都会の道路を走るのに、高級感だけでは物足りず、野性的な雰囲気を味わいたい人のための車。サーフィンはしないけれど、日焼けサロンで代用した自然を感じているのが好きな人のように。

セダンにはまだ落ち着きたくないけれど、SUVだからと言って悪路を走りたいわけでもない。犬や猫の動画を見て可愛く思うけれど、目の前のペットに触れない潔癖症の人のように。

トヨタのSUVハリアーにはそんな印象があります。土足禁止のSUVです。

個人的には、ハイブリッドタイプよりもガソリン車でターボ、サンルーフ付きが好きです。エレガンスGRスポーツあたりでしょうか。休日に高原や海岸に沿った道路を、サンルーフをオープンしてゆったり走ったら気持ちよさそうです。決して悪路は走りません。

そんな高級SUVトヨタハリアーが、バック駐車するのに最低限必要な通路幅(道路幅)を調べてみました。 TOYOTA-ハリアー
<出典画像:『トヨタハリアーエレガンスGRスポーツ』https://picture1.goo-net.com/070/0705582/J/0705582A30190215W00604.jpg

トヨタハリアーの車体寸法

<出典動画『【新車新発売】存在感が半端ねえ!トヨタ ハリアー ELEGANCE “GR SPORT” 4WD 音楽あり 』YouTube>

項目寸法
全長4,725mm
全幅1,835mm
全高1,690mm
ホイールベース(前後の車軸の中心間の距離)2,660mm
トレッド(左右のタイヤの中心間の距離)1,570mm/1,570mm(F/R)
最小回転半径(最小回転した時の前輪外側タイヤの円軌道の半径)5.3m

全長に比べてホイールベース、最小回転半径が短いのが特徴です。このサイズの車では、かなりの小回りが期待できます。

同時に、フロントとリアのオーバーハング(車軸からバンパーまでの距離)が1m以上と大きいので、駐車時には接触しないようなハンドル操作が必要です。

TOYOTA-ハリアー1

バックで入る時の外側後方の角だけでなく、コンビニなどで前向き駐車して出る時のフロントの角が、隣の車と接触しないように十分注意しなければなりません。

トヨタハリアーがバック駐車するのに必要な通路幅

最小回転半径5.3mの円軌道を15度ずつ回転させてみます。

TOYOTA-ハリアー2

トヨタハリアーが、1回の直角バックをするためには、4,619mm以上の通路幅(道路幅)が必要だと分かりました。

このサイズの車で、バック駐車に必要な通路幅が5mを切るのは大変貴重です。前後のオーバーハングさえ注意すれば、とても小回りの利くSUVという印象です

そのための駐車開始位置は、駐車したいスペースの中心から3,779mmのところに後輪を置き、駐車スペースの入り口の水平ラインから1,534mm車体側面を離したところです。

運転席から見た開始位置の目安は、車体側面を駐車スペース入り口の水平ラインから約1.5m離し、駐車したいスペースの2つ先の駐車スペースの奥のラインの少し手前に運転席が来たところになります。

TOYOTA-ハリアー3

通路(道路)を左から入って来て、右側の駐車スペース(車庫)に入れる場合、直角バックでスタートするのでなくても、直角バックの途中の円軌道上に乗せる必要があります。

直角バックと一般的な車を傾ける駐車方法は、同じ円軌道を最初から(角度0度から)行うか、円軌道の途中で行うかの違いだけです。利用される円軌道はどちらも同じなのです。

通路(道路)の幅に余裕があれば45度以上に傾けられますが、今回のような限界の通路幅(道路幅)の場合には、45度以下の角度で円軌道に配置するしかありません。

狭い通路(道路)でバック駐車する場合には、自分の車が駐車したいスペースに対して、どの位置から直角バックをスタートすればよいのかを知っておくと良いのです。円軌道の途中に合わせるよりも、円軌道のスタート地点の方が合わせやすいからです。

駐車スペース入り口のコーナーを中心とした半径50㎝の円の範囲を「ピボットエリア」と呼んでいます。

ピボットエリアはバック駐車する際に、内側後輪を通過させればよい目安の目標とされています。

TOYOTA-ハリアー4

バック駐車で求められるのは、

  • 駐車スペースの中央に停めること。
  • 車体の向きを真っ直ぐにすること。

が求められます。

駐車スペースの中央に停めるには、中央に止まれる円軌道上を後輪が通過する必要があります。その軌道はピボットエリアの限られた範囲を通過します。ピボットエリアのどこでもでも良いという意識では、毎回中央に停めることは難しくなります。ピボットエリアの中でも、更に精度を上げる範囲を通過するようにします。その範囲が、ピボットエリアを4分割した時の4分の1の範囲です。

TOYOTA-ハリアー5

上図で言えば、ピボットエリアの右上の4分の1の範囲を通過させるように目指します。更に精度を上げるとすれば、8分の1の範囲がより正確に中央に停められる範囲と私は考えています。

ピボットエリア8分割