距離感です。

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これは車種にもよるので自分で経験するしかありません。
最初回転半径は決まっているので、
一度、距離感覚を掴めれば安定した駐車が可能です。

直角バックの練習方法


参考として最小回転半径は、
ホイールベース(前輪と後輪の距離)の
2倍に近い距離です。


問題は理論上の距離と、
実際の現場での距離感の合わせ方です。


目安となるのはホイールベースの2倍近くは、
駐車したいスペースから遠ざかる必要
があります。


しかしこの距離感を運転席から確認するのは難しいです。


理屈を頭に入れておいて、
後は実際にやってみるしかりません。


この辺で良いと思う位置からハンドルを一杯に切って、
後はそのままサイドミラーで隣の車にぶつからないか注意してバックします。


もし手前過ぎたり行き過ぎたら停止して、
ハンドルはそのままにして前進して戻ります。


大事なポイントはハンドルは一杯に切ったまま戻ることです。
スタートする地点を前後に調節してやり直します。

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ハンドル操作で調節するのではなく、
スタート地点の調節で行います

最小回転半径で入れる位置を探すのです。


駐車スペースとのY(縦)方向との距離感ですが、
駐車スペースの前面の線から1m前後が安全な目安です。
これ以上近づけると駐車スペースに鋭角に入って行くので
隣の車と接触する危険が高くなります。

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スムーズに入っていける位置が発見できたら、
その位置を運転席から見える目印や目安で記憶します。


例えば運転席の横に境界線の何本目が来ているとか、
車の後輪と駐車スペースの境界線との距離とか
運転席から見た目印や目安を見つけます。


このスタートの位置関係を把握してしまえば、
後はいつでも自動操縦でバック駐車が出来るようになります。


ショッピングモールなどの大きな駐車場で、
空いている時間帯に練習すると良いでしょう。

直角バックは安全なバック駐車


車の頭を45度前後に振るバック駐車は、
頭を振った時に後続車や停車している車に、
接触する危険性がある
ことです。


直角バックはハンドルを固定したままバックするだけなので、
周囲を注意することもサイドミラーを注視する余裕もあります。


ハンドルを無駄に操作しないので、
サイドミラーで隣の車に接触する前に停止することに気を付ければ、
安全にバック駐車できます。


失敗しても切り返しをする必要もなく、
スタートする位置を前後に調節するだけ
で済みます。


どうです、
あなたも直角バックを試してみたくなりませんか?



バック駐車は45度ぐらいに傾けて行うのが一般的ですが、
車を傾けずに直角に曲がって入る直角バックは、
出来る人が少ないだけにカッコよく見えます。


でも直角バックは非常に難しいです。


なぜバック駐車を直角バックで決めるのが難しいのか、
理由をなるべく理論的に考えて見たいと思います。
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直角バックはカッコイイ


どうして直角バックはカッコよく見えるのでしょうか?


直角バックが出来る人が少ない貴重価値だけではなくて、
車を45度前後に傾ける工程が無い分、
バック駐車の効率が良いこともあります。


駐車場に進入してきたままの体勢で、
一発で直角に回って入ったら見事です。


直角バックが出来ると、
多くの人が敬遠しがちな駐車場の一番奥の駐車スペースに、
ためらいなく駐車出来ます。

直角バックは難しい理由


直角バックが難しいのはスタート地点を決めずらいからです。
直角バックはハンドルを一杯に切ったら、
半円を描いて一発で入れます。


車を傾けるバック駐車では、
ピボットエリアという目標があります。


直角バックは車を動かし始めるスタート地点を、
どこにしたら良いのか判断するのが難しいのです。

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ハンドルを一杯に切ったまま、
回転した時の円の半径を「最小回転半径」と言います。


私の乗っている車の最小回転半径は5.5mです。
駐車したいスペースの中央から、
横方向、縦方向5.5m先の位置をスタート地点に、
ハンドルを一杯に切ってバックすれば、
一発で直角バックによるバック駐車ができます。


最少回転半径の円周上の90度の位置に、
駐車スペースの中央とスタート地点を設定すれば良いのです。


しかし、このスタート地点を見極めるのが難しいのです。


次の動画は直角バックの感覚をつかむのに良い参考になります。
後半のドライビングアプリの部分が特に、
最少回転半径で車が回っていく様子や、
車のスタート地点の判断の目安の取り方のヒントになります。


(出典:『ついに完成!直角駐車のコツ 直角バックを簡単にマスター』by YouTube)

想像するよりも回転半径は大きいいので、
車を傾けて行う一般的なバック駐車よりも、
かなり前方からスタートしなければならないことが分かります。


教習所で習う「方向変換」も直角バックですが、
スタート地点が最小回転半径よりも、
縦方向が短い位置からスタートしています。


これは方向変換スペース前の道路幅に制限されるためです。
横方向は距離を取れますが縦方向が十分取れないないので、
変換スペースに鋭角の円で入っていくことになります。
そのため駐車場よりも広めの横幅のスペースが必要になります。


(出典:『方向変換解説動画』by YouTube)

教習所の方向変換では縦方向を、
道路端から1m程しか空間を開けられませんが、
2m以上空けられれば、
もっと大きな角度で進入できます。


教習所の方向変換と、
理想的な直角バックをオーバーに比較すると、
次の絵のようになります。

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同じ最小回転半径の円周上で回転するのですが、
回転をスタートする位置が異なるのです。


駐車したいスペースの中央から縦横に、
最小回転半径の距離の位置からスタートできれば、
一発で理想的な直角バックができます。


私の車の最小回転半径は5.5mなので、
理想的な直角バックをするためには、
駐車スペース中央から縦横5.5mx5.5の位置が理想のスタート地点です。

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私の車の場合のスタート位置の目安は、
駐車したいスペースから2台目の奥の境界線が運転席に来て、
駐車スペースのラインから2m以上(計算上2.15m)車体を開けた位置になります。
(私の車の仕様:車長4.7m、車幅1.7m、ホイールベース2.85m、最小回転半径5.5m)

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自分の車に合ったスタート位置の目安を
把握できるようになれば直角バックは
誰でも出来るようになります。


駐車スペースからハンドルを一杯に切って出て、
車体が90度横になった位置を運転席から記憶しておけば、
直角バックのスタート位置の目安は見つけられます。


車を傾けるスペースが狭い駐車場もあります。
誰も利用しようとしないので、
一番奥の駐車スペースだけ空いている場合もあります。
バック駐車を応用できる場面は多いのです。


難しくてできる人が少ないので、
車を傾けることなく、
直角バック一発でバック駐車を決められれば、
「この人運転うまいなあ!」と見られます。


車を傾けるバック駐車が出来るようになったら、
直角バックに挑戦してみる価値はあります。

バック駐車で車をぶつけてしまうの原因は何でしょうか?


バック駐車で車をぶつけてしまう主婦の原因は6つあります。


バック駐車で車をぶつけてしまう原因の中に、
バック駐車の秘訣も隠れています。
原因が分かれば防ぐ方法も分かります。
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原因は知らないことと見ないこと


バック駐車で車をぶつけてしまう原因は、
知らないことと見ないことです。


ハンドルを回す方向とタイヤの動き、
タイヤの動きと車の動き方。
車を動かす目安と順番。
必要な操作と不必要な操作。


バック駐車で知っていなければいけないことを知らない。
バック駐車で見なければいけないところを見ない。

サイドミラーだけ見ていれば良いのではありません。

バック駐車の上達は、
知るべきことを知り、
見るべきところを見れば、
誰でも出来ます。

バック駐車で車をぶつける主婦の6つの原因


バック駐車で大事な順に原因を見ていきましょう。

見られている意識の過剰


食事に寄った店の駐車場やスーパーの駐車場。


バック駐車をする前から、
後ろで待っている車や、
向こうから歩いてくる人の視線が気になってしまう。


何度も切り返していたらイライラさせるのではないか。
真っ直ぐ駐車できない下手なところを見られたくない。


人目が気になって自分のペースで駐車できない
せかされるように慌ててハンドルを回してしまう。
注意散漫になって見るべきところを見落としてしまう。


自分が思う程他人は気にしていないのに、
自分で自分を追い込んでしまいます。


でも心配要りません。
バック駐車が得意になれば、
反対に上手なところを見せつけたくなりますから。

どこに近づけるのか知らない


バック駐車で一番大事な目安を1つ選べと言われたら、
私はこれを挙げます。ピボットエリアです。

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バック駐車はピボットエリアに近づけて、
ピボットエリアを中心に車を回して駐車するのです。
その目的のために全ての準備が行われます。


どこに来たら車を傾けるとか、
どの位の角度で車を傾けるとかは、
全てピボットエリアで車を回しやすくするための準備です。


何のために車を傾けるのか知らないでやっていませんか?
知っているか知らないかは傾けた後の動作を見れば分かります。


分かっている人はピボッエリアまで真っ直ぐ下がります。
分かっていない人はそこから曲がりながら近づきます。
ピボットエリアまで車を回しながら近づくのです。

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真っ直ぐバックしようとする方向と、
前輪で傾きを戻そうとする方向の、
2方向の要素を調節するので難しい操作になります。


それに比べてピボットエリアに真っ直ぐ入ってから、
傾きを戻すようにすれば、
操作が1方向つずつなので簡単で正確になります。

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車を傾けることは知っていても、
その後何を目的にして下がっていくのか分かっていない人がいます。
漠然と駐車スペースに向かって、
前輪をハンドルで右や左に動かして、
フラフラさせながらバックしているのです。

車を傾けるのはピボットエリアに、
真っすぐにバックして行くためです。

前輪と後輪の違いを知らない


前輪はハンドルと連動して左右に曲がります。
後輪は真っすぐに固定されていて曲がりません。
極端に表現すれば後輪を軸にして前輪が外側を回ります。

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ピボットエリアに後輪を入れてしまえば、
後輪が軸となって、
前輪で車体を回転させて傾きを戻せる理屈が分かるでしょう。


いわゆる内輪差も同じ理屈です。
真っ直ぐで円周移動の少ない(回転半径の小さい)後輪よりも、
曲がっている前輪の方が外側を大きく(回転半径が大きく)周ります。

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内輪差が分かっていると、
次のような接触事故は防げます。

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バックして曲がる時は前輪が外を回ります。
前進して曲がる時は後輪が内側を回ります。

ハンドルと車体の動きを知らない


前進でもバックでも、
ハンドルを回した方へ車は曲がります。


バックでは逆になるような錯覚をしている人がいます。

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これを知らないと、
幅寄せを使った切り返しが出来ません。

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車は前後に移動するのは簡単ですが、
左右に移動するには幅寄せというテクニックが必要です。
幅寄せが出来れば、
少ない切り返しでバック駐車が出来ます。

アクセル不要でブレーキ必要を知らない


バック駐車(駐車全般)している間は、
基本的にアクセルを踏む必要はありません
(AT車で平地の場合)

アクセルを踏まなくても、
車は動こうとするので、
コントロールはブレーキだけを使います。


最近駐車場から店舗に車が突っ込んだりする事故は、
駐車スペースでアクセルを使おうとするからです。


車はブレーキを踏んでいないと(ブレーキがかかっていないと)、
エンジンはかかりません。


ブレーキを踏んでエンジンをかけた状態で、
駐車スペースから出るようにすれば、
アクセルとの踏み間違いは起きません。

駐車スペース後方を見ない


教習所ではどの駐車方法(方向転換でも)でも、
入ろうとする駐車スペースを確認するように教えています。


しかし何のために確認するか忘れている人が多くいます。
ほとんどの人が入り口付近しか見ていません。
重要なのは駐車スペースの奥の方です。

駐車スペースの奥には思いもかけない障害物があるのです。
そしてぶつけてから気がつくのです。

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私も何度かぶつけたことがあるのが、
立体駐車場などにある鉄骨やコンクリートの壁が、
駐車スペースの奥の方にある場合です。


入口しか見ていないと、
車の後部をぶつけたり、
スライドドア―分のスペースを、
開けずにぶつけてしまうことがありました。


バック駐車する時は、
必ず奥の方を見渡して、
障害物が飛び出していないか、
車止めの有無を確認するようにします。

分かれば実践できる


バック駐車に必要なことを知っていれば、
実践しながら熟練していくことができます。


分からないまま、
毎回定まらないやり方で行っても、
中々上達することはありません。


必要なことが分かっていれば、
実践を繰り返す中で安定した技術が身に付きます。


必要な事を知って、
必要なところを見逃さないように。



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