小学校の父母会や授業参観日に乗って来るお母さん達の車は、軽ならムーブやタント、ワゴンR などのミニバンや、普通車でもセレナやヴォクシー、ステップワゴンのワンボックスなどの、家族が便利に使える実用車が多いです。

でも、そんなお母さん達の車を見ていると、生活感が車を覆っていて個性がありません。小学生の子供を持つ主婦になっても、他の車とは違うカッコよさを出したいと思ったことはありませんか?

ヤンキーや暴走車のような改造でなく、センスのいいドレスアップです。ぬかみそ臭い主婦でなく、車に対するセンスにオリジナルがあって、車を大事にしているカッコイイ主婦に見られたい。そんな小さな贅沢をかなえる方法はあるでしょうか?

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車の改造の例

車のドレスアップといっても様々です。小学生を持つ主婦にとって、他のお母さん達とは違うカッコよさを出すドレスアップとはどんなものでしょうか?その答えを出す前に、どんなドレスアップ(改造=チューニング、飾りつけ)があるか見てみましょう。

●ナンバープレートを下向きにする

ナンバープレート下向き

 <出典画像『ナンバープレート下向き』:http://www.yuki-trd.co.jp/images/product/BA87.jpg
スピード違反を監視するオービス対策と、スポーツカー的な目立つカッコよさでかつては一部で流行りましたが、現行(2016年4月1日より施行)の道路運送車両法でも、意図的に角度をつけるのは禁じられています。数値的な制限の規定はありませんが、2021年4月1日からは、数値的な制限が盛り込まれ厳しくなる予定です。

●ヘッドライトのバルブ(電球・LED)を白色以外の色に交換

ヘッドライトバルブ黄色

 <出典画像『ヘッドライトバルブ黄色』:https://shop.r10s.jp/carmate/cabinet/products8/bd1035-r04.jpg

<出典動画:『Crooooberパーツ取り付け講座 第十五弾 LEDポジション球交換編』YouTube>
かつてヘッドライトの色を黄色にしたりして目立ちました。車検の検査基準では、ライト類の色は次のように規定されています。

ライト名
ヘッドライト(前照灯)白色または淡黄色
スモールライト(車幅等)白色または淡黄色または橙色
ウインカー(方向指示灯)橙色
フォグライト(霧灯)白色または淡黄色
バックライト(後退灯)白色
ブレーキランプ(制動灯)赤色

車検は道路運送車両法の保安基準に基づいて行われます。2015年9月1日の改正で、ヘッドライトの色は実質的には白以外は禁止になりました。

●ホーン(クラクション)の音色を交換

<出典動画:『Crooooberパーツ取付講座 第九弾 ホーン交換編』YouTube>
車のホーン(クラクション・警笛)に関して、道路運送車両法では以下の規定の範囲なら、好みのものに交換が可能です。

規制対象規定値
音量自動車の前方2mの位置で115db以下908db以上
音の種類音が一定で変化がないこと

メロディの付いたものは駄目ですが、質の良い響きのホーンに変えることは出来ます。

●マフラーの改造

<出典動画:『センスブランド マフラー 21ワゴンR』YouTube>
2016年4月20日から施行されたマフラーの音量規制で、純正マフラーより音量の大きなマフラーは装着できなくなりました。(平成28年10月以前に生産された車は適用外。または新型車でない継続生産車も平成33年9月1日までは適用外)

●むき出しのエアクリーナー(毒キノコ)に交換

排気のマフラーを改造したら、当然吸気をアップするためのエアクリーナーを改造したくなります。
エアクリーナー毒キノコ1

<出典画像『エアクリーナー毒キノコ1』:https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/note/000/003/317/531/3317531/p5.jpg?ct=16f953caa73f

エアクリーナー毒キノコ2
 <出典画像『エアクリーナー毒キノコ2』:http://tsubasatti.sakura.ne.jp/sblo_files/tsubasatti/image/C8BEBCABBAEEA5D1A5EFA1BCA5D5A5EDA1BCB4B0C0AEA1AA.jpg

<出典動画:『44G カスタムエアクリーナーパイピングキット 吸気音』YouTube>
吸気量の多い社外のエアクリーナーに交換すると、取り込む空気は増えますが、

  • エンジン、ラジエーターからの熱風を直接吸い込んでしまうので遮熱カバーが必要。
  • 排気を促すマフラーの改造とセットで交換しないと意味がない。
  • 砂や埃を吸い込みやすくなりオイル交換の時期が早まる。 などのデメリットがあります。見た目のドレスアップ効果はありますが、吸気音の変化は気分的なもの以上ではありません。

●ローダウン(シャコタン)に改造

ローダウン前後比較

<出典画像:『ローダウン前後比較(スプリングの交換)』https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/039/135/078/eb09811f72.jpg?ct=3d908773f989
車高が固定された純正のサスペンションを、車高が調整できるサスペンション(車高調整式サスペンション)に交換する高価な方法と、純正のサスペンションのスプリングだけを、短い硬めのスプリング(ダウンサス)に換えて車高を下げる安価な方法があります。
ダウンサス

<出典画像:『ダウンサス』https://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=https%3a%2f%2fcdn.snsimg.carview.co.jp%2fminkara%2fparts%2f000%2f004%2f420%2f230%2f4420230%2fp1.jpg%3fct%3d4c6061a56d59
車高調純正との比較

<出典画像:『純正サスペンション(上)と車高調サスペンション(下)の比較例』https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/note/000/001/503/161/1503161/p6.jpg?ct=faa763488786
レーシングカーのように重心を低くして、カーブで外側に振られる(ローリング)のを軽減します。また高速走行では、路面に押さえつける空気の圧力(ダウンフォース)が生まれるので安定します。

見た目も「いかにも速く走りそう」に見えます。ただデメリットも多く、

  • 路面の凹凸が直に伝わりやすくなるので、乗り心地が悪くなる可能性がある。
  • 路面との隙間が少なくなるので、マフラーやエアロパーツなどを擦りやすくなる。
  • 駐車場の車止めにぶつけたり、駐車場側で入場を規制する場所もある。

車の飾りつけの例

●ルームミラーの飾りつけ

車内を室内に見立てて、ゴージャスな雰囲気を演出したいのでしょうが、どうしてもセンスがあるようには思えません。視界が妨げられるのを犠牲にしてまでも、自分だけの空間を感じていたいのでしょうか?
ギャルソン ラグジュアリーミラー
<出典画像:『ギャルソン ラグジュアリーミラー』https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserCarPat/1042955/p1.jpg?ct=c9d006f3e549

●運転席・助手席の遮光カーテン

遮光カーテン(運転席)

<出典画像:『運転席の遮光カーテン』https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserCarPat/355198/p1.jpg?ct=bf54177fef7f
運転席、助手席のカーテンは、走行中に使用すると道路交通法(第55条第2項)に違反します。設置する場合も、

  • カーテンをガラスに直接取り付けず、開け閉めの際にもガラスに振れないこと。
  • 背もたれよりも後ろに収納できること。
  • 走行中はカーテンは収納して使用しないこと。 などの注意が必要です。 取り付けのためのカーテンレールが、車検場によっては検査に通らない場合もあります。

運転席や助手席の窓ガラスの透過率は、70%以上であることが求められています。カーテンが収納された状態だったとしても、その一部でもガラスに触れている場合には、車検でも道交法でもクリアできません。

カーテンを薄地のものにするとか、カーテンレールを窓枠でなく、天井に設置して窓から少し離すような工夫が必要です。

●派手なハンドルカバー
派手なハンドルカバー

 <出典画像:『ストーン付きハンドルカバー』https://im4-a.mbokimg.dena.ne.jp/3/7/203/464969203.1.jpg
派手な色や柄のハンドルカバーは、黒系の色の車内では浮いた存在になり、それに合わせようと他の装飾も加えていくと、雑然とした一人住まいの独身女性の部屋みたいになりがちです。

雑然とした車内

 <出典画像:>『雑然とした車内https://resource.shoppies.jp/items/699/681/017/17681699/MA_150328095314240.jpg

●ダッシュボードの飾り

ダッシュボードの上はコレクションの陳列棚になります。
ダッシュボードコレクション

 <出典画像:『ダッシュボードコレクション』https://sociopouch.files.wordpress.com/2014/08/itasya_05.jpg?w=580&;h=433>
あるいは、リビングルームのフカフカのカーペットにもなります。
ダッシュボードカーペット

 <出典画像:『ダッシュボードカーペット』https://static.minne.com/productimages/13234142/large/d50d748b2aa154f92daa5a385b1216693bcaf952.jpeg?1455519783

●シートカバー

良くあるのがディズニーなどのキャラクターのシートカバーです。
キャラクターシートカバー

 <出典画像:『キャラクターシートカバー』http://www2.bellemaison.jp/product/pic_m/3292013A/901090pm01_32913A.jpg
Tシャツをシートカバーにしているのもよく見かけます。
Tシャツシートカバー

<出典画像:『Tシャツシートカバー』http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/note/000/000/818/018/818018/p1.jpg?ct=e8d290e08b80
若いカップルが乗る車に似合うドレスアップです。求められるのは統一感と清潔感です。

●フロントバイザー

フロントバイザー

 <出典画像:『フロントバイザー』http://www.calstage.jp/gallery/assets_c/2011/07/2010.3.7%20023-thumb-464xauto-2021.jpg
どちらかと言えば、トラックや作業用ワンボックスなどの「ガテン系」の車に似合うアイテムです。主婦が乗る車には丸みのあるバイザーでないと似合いません。

●エアロパーツ

エアロパーツあるなし比較

<出典画像:『エアロパーツあるなし比較http://w220-custom.up.seesaa.net/image/E382AFE383A9E382A6E383B3E794BBE5838FE58AA0E5B7A5E382A8E382A2E383ADE38391E383BCE38384E8A385E79D80.jpghE6AF94E8BC83.jpg4.jpg』>
確かにフロントのエアロパーツを装着しただけでも、高級感はアップしますね。軽自動車よりも、高級車になる程、その印象を強くします。

●アルミホイール

アルミホイール比較

 <出典画像:『アルミホイール比較』https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/photo/000/002/527/657/2527657/p1.jpg?ct=782f69283ddc
ホイールは「車の瞳」に匹敵します。アルミホイールの種類を換えただけで表情が大きく変化します。

カッコイイ主婦のセンスあるドレスアップとは?

基本姿勢

  • 生活より美的なセンスを重視するので、車種はスポーツタイプを基本とする。
  • シンプルな統一感があること。雑多なものを混ぜ合わせて複雑にしない。
  • 表面的で単純な若さよりも、控えめな豪華さと希少性を目指す。
  • 良く洗車、掃除をして磨き上げておく。最高のドレスアップは内外とも清潔に輝いていること。

ヤンキーっぽい若さを見せつけるのではなくて、隠れたセレブ感を目標にすべきです。ヤンキーでもシンプルな統一感があれば良いのですが、往々にして雑多な趣味に走り勝ちです。若い独身女性の部屋を見れば分かります。

見えないところを改造するより、チューニングはノーマルのままで、室内にゴミや汚れがなく、無駄な飾りもないシンプルさで、一方ホイールはピカピカ

小学校に乗り付けた時、埃をかぶったような生活感が滲み出た車の中で、本当は経済的に余裕があるわけでもないのに、シックな豪華さを感じさせる車に乗っていたら、素敵な主婦、センスのある主婦に見られます。

ポイントは、ただ目立つのではなくて、シンプルなのに、「ちょっと私たちには真似ができない」と思われるような感動です。それは、車選びから違っています。

カッコイイ主婦が選ぶ車

ベンツやポルシェ、レクサスなどの高級車で乗り付けてはドン引きされてしまいます。誰でも手の届くランクの車なのに、生活がかかっている普通の主婦は選択しないような車を選ぶセンスに価値を置きます。乗る車を選ぶこと自体がセンス、ポリシーの表れです。それは自分自身のドレスアップでもあります。

新車販売中の車

主婦が乗りそうな車に比べて、スポーツタイプの車、更にMT車なら、他の主婦とは違うギャップを感じさせてくれます。車種の選択だけでもセンスの良さをアピールできます。「こんなカッコイイ車を選んだ主婦のセンスって・・・」「本当は私も乗ってみたいけど・・・」日々の生活から一歩飛び出た車を選ぶことで乗るセンスが光るのです。ルーフをオープンにして登場して、静かに閉めた後、青いジーンズに木綿の白いブラウスのあなたが颯爽と降り立つ。そんな姿を想像しただけで「カッコイイ―」
●『マツダ ロードスター』 家族が3人以上でも、セカンドカーとして夫婦や親子でドライブだけでなく、社交的な場所へ出向く際には、二人乗りのスポーツタイプは生活感を払拭してくれます。
マツダロードスター

<出典画像:『マツダロードスター』http://www.kenstyle.co.jp/aeroparts/img/main/main_263.jpg
ロードスター新車価格帯255万円~325万円、中古価格帯8万円~374万円(価格.com調べ) ●『ダイハツコペン』 軽でも立派なスポーツカーです。ボディもホイールも磨き上げて乗り付けましょう。パールホワイトはもちろん、リキッドシルバーのボディカラーもゴージャスに映ります。
ダイハツコペン

<出典画像:『ダイハツコペン』http://2.bp.blogspot.com/-oH5TPs8LHg8/U6Ub8yiUACI/AAAAAAAALjE/0DBVD77ma98/s1600/2015-diahatsu-copen-08.jpg
コペンローブ新車価格帯185万円~207万円、中古価格帯19万円~350万円(価格.com調べ) ●『ホンダS660』 こちらも軽のスポーツカーです。エンジンが車の中央にあるミッドシップで軽自動車初の6速MT車。ミッドシップはフェラーリなどのスーパーカーと同じ方式で、車の重心にエンジンがあるので、カーブ走行やブレーキ時に安定性があります。
ホンダS660

<出典画像:『ホンダS660』(http://image.motortrend.com/f/wot/american_honda_ceo_wants_s660_concept_in_us_2013_tokyo/61948054/honda-s660-concept-front-three-quarter-02.jpg
S660新車価格帯198万円~285万円、中古価格帯119万円~428万円(価格.com調べ)

可愛い中古車

あまり見かけなくなった中古車の中に、気品があって可愛い車があります。ネットで検索して可愛い中古車の車名が分かったら、最寄りの中古車販売店に依頼すれば、希望に近い車をオークションで探してもらえます(手数料はかかります)。

中古車ですから当然新車よりもメンテナンス費用がかかる場合もあります。しかし、それも愛着に変わり得ることで、クラシックカーを大切にするエレガントな主婦になれます。 ●『ニッサンフィガロ』 平成3年(1991年)に発売された車です。丸みを帯びたボディは落ち着いた雰囲気があり、フランスやイギリスの古き良き時代の欧州車を彷彿とさせます。年式は古くても、ピカピカのホイールを履かせたらカッコイイですね。
ニッサンフィガロ

 <出典画像:『ニッサンフィガロ』https://image.blog.livedoor.jp/isamuchan_com/imgs/e/4/e4059251.JPG
フィガロ中古車価格帯35万円~168万円(価格.com調べ)
●『VWカルマンギアクーペ』
カルマンギアクーペ

<出典画像:『VWカルマンギアクーペ』http://basecamp-vws.com/gu/phot/68_type3_karmann/001.jpg
私の一押しの車です。フォルクスワーゲン(VW)の車種には好きな形の車がいくつかあります。その中で一番好きな形がこのカルマンギアクーペです。中古車市場でも人気があって、価格帯も高めです。カルマンギアクーペ中古価格帯179万円~307万円(価格.com調べ)

ドイツ人のカルマンとイタリア人のギアがデザインしたカルマンギアは1955年7月に発表されました。1973年で(タイプ1の)生産は終了しています(タイプTCは1975年で生産終了)。量産車でメンテナンスもしやすく、社外部品も豊富に出回っているので、維持管理しやすい車です。完全にクラシックカーです。
●『VWビートルタイプ1』
VWビートル

 <出典画像:『VWビートルタイプ1』http://www.v-w.co.jp/forsale11/67t1_011611/67t1_011611_001.jpg
カルマンギアの次に好きなのがビートルタイプ1です。実に、戦前の1938年から2003年まで生産されたドイツの大衆車です。部品も大量に出回っているので、メンテナンスや維持は難しくありません。ビートルタイプ1の中古車価格帯78万円~129万円(価格.com調べ)

センスあるドレスアップとは?

車選びで生活から抜け出てスポーツタイプの車を選んだら、どうドレスアップするかです。あれこれ飾り立てたり、ノーマルの性能を低下させる改造ではなく、ノーマルのシンプルさを一層引き立てるための、1点豪華主義が良いと思います。

●掃除、洗車用品にこだわる

車のドレスアップの神髄は、室内の清潔さ、シンプルさと、外回りの汚れがないことです。ルーフの上、バンパー、泥除け、ホイール、タイヤまで常にピカピカにしておきます。出来れば、普段は見せることのないエンジンルームもピカピカにしておきます。これが最高のカッコよさです。

そのためにはハンディ掃除機、洗剤、ワックスなど最高の物を使います。車を複雑にして汚す物にではなく、車をシンプルにして清潔に輝かせる物にお金をかけます。そういうポリシーがカッコイイのです。

●ホイールにこだわる

ホイールは車の瞳です。「目は口ほどに物を言う」の諺の通り、ホイールの違いで車の表情だけでなく、高級感も変わります。ホイールにオーナーの車に対する愛情やポリシーが表れます。

ドレスアップを冒険するなら、ホイールです。ホイールだけは思いっきり派手にして構いません。インチアップだってチャレンジしても良いでしょう。ホイールにはお金をかける価値があります。

本当に乗りたい車を選んで、いつも頭の先からつま先まで磨き上げて、ホイールで自己主張をするのが、私が理想とする最高にカッコイイドレスアップです。人真似の改造より、メンテナンスを楽しむことの方が、車を愛するポリシーを感じます。